お絵かきとMotion Analysis。
私信になりますが。とりあえずDr. Borsaに答えてもらったところによれば、piaもdura, arachnoid同様、やっぱりspinal cordの終わりまでカバーしているそうです。Borsa曰く、Spinal cordが終わってCauda equinaになるところで終わりだよ、レベルでいうとT-12くらい。だそうです。これが厳密に言ってL1なのかT12なのかは個人差もありそうですが、Meningesのオワリの定義はやっぱりSpinal cordの終わるところなのかなと理解していました…賀屋先生のコメントを読むまでは。そうだここにもいたー、解剖マニア!賀屋先生!Piaがligamentになってるんですか?知らなかった!それをまだpiaと見るかもはやpiaではないものと見るかでも理解が変わってきそうですね…。あぁますます混乱してきています(笑)。
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さて、月曜火曜と連続でFinalがあったので週末はがっつり勉強をしておりました。
大学院に入ってからは、長時間ぶっ続けで勉強するというよりも、空き時間を見つけてちょこちょこ勉強するというスタイルになっていたので、久しぶりにこうして猛勉強すると頭痛がする…。
月曜日のテストは解剖で、特に気合を入れて時間をかけて勉強していました。
もうこれは私の習性と言うかクセというか、気合を入れて勉強しだすと止まらなくなるんですよね。他の授業中だろうがなんだろうがとにかくその科目の勉強をしたくてしょうがない。
でそんな熱心さが高じて、別の授業中に退屈だったので描いていた絵がコレ。
どっちかですが、私が何でもとにかく絵を描くのには理由があります。
ヒトにはそれぞれに合った勉強のタイプがあるといいますが、私は完全にVisualタイプなんです。
アメリカではよく耳にする話題なんですが(個人的に日本にいるときには聞いたことがなかったのでそう思うだけかも知れませんが)、ヒトには主に3種類のLearning styleがあって、visual, auditory, kinestheticに分けられるそうなんです。噛み砕いて言えば、見て覚えるヒト、聞いて覚えるヒト、実際に自分の体を使ってみて動いて覚えるヒト、の3つです。私は何事もvisualizeしないと入ってこないので、特に解剖の授業ともなれば実物を見て、そしてその後は絵を描きまくって覚えます。Visualizeと言っても教科書を見てるだけじゃダメで、やっぱ自分の手で描かないとお互いの位置関係とかtissueのtextureとかがしっかり入ってこないんですよね。Cranial nerveの絵とかBrachial plexusの絵なんかもう20回は描いてきてるんじゃないかな…。
この解剖のテスト問題のひとつに関して気になったことを調べていたらなかなか面白い発見ができたので、これについては後日またまとめたいと思います。
今日は今日でOrthoのテストがあったのですが、
その中で、Prehabに関するBiomechanics Evaluationも範囲になっていました。
これに関しては専門家さんが2回に渡って講義をしてくれたあと、
次の授業では私たちGAがそれぞれFLGのBiomechanics labに行って、
マーカーを実際に装着してBiomechanics ayalysisをする、ということをやってみたのです。
クラス全体を4つのグループに分け、それじゃあ各グループひとりモデルを出して、
と、Dr. Doverが言うので、是非体験してみたくて私をモデルにやってもらうことにしました。
マーカー(←)と呼ばれる電球のような形をした丸いモノを、他のメンバーに体中至る所にテープでくっつけてもらい、準備完了。ちょっとうろ覚えですが、AC joint, Greater trochanter, Lateral femoral epicondyle, lateral mareollus, calcaneous, head of 5th metatarsalがランドマークだったような気がします。今回は下半身のexerciseのみだったのですが、もちろん肩をターゲットにしたような運動をanalysisするときは肘や手首にもくっつけます。
うーん、カラダ中にまるまるがいっぱい。
このマーカーの他に、Force plateと呼ばれるスペシャルな器具もこの施設には装備されていて、このPlate、床にはめ込まれているんですけど、そのプレートの上に誰かが立ったりしてチカラが加わると、それがどのくらいの大きさでどこを向いていて、ということを一瞬で分析できるようになっているんですね。
これらを全て組み合わせた結果、カーテンで囲まれた真っ白の床が張られている、
“Motion analysis area”に立つと、コンピューター上でヒトはこんな風に見えます。
この写真は私たちが実際に行なったものではないのでマーカーのついているランドマークポイントは多少異なりますが、イメージとしてはまさにこんな感じ。こんな風にマーカーは点として、カラダのラインはマーカー間を繋げた線で表され、棒人間のようになって見えるわけです。
床が灰色になっている部分がForce plateのあるところで、ちょっと見えにくいんですけれども赤い矢印が床から上に向かって伸びているのが見えますか?これがまさに、どの方向にどれくらいのチカラが掛かっているかをベクトルのように表しているのです。
motionをdetectするカメラは部屋の至る所に配置されているので、コンピューターで
このexerciseをviewするときにはマトリックスのようにくるくる角度を変えながら再生できます。
うわぁぁぁ、出たぞ技術の最先端!!!でもないのかもしれないけど!
…。
で。
今日あったテストでは、まさにボクらのこの写真がテストに出され、
“これはクラスメートのひとりがoverhead squatをしているところです。
trunk, knee, ankleのinitiation, terminationの角度はそれぞれ表の通りです。
このヒトの各関節の角度はnormalかabnormalか、Biomechanics的問題は何か、
それに関係し得る改善すべき問題は何なのかを書きなさい”
みたいな問題になっていました。
こういう問題は結構好きなのでわいわい解いていたのですが、Heel tapの問題になって、むむ、結構kneeをvalgusにしちゃうヒトが多いのにコイツはむしろvarusになってるなぁ。forceも真っ直ぐブレずに上に伸びてる。ちょっと足がexternal rotationしててtrunkが前にleanしているからsoleusが硬いのとlimited DFがあるようだけど、それ以外は特に問題ないじゃないか、誰だろコレ、やるなぁ、…とか思いながらせっせと文章を書いていたんですよ。
そして提出するときになってDr. Doverが、“あのHeel tapの写真はSyの写真だよ”とこっそり教えてくれたので、あ、そうなんですか!とびっくり。特に女の子はvalgusになりやすいのに、いいフォームだねぇというので、あーざまーすとお礼を言っておきました。いやいや、自分がテスト問題になる日が来るとは思わなかった。そして良かった、恥ずかしいフォームじゃなくて(笑)。
by supersy | 2008-04-22 23:59 | Athletic Training