2011年 03月 27日 ( 2 )

 

報道悪。

あ、ちなみに。
私は今回USTのNHKのニュース配信にかじりついていたわけですが、
それが先日をもって正式に終了してしまい、何を見ればいいやらちょっとlostした気分です。
やっぱり日本での報道を見ていたいよー。家族と同じものを見てるんだ、と思いたい。

アメリカの報道番組を見ればいいじゃないか、と言われそうですが、
ちょっと報道に悪意を感じることが多々あるというか、
元々感情を乗せて喋る言語が英語なので、不安を必要以上に煽っている感じが否めないんですよね。見ると鬱々としてきたり、いらいらしてきたり、アナウンサーの大袈裟なイントネーションに合わせて、こっちの感情まで上げ下げしてしまう。
おいキミ、それをそんな風に言う必要はあるのかい、と突っ込みたくなったり。
…なんて思っていたら、こんな記事(↓)を発見しました。
米CNNやCBSの報道に嘘や問題があるという指摘。
そしてそれらの海外メディアの報道内容を監視するサイトが出てきた、というものです。
アメリカ内で報道内容を必要以上に大きく書きたてているケースも少なくないようです。
まぁ、元々大袈裟さが売りの、ドラマティックな人種なんですけどね、これは困ります。

http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110327/JCast_91410.html?_p=1

こういうのは報道悪とは言わないのかね。
アメリカだけでなく日本もだけど、こういうマスコミの人たちは、
一体どういうプライドを持って仕事をしてるんだろう。
きっと一生理解できないだろうし、しなくていいけど。
情報って、発信する側と受信する側があって初めて成り立つものだから、
こういうのにコロっと流される大衆も、愚かだとは思うし、
同罪という人もいるかもしれない。でもさ、大衆が情報を正しく受信できない、というのと、
こういった過剰報道・嘘報道を発信するということでは問題の根底が違う。
悪意が違うよ。発信する側には悪意がこもってる。


とあるアメリカ人の知人から、震災後メッセージが来まして。
私の家族や友人を非常に心配していてくれる旨と、
そして、“家族たちにすぐ東京を離れるよう伝えてくれ”という進言まで添えて。

(↑)こういう過剰報道をばかり連日見ていたら、
“アメリカにも放射能がくるー怖いー”と騒ぐ人が出てくるのもまぁ納得といえば納得ですし、
彼の“今すぐ東京を離れろ”というメッセージも意図は分かるのですが、
どんなに自分が“現状を理解している”という確信があったとしても、
私の家族の行動を貴方に決められたくは無い、
と、読んだ直後は正直怒り以外の感情は沸きませんでした。
私ですら、自分の家族にああしろこうしろ言うつもりはありません。
彼らの判断を信じ、尊重します。
“心配してくれるのは有難いが、立場をわきまえろ!故郷を捨てて逃げろ、という言葉の意味や重さをお前は理解しているのか!”と怒りのメッセージを返しそうになって、
いやいや、これはいかんな、と思いとどまりました。

情報をしっかり取捨選択すること。
そして何を選んでも、それに他人を巻き込まないこと。
どんな災害時でも混乱時でも、これだけは最低限のモラル。

それを改めて自分に言い聞かせ、
この情報は私に必要ない、とメールを静かに消去しました。
私の感情にあなたを直接巻き込まないために、返信はしないけれど、
その分、その人との連絡手段ももう絶たせていただきました。

風評被害が、一番迷惑!
私たちも賢い目と耳を持って、与えられた情報を判断してきましょう。
世の中、つくづく色んな人がいるもんだ、という勉強にはなっているけどね。

ちなみに、下は、後にAERA編集部が謝罪を出すことになった宙吊り広告。
話題になったのでご存知の方も多いかも知れませんが。
私もこれ見て、あまりに腹立ったのでAERAに直接抗議のメール送りました。
b0112009_9445130.jpg
「恐怖心を煽る意図はなく、福島第一原発の事故の深刻さを伝える意図で写真や見出しを掲載しました」という謝罪コメントですが、滑稽ですね。
これを報道悪と呼ばずして何と呼ぶ。日本の恥。
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  by supersy | 2011-03-27 19:00 | Comments(7)

日常と非日常。

去年、就活してた時期にこの震災が起こっていたら、完全帰国していただろうな…
などと無駄なことを色々考えてます。イマイチ元気出ないっすね。

震災以来、我こそが正義!これをするのが正義!と、
剣を振りかざす人がインターネット上で多くて疲れます。
終いにはその剣で周りを攻撃する人もいたりする。
これをしないなんて信じられない、あなたは非国民だ、くらいの勢いで。
そういうのって、気にしないでおこうと思っても、
こっちも弱っていたりすると神経削られちゃうもんで。
それが知り合いだったりした場合、
黙って距離を置くしかないんだな、ということを今回学びました。
日本国民、誰もが復興に向けて色々考えてる。
それぞれの答えがある。人の数だけ正解がある。
でも、それが“自分の正解”と一致しないからと他人を中傷するのは、
何をどう考えてみても間違い。いまは、手を取り合うべきときなのにさ。

乱立する募金を見ながら、それに便乗するのも何か違う気がして、
私には何が出来るのだろうと、じっとずっと考えていました。
今回、自分に課した言葉は、“続ける”。
敢えて動かない、待つ勇気もあると思った。想いを暖めて、今はチカラを溜めておきます。
復興に続く道を歩んでいく、ということは、スプリントでなく、マラソン。
続けることが何より大事。
今、第一線でスプリントで全力疾走してくれている方々には感謝。
でもそれを引き継ぐ人たちがこれから必ず必要になってくる。
それに私がなればいい。
b0112009_8344470.jpg

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しかし悲しいかな、現実は。仕事は山積み。落ち込んでいる暇もないのです。
特に先週はmid-termの学生たちの成績を全て学校側に提出しなければいけなかったので、ここまでの提出物等の採点に追われていました。上司のMaryと、“提出期限今日の3時だよね、あと3時間ある…大丈夫何とか終わりそう!”などとバタバタ励ましあいながら何とか乗り越えました。ひっくりかえるかと思った。

女子バスケのトレーニングも、先週からまた再開。
授業に練習に、忙しい毎日に逆戻りです。短かったな、ポストシーズンオフ。
でも、動いていると無駄なことを考えずに済む。
朝7時から夜7時まで、毎日あっという間に過ぎていきます。


さて。
話はまったく変わりますが。

どうやら学生たちに、私は賢いと思われているらしい。
最近それが可笑しくて仕方ないのであります。

授業中なんかに、“こりゃ、これはこの前にも話したでしょーが”なんて言ってると、
Syは頭が良いからさー、ぶつぶつ、などと言い訳しよる。
“…私はかなりの間抜けですよ。間抜けでも分かるんだから単純にみんなの努力が足らん”
とはっきり言ってやりましたわ。ふん。

めっちゃ我侭典型的末っ子の私が“頭良い”と言われる教師になっているだなんて、
幼馴染たちが聞いたら大笑いするだろうな。それぐらい似合ってない。

“Syぃぃぃ。肩甲骨の動きって何だっけ、Elevationと、Depressionと、Retractionと…あとひとつ”
“そこまで覚えてて何故これが出てこない、Protractionでしょ”
“おぉ、そうだった!だからSyは歩く辞書なんだよな”
こりゃ。人を辞書代わりに使うな。くそう、自分で調べさせればよかった。

同僚にまで、“こういう選手にこういう治療はありかな?”とか度々聞かれてます。
ああかもしれない、これもあるんではないかと色々話して、
“ありがと、SyはModalityのエキスパートだから…”と去り際に言われてびっくり。
えぇぇぇっていうか授業受け持っているだけで実は苦手分野です。すいません。。。
モドキです、モドキ。

最近ヘッドにも色々と相談される。
こういう症状の選手がいるんだけど、こういう処置で合ってるかな…だったり、
この教科書のここの書き方が分かりにくいんだけど…、と解説を求められたり。
ふたりでふぬふぬ教科書とにらめっこして、
“えぇ、この書き方はぶっちゃけ間違ってるんじゃないすかね…”
“そうだよねぇ、俺もなんかここごちゃごちゃだなぁって思ったの” なんてわいわいやってます。

個人的に、同僚や上司とあーでもないこーでもないと建設的議論ができるのは楽しくて仕方ない。
私、あの時間大好き。
高校でHead Athletic Trainerとして働いているときは、同じ目線で相談し合える人が
現場にいなかったから、悩んででも自分で決断するしかなかった。
あれはなかなかに孤独だったのだ。

でも、そういう中で仕事仲間から“頼りにされる”というのはなかなか新しい感覚。
こそばいがうれしい。良く考えたら私もぼちぼち新米から中堅に移るべき年齢なのか。
オフィスにはひっきりなしに生徒や同僚、選手や上司が現れて、
一言二言の相談事だったり、小一時間話し込んでしまったり、
お陰でやるべき仕事はなかなか進まなかったりするんだけれど(苦笑)、
Syの意見を聞きたいんだけど…なんて言われると背筋が伸びる。
曲がりなりにも頼られてるんだから、勉強は怠れないね。
まだまだ知らないことだらけ。お恥ずかしい。もっとがんばろうっと。

そんなわけで、いつもどおり流れていくわいわいとした日常と、
ニュースをつけるたびに目の当たりにする、日本で巻き起こっている非日常。
なんか上手くバランスが取れずにいます。
でもいい加減覚悟を決めないとね。
まずは、自分の最高のクオリティーの仕事を、毎日deliverするよ。
それが私の今の信念。笑われてもいい、これが日本の復興に繋がるんだと信じてる。
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  by supersy | 2011-03-27 18:00 | Athletic Training | Comments(0)

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