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in Nashville, TN。

今シーズン初の遠征でTennessee州はNashvilleに来ています。5日間の遠征なのでmedical kitもパンパンに詰めてきました。さてどうなるやら。
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対戦校での夜遅い練習を終えて、ホテルに帰ってきたところです。

気づけば11月も半ばを過ぎましたね。バスケのシーズンもいよいよ始まり、秋学期も終盤に差し掛かってきています。すんげく忙しい。今日やろうと思っていた仕事を全て終えられず帰宅する日々が続いています。
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ついこの間になりますが、AT Program Admission Interview(ATプログラム選考面接)がありました。応募者数が過去最高ということもあり、2日に分けて、計10時間ほどの時間を費やしてのプロセスとなりました。今年面接をしたのは35人、プログラムに入れるのは10~15人、選考は一年に一度だけ。なかなかの倍率になりそうです。Clinical Education Coordinatorの立場としては非常に嬉しい悲鳴です。
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35人もと面接すると、こちらも色々見えてくるもんで。
面接をしてみて、思いついたことを適当に書き連ねてみます。

1.見た目は大事。
 ATというのは、高校生から大学生、プロの選手から若いコーチ、年配のコーチ、
 同僚、上司、Athletic Deptのお偉い事務職さん方まで、幅広い人達を相手に
 仕事をする職業です。どのビジネスでもそうですが、特に面接時には
 you must appeal to the most conservative group of people(最も保守的なタイプの人たち
 でも首を縦に振るような人間であれ). 服装・アクセサリーはシンプルに、さっぱりと、
 プロフェッショナルに。冒険はしないほうが懸命です。
 アメリカだとタトゥーなんかも一般的ですが、考えものですね。

 格好だけではありません。立ち振舞いもです。
 忙しなく椅子をくるくる左右に動かす子、手を動かし続ける子、視線が常に下な子、
 笑顔を一度も見せず、険しいような、悲しいような顔をしている子…
 「尋問しているわけじゃないのにな」と私達が罪悪感さえ感じる緊張しまくりな
 応募者もいる中、たった5分10分の面接でもその場の空気を完全に自分のものに
 してしまい、面接官に「この子と話すのは楽しかった」と感じさせる子たちもいます。
 私はこの学びの場にポジティブなエネルギーを持ち込める子、
 そして人としての一貫性がある学生を非常に高く評価します。
 どんな環境でも自分を保てるというのは素晴らしい要素のひとつです。


2.I have NO SOCIAL LIFE!!!と断言するのって、どうなのかな?
 私は友達と遊びません!運動する時間も割いて勉強してます!
 起きてから寝るまでずっと勉強!時間があれば勉強!と胸を張って声高らかに言う子が
 少なくありません。本人たちはやる気をアピールしているつもりなのでしょうけれど…。
 それが本当かどうかはともかく(私も学生時代はそんな生活だったけど)、選考する側から
 してみれば、「今からそんなペースで保つのかな?」というのが正直なところです。

 Crècheですが、”This is a marathon, not a sprint (短距離走ではなくマラソン)”
 なんですよね。だからこそ、保てるペースで走っている学生のほうが現実的に見えます。
 楽しくてしょうがないからついつい気がつけば本を開いてしまう、という言い方ならば
 別ですが、これだけのことを犠牲にしてやっているんです!というアピールの仕方は
 少し違和感を覚えます。面接した一人に優秀なGPAを保ちつつ、
 ”I am proud to say I enjoy my social life, too”と言った子がいました。
 人生のバランスをうまく取っているこういう子の方が、伸び幅があるかなと思いますね。


3.質問は、しよう!
 最後に何か質問はありますか?と聞かれて、ありませんというのは
 何ともスカされた気分になります。自分が興味があることなのですから、
 せっかくの機会を活かして普段は聞けない突っ込んだことを聞いてみてもいいと思います。
 ATになって苦労していることって何ですか?とか、プロとして活躍されている皆さんが
 今興味を持たれ、勉強していることってどういうことなんですか?とか、
 良い質問を幾つか聞かれました。私が学生なら、「このプログラムの良い所、
 改善すべきところはどのように認識してらっしゃいますか?」とか、「このプログラムの
 レベルアップを図るために達成すべき次なる目標とはなんですか?」聞いてみたいです。
 Here’s what I can offer to the program, and what can the program offer to me?
 というのは、フェアな質問ですよね。

色々書いたけど、齢18歳くらいの高校出たばかりの子たちがスーツ着込んで、背伸びして、一生懸命お話しているのを見るのは微笑ましいものでした。応募者の中には私よりも年齢が上の、second career としてATを勉強し直したいと考えていてくれる学生もいたりで(ここらへんは、ホント、ビバ・アメリカ!)、彼ら・彼女らの将来が楽しみです。誰がプログラム入学に合格するのかという最終的な決断は今学期が終わり、全ての成績が出てからですが、お互いが向上するに相応しいパートナーとなる学生を迎え入れられたらと願っています。

  by supersy | 2013-11-18 21:30 | Athletic Training

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