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日本滞在記録3: 会津若松旅行。

いつも「帰国したよー」と連絡すると決まって「旅行行こう!!!!」と言う友人がいるのですが、学生時代はお金もなかったので私も決まって「無理っ!」と返していました。今回もいつものお約束のやりとりをして(懲りない)、反射的に「無理っ!」と言いかけてふと思ったのですが、そういえばもう大人になったのでお金もないわけじゃないし、今回の帰国はいつもより長いので時間もある。しかもよく考えたら、この幼稚園以来の友人たちと旅行に行ったことは一度も無い。初めて「行こうか?」と返事をして、行ってきましたよ会津若松旅行!私の儚く短い夏休みでしたよ!楽しかった!

●一日目: 御薬園→鶴ヶ城→七日町
郡山って、東京から新幹線で一時間半で着いちゃうんですね!そこから会津若松駅へ移動して、最初に向かったのは御薬園(おやくえん)という日本庭園。
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このお庭は昔、会津藩の藩主が領民を疫病から守るため薬草を植えて薬草園として使ったことからその名前がついています。入園料は大人320円なのですが、700円でお抹茶・胡麻羊羹付きの「抹茶席」に出来るというのでそれにしてみました。静かなお庭でお抹茶を嗜む…いいですね!

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その次は目と鼻の先の鶴ヶ城へ。戊辰戦争で新政府軍と会津藩が闘い、追い詰められた会津藩が一ヶ月に渡って籠城しましたが、新政府・薩摩の度重なる攻撃にも耐えた不落の城として有名です。尤も当時の城は新政府勝利後に闘いでの損傷も激しかったため取り壊されたのですが、昭和に再建されて今に至ります。天守閣の展示はなかなか密度が濃くて、じっくり2時間くらいかけて見てしまいました。


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その後は七日町という大正浪漫漂うレトロなお店の立ち並ぶ通りへ。野口英世が手の手術を受けた会陽医院の跡地に建つ、「會津壱番館」という喫茶店で珈琲を頂きました。店内の雰囲気は落ち着いていて時間の流れをゆっくりに感じるのに、年季の入った見慣れないインテリアについついワクワクしてしまう、不思議な空間でもあります。野口英世コーヒーカップも可愛らしい。

●二日目: 大内宿→塔のへつり
次の日は茅葺き屋根の民家が立ち並ぶ、大内宿(おおうちじゅく)へ!江戸時代に出来た宿場で、参勤交代時などに藩主が泊まる重要な駅として栄えた所です。今でもおみやげ屋、お茶屋にお蕎麦屋さんの立ち並ぶ(会津は水が綺麗だからお蕎麦屋さんがとても多いです!)、活気のある通りです。風に揺れるかき氷の旗や、坂を流れる冷水でキンキンに冷やされてるラムネもいい!お店の人たちも気さくで、いっぱい話し込んじゃいました。四季がとてもキレイで、春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色ととてもキレイだそうですよ。また見に来たいなぁー。
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次に向かったのは塔のへつり。百万年(!)という長い歳月が作り上げた侵食と風化の絶景・自然のアート!ちなみに「へつり」というのはこの地方の方言で「危険で険しい崖」という意味なんだそうだ。200mに渡ってこういう変わった形の岩が並んでいるんですよ。ちなみにね、この橋(↓)…かなり揺れるんですよ…私は揺らさず静かに行きたかったのにね…いい年のおじさんたちがわざわざ揺らすんですよ…ジャンプして…やめて…。
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その後は電車で宿泊する芦ノ牧温泉へ向かおうと、最寄りの「塔のへつり駅」という単線の無人駅へ。ここがまた味があるというか、迫力があるというか。ちなみに本数はオニのように少ないので、乗り遅れたら大変!余裕を持って駅へ着いて、どんなレトロな電車が来るのかとワクワク待っていたら、来たのは意外にも派手なピンクの電車だったんですけどね(笑)。
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●三日目: 五色沼
最終日のこの日は、五色沼(ごしきぬま)へ!
その昔、磐梯山(ばんだいさん)が水蒸気爆発して山が崩れ川の流れをせき止め、大小幾十もの湖や沼が出来たそうな。その一角である五色沼周辺は『五色沼自然探勝路』という3.6km、所要時間訳1時間半弱のトレッキングコースになっていて、名前の通り、様々な色の沼が見られます。まず、目に飛び込んでくるのは大きな大きな毘沙門沼!貸しボートもあって、この沼(というか、これは湖に近いかと思うのですが)を散策することもできます。毘沙門沼ナメの磐梯山もキレイ。
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ちなみに道は岩場や木の根で厳しいところもあるので、それなりの靴で来たほうがいいかも。トレッキングシューズ必須、というよりは、汚れてもいいくらいのスニーカーがいいかな、という感じ。ちなみに私は知らなかったのですが、熊が出ることもあるらしくて、案内には熊鈴を持ってのトレッキング推奨とのことでした。
すれ違った数組はチリンチリンと音を鳴らしながら歩いていました。
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写真左上は赤沼(↑)、下はみどろ沼(↑)。赤沼では周囲の草木が赤い鉄錆色に染まっていて、未泥沼は茶色、黄緑とエメラルドグリーンが複雑に重なり合っています。るり沼、青沼と弁天沼(↓)もキレイ!磐梯山火口にある酸性の水源と、五色沼付近で湧き出すアルカリ性の水が混ざって化学反応によってこういう色が出るらしいのですが、いやいや、まるで神様がパレットで絵の具まぜまぜして色遊びを楽しんでいるようですね。異国の海に来たような鮮やかさ。
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そんなわけで2日3日の夏休みも終わって、熊谷に戻ってまいりました。旅行中全く勉強をしなかったのでそろそろ気合入れて頑張らねば。今週末にはREACHさんのワークショップもありますしその準備もね。こちらも日程迫ってますので興味のある方は是非ー。

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  by supersy | 2015-06-30 23:59 | Fun | Comments(0)

ごろごろ骨折関係文献まとめ。

ちょっと前に読んで面白いと思った文献、忘れないように書き留めておきます。
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疲労骨折は診断も難しいですが、「競技復帰までどれくらいかかる?」というRTP estimationを出すのもなかなか難しい。じわじわ起こった骨折は、得てして回復にも時間がかかるものだったりするからです。この文献では、治りに時間のかかる、肝を据えて治療すべき厄介な疲労骨折と、比較的早く治るものとをどう見極める?という方法について論じています。

この研究では、疲労骨折と診断された、様々なスポーツに参加する大学・オリンピック・プロレベルのアスリート(陸上、長距離、ハンドボール、サッカー、水泳etc)52人をretrospectiveに調査。で、RTP estimateの診断に使われたのは下の2つの基準。
 1. 診断時に撮られた画像診断 - MRIかBone Scan
  その結果により、high-gradelow-gradeの疲労骨折に分類。
  MRIの場合:
   low-grade: STIRか、T2-weightedの画像にbone marrow edemaが確認できる
   high-grade: Fx lineの有無に関わらずT1とT2の両方でbone edema edemaが
          確認できる
  Bone Scanの場合:
   low-grade: 健側と比較して、irregular uptakeか、ぼんやりとした輪郭の
   increased activityが確認できる
   high-grade: くっきりとした輪郭のincreased activity(局所的で紡錘形を
   していることが多い)が確認できる
    
 2. 骨折箇所
  ひいてはその部位にかかりやすいストレスの種類と血流の量による分類(↓)。
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…で、結果なんですけど、2のみだと良いhigh-riskのほうが復帰まで長くかかるというトレンドはあったものの (平均132 days vs 119 days)、その差は統計学的に重要ではない、故にpredictorとしては使えない(p = 0.19)。んで、1のみだとhigh-gradeのほうが復帰までハッキリと長くかかり (平均143 days vs 95 days)、その差は統計学的に重要であった (p = 0.01) とのこと。

しかし!一番面白い発見は、このふたつを合わせた場合にあります。
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上の表にあるように、Low-risk, Low-gradeの場合は他の3つの場合に比べて明確にRTPまでにかかる時間が短い(半分以下、p <0.02)ということが分かります。どうせ画像診断をするなら、それを単独で使って判断するよりも、追加料金も時間もかからない、もうひとつの「骨折箇所」という情報を追加して、ふたつのcriteriaを併用して判断する価値は充分にあるのでは?という内容でした。


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2つ目はアスリートに起こったProximal 5th metatarsal (MT) fracture = 第5中足骨近位骨折には、どんな手術が良いのか?という論文。NBA選手のKevin Durantもこの怪我からの復帰に時間かかっていますよね…。骨折受傷したのが2014年10月で、6-8週で復帰する予定が2015年3月に『3度目の手術をするので2014-2015シーズンは絶望です』と発表がありましたから。
この箇所の骨折は、一つ前の論文でも『high-risk』に分類される部位であるように、血流に限りがあり、治癒が思うように望めないという厄介な点があります。下の図にもあるように、近位1.5cmあたりなんですよね、丁度metaphyseal/diaphyseal junctionのあたり。下写真左の赤い部分。血流が悪いんです。
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なので、若い子だったりすると血の巡りが良いので「自然治癒しましょうか」と様子を見ることもあるのですが、オトナだと回復がイマイチ望めそうもない = 手術になってしまうケースが多いです。
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じゃあ手術って何をするの?と言いますと、これは『可能な限りぶっといスクリューをざっくりねじ込む』なんです。骨髄にスクリューをがっつり入れて固定と治癒を促し、6-8週間後には競技復帰…みたいなタイムラインが一般的です(だから、Kevin Durantの最初の『6-8週間で復帰』も、このあたりから来ていたのではないかと)。

しかし!この手術をしても骨折部が思うように結合しない・少しの力で再骨折してしまった、という失敗例もまだまだ多いわけで。手術の失敗率は40%なんて言われることもあります。Kevin Durantも恐らくそうだったのでしょう。なので、この論文では、『スクリューにbone graftを足したら成功率は上がるのか?』ということを検証しています。結果、15人の第5中足骨折患者全員が競技復帰に成功 ― 時間軸的には、平均で8.4週間後に骨折箇所の結合・完治が確認され、8.8週目にランニング開始、12.1週目には完全競技復帰、という感じでした。詳しい内訳は下のテーブルをどうぞ(↓)。
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Complicationのレポートは3件あって、そのうち2件はスクリューによる新たな疲労骨折。このうちの一件は自覚症状がなく、特に治療することもなく自然治癒し、もう一件は再手術をしてもう少しサイズの小さいスクリューに入れ替え、そこから8週間で競技復帰。最後の一件はスクリューの位置を決めるpre-drillingという作業中に起きた熱で皮膚が火傷→壊死してしまったケース。これがあってから手術を受けた患者には、「皮膚を冷やす」という工程を加えた結果、同じような壊死は誰一人として起こらなかったようなので、よほどレアなのか、もしくは皮膚を冷やすことにだけ気をつけていれば避けられるcomplicationなのか…。

この論文の著者は、スクリューのみの手術の40%という高い失敗率に比べて、この方法はかなり優秀であるとし、『全ての近位第5中足骨折は(acute/chronicに関わらず)bone graft + screwすべきだ』と結論付けています。全体的に競技復帰にかかる時間は3ヶ月と決して短くありませんが、一度手術をして2ヶ月待って、失敗と判断してもう一回手術してそこからまた2ヶ月…とぐるぐる回ってしまうよりは、最初からより確実なこの手術を選択することもアリかと。フムフム。面白いですね。

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最後はこれです!Knee OAについての論文。OAは実はそんなに詳しくないので(現役選手にはそこまで起こらないタイプの怪我なので)、この論文は大いに勉強になりました。ちなみにこれを書いたのはうちの教授です。文章がとても美しいので皆さんにも読んでほしー。
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私Histologyが苦手なのでこの図解(↑)は助かりました!関節軟骨には大きくわけて4つの層があり、上から
 1. Superficial (Tangential) Zone - parallelに並んでおりshear forceに強い、metabolically inactive
 2. Transitional Zone - randomでひとつひとつのfiberが大きい。metabolically active
 3. Deep Zone - vertical orientationでfiberがもっと大きい。
  水分は少なく、compression forceに強い。
 4. Calcified Zone
…という風になっています。また、3と4の層を分けるtidemark(石灰化前線)を境に、そこから下の組織は血流が有り、それを通して栄養を受け取れる一方、それより上の組織は血流が無いため、栄養のsynovial fluidのdiffusionに頼らなければならなくなります。

Articular cartilageはbiphasic materialと呼ばれ、solidsとfluidsが混在する特殊な組織です。しかし、大きな力が急激にかかるとfluidsがそれに対処しきれず、solids = collagenがそのストレスを一手に引き受けねばならなくなります。ゆっくり力がかかれば組織のviscoelasticityさを存分に使い、上手いこと変形しながらぐんにょりと力を逃がすことができるんですけどね。急な着地などのストレスでがりっと軟骨組織の損傷を起こしやすいのはこのためです。急(rapid)なストレスには弱いのです。

OAの遺伝的要因は50%と言われていますが、他にも年齢、性別、職業、BMI、怪我歴やライフスタイル等も危険因子と考えられており、それらの改善が症状の改善に繋がるという見方が一般的です。例えば、私が今回この論文から学んだのが、長時間立ったままの状態(static loadng)だと軟骨にじわじわとかかる負荷により、組織が押しつぶされて水分を失い、creepと呼ばれる変形・損傷を起こしてしまう。逆に、理想的なのはloading/unloadingを繰り替えすdymanic loading。分かりやすい例で言うと、歩行ですかね。Dr. Loriはこれ(dynamic loading)を「栄養の循環に欠かせないもの」とし、「関節の呼吸」と表現しています。つまり、関節が『動く』ことによってこそ関節液の栄養が軟骨組織に行き渡るのだ、と。逆に、「突っ立ったまま」は「関節が息を止めている状態」なんだそう。関節軟骨には悪、なのです。なので、リハビリはもちろん、日常生活でもstatic loadは避け、loading/unloadingを繰り返すよう心がけるといいということですね。長時間経っているような職業の人(例えば警備員さんとか)は、勤務中その場で足踏みをしてみるだけでも一日の終りの膝の痛み、そして長期的な進行の程度が違うのかしら、なんて私は思いました。

リハビリだと、あとー、、、患者の軟骨損傷の層によってshearかcompressive、耐えられるloadの種類が変わってくるので、それに応じて運動の種類を選ぶ、ということ(例えば、superficial zoneが損傷している場合、shearよりもcompressionのほうが耐えられる)。SL balanceなどをする際は、一回のバランス時間は短めに→creepを起こさせないように、そして左右の足を交互にやると良し。走る場合は、着地時(foot strike)にきちんと膝を曲げるように指導すること(膝の屈曲角度が充分でないと、前述したような『急』で『過度』なcollagenに負担のかかるloadingになってしまう)。ここらへんが非常に勉強になりました。

ちょっと雑なまとめですが、他の宿題もやらなきゃいけないのでまたー!

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  by supersy | 2015-06-25 21:00 | Athletic Training | Comments(0)

日本滞在記録2: EBP講習とラグビー観戦。

●EBP講習 6月17・21日
ここで以前に告知したイベントですが、
大先輩・高橋さんの経営するGuardians Athletic Training & Therapyさんの主催で、
EBP講習を開催させて頂きました。
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17日は大きめの会場で30人(上写真)、21日は高橋さんのクリニックをお借りして10人でこじんまりと(下写真)。
高橋さんとは「(何人集まるかわからないから)小さくやりましょか…」なんて言ってましたが、フタを開けてれば埼玉・千葉・横浜・群馬に神戸・名古屋と遠方からも沢山の方に起こしいただけて感謝感激です。Evidence-Basedを学びたいという需要に対してまだまだ供給が追い付いていない現状があること、そして、平日夜でも日曜の朝でもこれだけの方が学びの場に参加するアタリマエの勤勉さが日本にはあることを実感しました。ご参加いただいた方、本当にありがとうございました!私も日本での講習が初めてでしたので、どういった講習のスタイルが受け入れられるのか、受講者にとって学びやすいのかまだまだ試行錯誤ですが、「エビデンスに対するコンプレックスが消えた」「これから楽しく論文が読めそう」と言って頂けたのはとってもとっても嬉しかったです。エビデンスはトモダチ!怖くないよ!(キャプテン翼口調で)

アドバンストのEBP講習や、診断だけでなく治療・予防医学のエビデンスについても学びたい、という声を多く頂いたので、12月に今回の講習+別のトピックで何か3時間、合計6時間のEBP講習をしようかな…なんて話しています。希望する方は一気に6時間参加してもいいし、今回参加された方は、後半の3時間のみの参加もできるような形態をとるとか…。
どんな内容がいいかな。時間はあるのでちょっと構想を練ってみますね。

あっ、以前も書きましたが、REACH主催の講習はまだまだ参加受付しております!約2週間後の開催ですので、興味のある方は是非!秋葉原でお会いしましょう!
 7月4日(土) 10:45am-18:15pm (昼食各自12:45pm-2pm)
   5日(日) 10:15am-17:45pm (昼食各自12:15pm-13:30pm)
  *2日間構成の講習ですが、一日のみの参加も可能です
講師: 重森 宝, 吉部 紳介, 伊佐 和敏, 阿部さゆり
BOC CEU: 1日参加で6 CEUs, 両日参加で12 CEUs *EBPではなく通常CEUになります
詳細・申し込みはこちらから: 株式会社REACH

私は4日と5日にそれぞれ別トピックで2時間お話させて頂きます。今回のEBPとは全く趣向の違う、実技も交えた「明日から現場で使える治療テクニック」という観点でわいわいやろうと思っております。他の講師の方も様々なトピックで講演予定で、私は皆様のお話を聞けるのも楽しみにしています。

●初!ラグビー観戦!
旦那の試合を応援に、今週末は秩父宮ラグビー場へ行ってきました!
7人制の女子ラグビー、観戦は初めてでしたが楽しかったです。7分ハーフで、ハーフタイムはたったの2分。つまり、試合時間選手は基本ずっと走りっぱなし(フィールドの大きさは15人制と同じ)…という厳しい競技ですが、15人制よりもスピーディーな展開で点数がよく入るのが特徴です。20分ほどで試合が終わるので、どんどん色々なチームの試合もテンポよく観戦できて、大会が終わる頃にはちょっとだけラグビーの見方が分かるようになってきました(笑)。7人制ラグビーは2009年にIOCに正式にオリンピック種目に認められ、2016年リオデジャネイロから公式種目になります。中でも日本女子(サクラセブンス)はメダルの期待がかかっていて、アジアでは敵なしなんですよー!皆さんも是非注目してみてー!
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●熊谷探索
熊谷探索は続きます。前回のB急グルメ・フライの発見もなかなかでしたが、
今度は「森林公園」まで足を伸ばしてきました。コドモの遊び場や花畑はもちろん、13km程のサイクリングコースがあって、歩行者・車両は基本的にいないのですいすいー!とオトナも森のなかのサイクリングを小一時間楽しめます。レンタルした自転車の性能がやたらよくて、40分くらいで道を駆け抜けてしまいました。都心では聞けない鳥のさえずりが聞こえてくるのもいいですね。気持ちよかった-!
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●皇居を散歩
用事があって東京駅に出たついでに、皇居散歩をする機会もありました。
三の丸尚蔵館にお邪魔して、二の丸庭園をブラブラ。花菖蒲の田んぼキレイでした。カメラを向けて近づいても逃げない度胸あるアオスジアゲハさんにも遭遇。
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そんなわけで近況まとめでした!さて、そろそろ気合入れて勉強せねば!
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  by supersy | 2015-06-22 20:00 | Athletic Training | Comments(0)

Patellofemoral Chondral Lesionとそのバイオメカニクスについて。

日本で生活していると、地味にありがたいのが「電車での移動時間」ですね。
今住んでいるところから東京に出ると電車に一時間以上揺られる、ちょいとした旅行的なことになるので、その時間に論文や本を読むとかなりはかどるのです。今学期は特にヨミモノが多いので移動時間をこうして使えるのは助かります。しかーし、かなりのペースで読まなきゃいけないので、記憶力のない私は読んだハシから忘れていく…。そんなわけで記憶と記録用に、私が面白いと思ったことだけ自分本位にまとめておきたいと思います。

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●Patellofemoral Chondral Lesionとバイオメカニクス
Patellofemoral (PF) chondral injuriesというのはそもそも多要素的な傷害であり、様々な要因が複雑に絡み合って起こるものと考えられていますが、中でもPF malalignmentとPFバイオメカニクスは大事よね!という考えは根強いです。例えば、high grade PF chondral lesion (Grade III or IV)のある患者は、ACL断裂(= non-chondral)患者と比べてpatella alta, trochlear dysplasia, a flat and shallow trochlearといったようなPF geometry abnormalitiesがあることが分かっています。6
Staticな解剖学的異常もそうですが、動的要因も大いに影響を及ぼしそうです。例えば、5年間以上の長期的PF instabilityを抱えている患者はtrochlear chondral lesionの頻度も程度も上がる、1という研究結果からはPFバイオメカニクスが変わってくると、じわじわとゆっくりPF cartilageもやられてきてしまうのではないか…ということが言えそうですし、あと面白かったのは被験者の動作解析からデータを得、それを下にコンピューターシュミレーションをした研究。7 同じスクワットのモーションでも、大腿骨をたった5°、10°内旋させるたけでPFのhydrostatic pressure とshear forceが跳ね上がるんだそう。この論文の著者は 『Patellofemoral Pain Syndrome (PFPS)の患者はリハビリで股関節の外転筋を積極的に鍛えることで症状改善するのではないか』と結論付けていました。7
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…となると疑問に思えてくるのが、「患者の膝をConservativeな治療を通して"realign"することって可能なのかな?」ということです。先天的なものとその殆どを諦めるべきなのか、それとも時間を費やすメリットはあるのか?論文を色々読んでみた結果、『ある程度は修正可』というのが答えかな、という印象です。
PFPS患者のリハビリにとOpenとClosed Kinetic Chain (OKC, CKC) exercise programを比較した研究2では、 3週間エクササイズを続けた結果、どちらのグループも痛み、クレピテーションに加えてQ-angleまでが(OKC: 0.7 ± 0.3° vs CKC: 1.6 ± 0.4°)減少。CKCの平均1.6°って結構すごくないですか?びっくり。しかしこの研究、OKCはSLRを、CKCは片足セミスクワットをそれぞれやったんですけど、結論の『総じてCKCグループの方がより大きいoutcomeの向上が見られた』→『OKCよりCKCエクササイズのほうが効果アリ!』というのはどうも…、そもそもそれってchain云々以前に運動としての負荷が違い過ぎませんか(= 片足スクワットのほうがどう考えてもキツイでしょ)…?と私は思うんですけども。単純にOKC vs CKCの効果として結論付けるのは早いかなぁと。あと、似たものだと8週間のエクササイズプログラム(マシーンを使ったleg press and knee extension)はPFの接地面を広げ、『局所的な負荷』を避ける事が確認できた他、痛みや機能回復にも有効だったというのもありました。3 つまるところ、より膝蓋骨がfemoral grooveに綺麗にfitして、ストンと座るようになった、ということですね。下の写真(↓)だと下の状態から、より上に近くなった、と。
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画像はイメージです


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あと言及すべきは膝蓋骨の安定性の向上を目的とした膝のサポーターの使用や、McConnell Tapingを使ってのinterventionでしょうか(↑)。ここらへん、どちらもかなり現場で使う方多いんじゃないですかね。Selfe氏ら5の報告によれば、サポーターorテープを着用した状態で『階段を降りる』(= a control, eccentric taskで、膝痛持ちにはなかなか難しい動作)と、代償運動が装着直後から減るそうな。特に、サポーターを付けるとCoronal (冠状面)とTransverse (横断面) planeでのsway (グラつき)が減り、動きのeconomyが向上するのだそう。装着している間この効果が継続するのか、一定時間経つと失われるのか興味が出ますね。あと、すっげく面白かったのはコレですね!Mechanical supportのみではなくて、もっと神経学的に、proprioceptionという観点からの効果は?ということを探った研究なんですけども、膝にテーピングをした状態としない状態で「膝を0°に伸展⇔リラックスして40°に屈曲」と繰り返す『簡単タスク』と、「膝を20°に伸展⇔リラックスして40°に屈曲」を繰り返す『難しめタスク』をさせ、その時の脳の活動をfMRIで調べると、テーピングが脳に及ぼしている影響というのが結構如実に出たんだそうですよ!4 同じ被験者でもテーピングをした状態のほうが『難しめタスク』をしているときに脳の活動が低かった、つまり、テーピングをしている状態のほうが被験者がこの運動を「より簡単」と感じ、あんまり脳をがっつり使わなくとも、より余裕を持ってタスクを終えることが出来たということを示しているのではないか…という結論でした。

まとめると、Static/Dynamic PF alignmentの原因も、そのアプローチも色々可能性がありそうだなぁってことで。これからClinical Prediction Ruleのような、軟骨に損傷が見られる患者にも『アナタはconservativeで改善できるかも』『アナタは結構重度だから手術かな…』という適切なinterventionを効率よく選べるscreening systemが出来るといいですね。

あれっ、本当はもっと他のトピックについてもまとめようと思っていたんですけど、長くなっちゃったから今回はこれくらいでいいや。また他の論文についても書きまーす。

1. Franzone JM, Vitale MA, Shubin Stein BE, Ahmad CS. Is there an association between chronicity of patellar instability and patellofemoral cartilage lesions? An arthroscopic assessment of chondral injury. J Knee Surg. 2012;25(5):411-416. doi: 10.1055/s-0032-1313747.
2. Bakhtiary AH, Fatemi E. Open versus closed kinetic chain exercises for patellar chondromalacia. Br J Sports Med. 2008;42(2):99-102.
3. Chiu JK, Wong YM, Yung PS, Ng GY. The effects of quadriceps strengthening on pain, function, and patellofemoral joint contact area in persons with patellofemoral pain. Am J Phys Med Rehabil. 2012;91(2):98-106. doi: 10.1097/PHM.0b013e318228c505.
4. Callaghan MJ, McKie S, Richardson P, Oldham JA. Effects of patellar taping on brain activity during knee joint proprioception tests using functional magnetic resonance imaging. Phys Ther. 2012;92(6):821-830. doi: 10.2522/ptj.20110209.
5. Selfe J, Thewlis D, Hill S, Whitaker J, Sutton C, Richards J. A clinical study of the biomechanics of step descent using different treatment modalities for patellofemoral pain. Gait Posture. 2011;34(1):92-96. doi: 10.1016/j.gaitpost.2011.03.019.
6. Mehl J, Feucht MJ, Bode G, Dovi-Akue D, Südkamp NP, Niemeyer P. Association between patellar cartilage defects and patellofemoral geometry: a matched-pair MRI comparison of patients with and without isolated patellar cartilage defects. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2014. In press.
7. Liao TC, Yang N, Ho KY, Farrokhi S, Powers CM. Femur rotation increases patella cartilage stress in females with patellofemoral pain. Med Sci Sports Exerc. 2015. In press.

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  by supersy | 2015-06-11 17:00 | Athletic Training | Comments(0)

日本滞在記録1: 梅雨入りですね。

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関東、梅雨入りしましたね。熊谷の紫陽花、雨に濡れて綺麗です。
日本に帰ってきて一週間ちょいたちましたが、元気でやっております。
まだあんまり友人らに会えておりません。ぬおー。

●DNS Exercise Course I
週末は、DNSのエクササイズコースの2日間の講習を京橋で受講してました。
DNSはBasic Aを取ったのがもう2年前だから、久しぶりに脳みそリフレッシュ!
DNSはご存じの方も多いように元々はチェコ発祥なので、チェコ人の講師さんとアメリカ人のヘルパーさんと…という複数名で講習をすることがほとんどですが、今回は日本での開催ということもあり、それに日本人通訳さんも入っていました。通訳さんが入る形の講習は初めてで、日本語の勉強にもなりました(笑)。通訳・運営のダブルキャストで大活躍されていた川尻さんには感謝です。
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今回のこの講習は比較的直前になって「お、東京でやるんじゃん、丁度私も帰国してるじゃん!」と発見・申し込みをしたものだったので他に誰が参加するかも知らず、「まー行ったら知り合いいるべ」と突入…してみたら、大先輩の東さんと邦子さんとご一緒できるという幸運付きでした。とっても充実でした。皆さんお世話になりましたー。12月のExercise Course IIにも帰ってきます!

●東京医科歯科大学訪問
昨日はだいすさんに会いに東京医科歯科大へ行ってまいりました。
病院施設、研究施設にトレーニング施設とあちこち案内して頂いて、カヌーを模したトレーニングマシーンなど色々初めて見るものも多くて、ほえー、ほえー、とばかり言っていたように思うのですが、中でも興味深かったのが高気圧チェンバーの治療室(↓)でした。お忙しいのに先生や職員の方もお時間厭わず非常に丁寧に説明してくださって…。なんというか、知識の高さはもちろん、教育が行き届いているというか、プロ意識がスタッフに隅々まで行き届いているというか。こういうのは、医療機関と教育機関が共存している空間「ならでは」なのかな?
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高気圧治療室はまるで列車の一両のような…寝台車のような、不思議な雰囲気でした。患者さんはここで一時間強ほど、雑誌を読んだりしながら過ごすそうです。高気圧と高酸素を合わせることで、身体に取り込まれる酸素量を上げ、治癒能力を高める…というのがbackground theoryで、そこから「アスリートのrecoveryを早めるのに使えるのでは?」等研究中とのことでした。むむむ…興味あります。色々論文読んでみよう。
だいすさん、それから案内してくれた加地さん、ありがとうございました!

さて、夏学期もそろそろ中間期間。
それから、いよいよ私が喋る立場の講習もこれから続きます。
体調崩さないようにせねば!美味しいもの食べて元気つけます!
あ、そうだ、先日は熊谷B級グルメ名物、「フライ」というのを食べてきました。
熊谷で言うフライって、一言で言うと「オムレツ状に生地で具を挟んだ形状のお好み焼き」みたいな感じなんですよね。めっちゃ気取ってないガレットと言ってもいいのかな?で、中の具は色々選べて、例えば下の写真は「焼きそばフライ」。他にもブタとかイカとか…エビを入れたら「エビフライ」なんですよね。面白いです。皆さん、熊谷に来るときは気をつけて下さいね(笑)!
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  by supersy | 2015-06-09 19:30 | Comments(0)

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