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志が同じ、だから同志!

ここんところ雨続きでしたが、
今日は一瞬晴れ間も見えて、ちょっと暖かくなりましたね!嬉しいです。

さて。今日はアメリカAT仲間のもっちゃん(現イリノイ在住)と、
それから大先輩にあたるマサさん(同じくイリノイ在住で日本に一時帰国中)に会ってきました。

マサさんは以前からmixi等で面識はあったものの、お会いするのは今回が初めて。
私は人見知りなのでどんな方かなぁとどきどきしていたら、
とっても気さくで物腰の優しい、すてきなすてきな方でした。
この業界において、本当に良いクリニシャンって、技術はもちろん、他人の懐にするりと入るのがとっても自然で上手な方のことを言う、と個人的には思っているのですが、まさにそんな感じ!
人見知りのはずの私が、気がついたらべらべら喋りまくっていました。
え、元々うるさいじゃないかって?まぁそんなこと言わないでやって下さいな。

でっっっっかいナンを出すインド料理屋さんでランチをして、3時間ほどおしゃべり。
その後は“STREAMER COFFEE COMPANY”というカフェでお茶をしたのですが、
ここが何と、ラテアートの世界チャンピオンの方がいるというお店!
残念ながら私達がお邪魔したときに“チャンピオン”は不在だったものの、
その弟子(?)の方達が作ってくれたStreamer Latteがこちら!(↓)わーきれいヾ(*´∀`*)ノ
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カフェでもたっぷり2時間ほどおしゃべり。
マサさんは大先輩なので、同志!と言ってしまったらとても失礼だけれど、
…というか、私の百歩先を歩かれているような方で、もちろん知識と経験に絶対的な差があるし、
私なんかはマサさんのような方に比べたらまだまだだなぁ、と今日つくづく実感しましたし、
大きな道筋はそれぞれ好みや個性があるよなぁ、選んでいる道も似たようで違うんだなぁ、
とも改めて思ったのですが。。。
でも…うーん、なんと言ったらいいのかな、歩んでいる道が少しばかり違っても、
道端で“お、この花きれいだな” とか、“あ、この風景すてきだな”という感性が似てる、というか。
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…それも変な例えかも知れませんが、傍から見たら重箱の隅をつついたような話題であんなにわいわいきゃーきゃー盛り上がれたのは初めてだったように思います。普段現場で、一般的ATから見たら、“何でそんなことするの?”と怪訝な顔をされるようなアプローチをしていたりもするので、“そうそう!僕もそこに注目して”と賛同してもらえるとなんだか嬉しくなります。あー、とっても楽しかった!すごくすごく勉強になりました。同時に、もっと勉強しなきゃなって実感!大先輩達が“見えてる”もの、私も見られるようになりたいもの!

キャリアの相談にも乗っていただいて、
まだまだ私自身考えなければいけないことは多いけれど、
自分では思いつかなかった助言まで頂くこともできました。
うむ。もうちょっと悩もう!時間いっぱいまで悩もう。

はー、それにしても今日は楽しかった…。
帰国前にまたマサさん、もっちゃんとはお会いしたいです。
普段アメリカにいるときにはイリノイ⇔テキサスでものすごく距離があるので、
東京に皆がいるうちに!わーい、日本にいるのも悪くないですね。ヾ(*´∀`*)ノ
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  by supersy | 2011-05-30 23:30 | Athletic Training | Comments(4)

日米交流会(?)。

今日はフロリダ時代にちょこちょこつるんだ仲間、公裕と雄介に会って来ました。
1時集合という異例の飲み開始の早さ…みんなでダメな大人してます。

雄介は大学のひとつ下のATの後輩(年齢は同じだけど)。Texas State University-San Marcosを卒業したあとマイナーリーグでインターンを積み、その後一年弱ほど日本に帰国しており、今度8月から、大学院進学にまた渡米予定。新天地はカリフォルニア。

公裕はメジャーリーグの審判を目指してマイナーリーグで修行を積んでいたときに出会い、その後彼は不幸にも、試合中にファウルボールが頭部に激突。一時意識不明になる重度の脳震盪を起こし、それが初めてでなかったこともあって、ドクターストップでキャリアを断念せざるを得なくなりました。心機一転、日本に帰国してからはPT(理学療法)・ATの学生として同じ道を歩み始めた彼は、アメリカに“野球の審判にもAthletic Trainerをつけるべき”という流れを生んだ張本人でもあります。

それに私、という、実にクセのある面子で今日は飲んでましてね。
専門分野は似たような3人なのに、私は専門知識を習ったのは全て英語、公裕が日本語、
なので、雄介が間に入ってくれないと、会話が成り立たないったら!

  公裕:大腿二頭筋が…
  私:ダイタイニトウキンってなに?
  雄介:Hamの、外側にあるやつ。
  私:ああ、Biceps Femorisね。

  私:Glute Maxが…
  公裕:それなに?
  雄介:大臀筋。

…みたいな感じで(汗)。

いやでも楽しかったです。日本のPT・AT事情を色々聞けて。
日本は日本で、アメリカの猿真似をしなくていいと思うので、
違いがあってこそ、と思って色々な話を楽しく聞いていたのですが、
“日本ではSpine boardingは全くしないんだよ、脳震盪でも脊髄損傷の可能性があっても、普通にアタマ動かしちゃうし、何かあれば担架で運ぶだけ”というのにはちょっと衝撃を受けました。
そ、それはどうなんでしょう?
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ちょっと前に、サンフレッチェ広島の選手が試合開始直後に頭部を負傷しながらもそのままプレーを続け、後半になって自ら交代を申し出て、頭蓋骨骨折と急性硬膜外血腫と診断され、試合後に緊急手術、なんてお粗末なことがありましたが(命に別状はなかったというのが何よりです…でもアメリカならメディカルスタッフ全員クビでしょうね)、こういう話だけ耳にしていると、ちょっとEmergency Careへの意識が低いように感じます。アメフトのような激しい接触の起こるスポーツはそれほど盛んでないとは言え、こういった重度の損傷が起こる可能性はゼロではありません。万が一起きてしまったとして、一歩処置を間違え、例えば頚椎骨折の患者の頚部をひょいと動かして、脊髄損傷で一生身体に障害が残ったら…最悪の場合、命を落とさせてしまったら…そういう危機管理ってAthletic Trainerですらあまり徹底しないものなのでしょうか?この職業って、常に“Worst case scenario(最悪の場合)”を想定しつつ、それが起こってしまったときにスムーズに対処できる能力が必要不可欠ですから…うぅん、私は聞いていてかなり怖いんですけれども。

(以前Spine Boardingについてまとめた時に、“スパインボードを日本語で何と言うか分からない
 のですが…”と書きましたが、正確にはスパインボードがまだ日本に存在しないため、
 言葉もまだない、と言ったほうが正しかったみたいです)

この話を聞いて、思わずクチをついて出た一言は、“そのうち死人が出るよ?”だったのですが、
死人が出ないと分からないのかも知れません…でも今のうちになんとかならないものか!
私達の仕事は、患者の症状を一秒でも早くrecognizeし、それに適切な対応を取ること。
患者の症状を悪化させてしまうような“ミス”を犯すなどもってのほかです!
プロとして絶対に絶対に許されることではありません。
現場で多大な時間を過ごすATだからこそ、ここんとこの教育やシステムはもっと強化されるべき、と思いますね。何かあってからでは遅いんです。
やはり、母体組織がもうちょっとそこを取り仕切って、NATAでいうPosition Statement的なプロとしての指針を打ち立てていかないと、現場では徹底されないでしょうね。“猿真似をしても…”と書きましたが、ここは個人的にはアメリカの良い所を見習うべきなのでは、と思います。
言うほど簡単ではないのは重々理解していますが、これは優先事項にされるべきでしょうね。

…と、ちょっと色々書きましたが、
でも日本の解剖学のレベルはすごいんじゃないかと思いますね!
アメリカよりよっぽど時間使ってやってるんだろうな、という印象を受けました。
“Know your anatomy! It's the base of everything”というのが私の教師としての口癖ですが、
日本の学生は基礎がしっかりしてるんだから、伸び幅はきっとかなりのものでしょう。
これからも進化し続ける公裕氏に期待しつつ、
引き続き日本の“今”について色々教えてもらおうと企んでいます。
私も負けてらんないやっ!もっと頑張ろうっと。
みんなでのびていこー!
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  by supersy | 2011-05-29 23:30 | Athletic Training | Comments(4)

写楽に見る江戸時代のHuman Posture & Biomechanics。

以前、Short Right Leg Syndrome & Common Compensatory Patternを解説するときに、
ドミニク・アングルやボッティチェリの絵画を例に説明しましたが、
今日はそれと似たようなことを写楽でやってみたいと思います。

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さて、今日は上野にある東京国立博物館で行われている特別展「写楽」へ行ってきました。
東洲斎写楽と言えば三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛が有名な、江戸時代の浮世絵師。
震災の影響で会期が遅れ、本来5/15までだったのが5/1~6/12に変更になったお陰で、
5月中旬に帰国した私も見に行けるようになりました。写楽は、見ておかないとね!

b0112009_17314484.jpg写楽はデフォルメだという人と、当時の画家の中では写楽はかなり美化をせずに描いていたほうであり、照明等を考えればむしろこれが写実なのだという説とありますが、当展の解説に、“写実と言われることもあるが、彼の絵は人物を必ず中心に置かない”というものがあり、なかなか興味深かったです。
例えば、この江戸兵衛(←)。描かれている人物は前傾姿勢で、身体は絵一杯に、そして顔は絵の右寄りにあります。逆に、他の絵では何も描かない空間をたっぷりと持ったり。言われるまで気がつかなかったけど、写楽は空間やスペースの使い方が独自なんですね。現代でいうと“人気芸能人のブロマイド”みたいなものなのだけど、何かユーモアが溢れるような気がするのもそういう空間演出の効果なのでしょうか?

さて、芸術を楽しんでいても、私の目に飛び込んでくるのは写楽の人物・人体の描き方。
これはもう職業病みたいなものです…。なかなか面白い発見が多々ありました!
例えば、こちらは「二代目嵐龍蔵の不破が下部浮世又平」「中島勘蔵の馬士ねぼけの長蔵」「中島和田右衛門の丹波屋八右衛門」という異なる人物を描いた3作品(↓)ですが、よくよく見てみると気になるところが沢山あるのです。例えば…
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●肘と膝
まず気になるのは肘と膝のボコボコ感(↓)。
まるで細菌性のbursitisになったのか?と思うほどぶわわっと膨れています。
手の関節もゴツゴツ描かれていることが多く、重度の関節炎だったのか、当時の歌舞伎役者はげっそり痩せていたのか、はたまた当時はそういう風に描いたほうが“セクシー”に見えたのか…。正解は分かりませんが、ちょっと目を引きました。
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…そしてそして。
●脛
上の図に加えて、これら(↓)を見ていただくと分かるんですけど、
写楽の絵はどれも脛にスッとスジが入ってるんですよね。
恐らくTibial Crestだと思うんですが、どんなに痩せていてもこの骨がこれほど浮き出ることって無いと思うんです。Palpableだけどそこまでvisibleでないというか…。
これも、こういう描き方が「粋」だったんでしょうか??
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●Flat Foot, Egyptian Foot & Claw Toes
同じ写真になりますが、今度はFeet & Toesに注目してみてください。
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どの足もFlat Foot(偏平足)、Egyptian Foot(母趾が他の指より長い*)、Claw Toes(足の指が第1&第2関節共に曲がった状態)なのにお気づきですか?(見難い場合、クリックで画像が拡大表示されます) 江戸時代の人たちは、下駄か裸足で生活していたでしょうし、さぞかし土踏まずがしっかりしているんだろうと思ったら…。意外とぺったりなんですね。アーチ落ちまくり!Egyptian Footが多いのも、以前私が導き出した“昔の日本人はEgyptian Footが大半であり、現代の日本人はSquareが多い(*)”というStatementを半分裏付けるものでもあります。Claw Toesは歌舞伎を上演中につき舞台で踏ん張っているからなのか、元々こうなのか、またまたデフォルメなのかは断定しかねますが、それでも写楽の絵のほとんどがToeがくにょりと曲がっているものでした。
ふーむ。足には悪いですね。
 *…詳しくは、以前まとめた足の形特集12をどうぞ

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●Forward Neck Posture & Genu Varum
こちらはまた新たな3種の絵ですが(「市川鰕蔵のらんみゃくの吉」「二代目坂東三津五郎の百姓深草の次郎作」「三代目大谷広次の名護屋が下部土佐の又平」)、まずは3者の首に注目してみてください。随分前に突き出していますよね?全身のバランスを見てみると、かなり不自然に重心が前にずれている感じ。真ん中の人なんか、後ろからポンと押されたらすってんと転げそうな前傾姿勢ですね。これを見て、“ああそうか、見得を切るときなんか、これくらい大袈裟に首を突き出してやるものなのかしら?会場全ての人によく顔が見えるようにということなのかしら”と反射的に思ったのですが、よく調べてみると、歌舞伎は普通にたたずんでいるときはもちろん、見得を切るときでも随分姿勢の多い方ばかり(↓)で。“首を突き出す”というよりは“顎を引いて前を見据えている”という表現のほうが近い感じ。絵とは随分ギャップがあります。
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写楽の絵を見る限り、首を伸ばし目線を上に上げ、しゃんとした姿勢をしている絵が一枚もなくてちょっとびっくり。当時はこういう姿勢が実際多かったのでしょうか?首が前に出た、猫背の人がいっぱいだったのかな?それともこれが写楽なりの“動き”のある構図なのか…?ふぅむ、面白いところです。

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もうひとつは足元です。今度は構造ではなく、両足の位置とその向きに注目してみてください。まず特筆すべきは、どちらかの足が少し前に出ているという点。そして、前に出ているほうの脚が、右足ならば1時の、左足ならば11時の方角を指しています。後方に置かれているほうの足は、右は3時、左は9時といったところでしょうか。お気づきの通り、かなりのガニ股っぷり!相撲の構えのように足を開いているもの写楽の作品には幾つかあるんですが、その他の大半はちょこりと立っている、というか、肩幅よりもかなりスタンスが狭く、両足の踵がくっつくように、文字通り時計の長針と短針のように佇んでいるものが多いんですよね。それで軽く膝を曲げていたりなんかするともう、かなりのTibial External Rotationが…。膝にかかる負担も多そうです!

帰ってきてTwitterでも呟きましたが、日本人って歩き方が美しくない人が多くて、forward neck(+猫背)とガニ股の率が多いなぁ、なんて最近思っていたのです。それって単純にそういう姿勢の人が多い、ということだけではなく、それをあまり注意する人がいない、つまるところ、それを容認している文化もあるのかな、なんて漠然と思っていたのですが、この時代から“Forward neckとガニ股”という文化が確立されているとなれば、それも納得できます。別に、この姿勢が悪いものとは思われてなかった、ということになりますからね。(電車なんかでこういう人、よく見かけませんか?↓)
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…なんてですね。
そんなことを考えながらおじさまおばさまたちに混ざって写楽を堪能してきました。
こんな薀蓄だけじゃなくて、ちゃんと絵そのものも楽しんできましたよー。
服はざっくりと大筆で描いているのに、顔は細筆で繊細なタッチ。
当時の顔は書き込まずシンプルで、桜の花びらのような唇と、狐のような目、そして大きな鷲鼻。
高く上がった眉毛は、おすまししているようにも、すっとんきょうな顔をしているようにも見えます。
刀の紋様や着物の柄は非常に細かく描き込まれており、見てみて思わずため息が漏れますね。
あと、深爪が多いです(↓)。足も手も爪短い。あ、これは違うって?
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顔の輪郭が随分丸いので、私、当時の役者は結構太ってる人もいたんじゃないか、って思ってます。着物着ているし、体型は分からないんですけどね。こんな顎してて、細いってこともないだろう、とか、思っちゃうのも多いんです。当時の食生活じゃ、それはないのかな?これは完全にただの感想ですが。

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写楽展を見た後は上野恩賜公園を駅へ向かっててけてけ歩いていたら、
さつきフェスティバルというものをやっていました。
全国から出展された数々の作品の中から厳選された優秀作品がずらりと並んでいます。
しばし足を止めて鑑賞。さつきはお花が華やかで大きいのねー。
上野公園は緑が深くて綺麗なところなので、こういう色もまた映えますね。
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その後は、小雨の降る中、アメ横をふらふら。
ここは賑やかで良いですね、元気が出ます。
“超暇人” “無責任”と背中にデカデカと書かれたパーカーを、
アメリカの友人に買っていこうかと思ったのですが、あんまりなのでやめました(笑)。
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そんなわけで今日は上野周辺をぶらぶらして帰ってきましたー。
夜は高校時代の部活の後輩と飲んでわいわい。
明日は高校の同期と、大学院時代の友人とわいわい。
会ってくれる人がいるのは嬉しいですね。連日わいわいしております。
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  by supersy | 2011-05-27 23:55 | Athletic Training | Comments(2)

"New" Hand-Eye Coordination

アメリカではよくHand-eye coordinationという言葉が使われますが、
日本語でいうと、(スポーツなどにおける)目と手の(反射的な)協調関係という風に訳されたりするみたいです。つまるところ、キャッチボール時等に、目で距離感を測り、その情報を正確に手に伝え確実にボールをキャッチしたりする、みたいな能力のことを言います。
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“私、バスケとか全然出来ないの!Hand-eye coordination最悪だから!”
みたいに英語では使ったりされる単語です。

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私、この言葉、アスリートには当然必要な能力と思っていましたが、
セラピストに必要な能力、として意識したことはありませんでした。
しかし!現在読んでいる“Greenman's Principles of manual Medicine”(←)という本(以前お勧めしてくださった方々有難うございます!)では、“Structural Diagnosisをする上で、手を使った触診目を使った観察coordinated useを最大限に生かす必要がある”という記述があります。つまり、セラピストにもHand-eye coordinationが必要だと言うのです。おぉ、こんなStatementは初めて聞いた!


●Dominant Eye (利き目)
その上で、まず、重要なのは自分の利き目を見定めること。
皆さん、ご自分の利き目がどちらかご存知ですか?
利き手、利き足なんかはご自分で把握できているかも知れませんが、
意外に利き目を知らないヒトも多いのでは?
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図のように両手を使い、小さなopeningを作ってみましょう。このとき、両目は開けておいてください。そして、ちょっと距離のあるものひとつを“ターゲット”として決め、そのターゲットをopeningの穴に入れるように持ってくる。ターゲットを正しい位置に保ちつつ、今度は軽く方目をつぶり、ターゲットがそのままの位置にあるか、openingからずれてしまうかを確かめます。右目を試したら、次は左目。両方確認してみて、どちらがより両目で見ていたときよりもズレが少ないかを調べてみてください。よりズレが少ないほうがあなたの利き目、ということになります。
(ちなみに私は左目です)

●利き目に基づくPositioning
で、ここから先が私には未知の世界だったのですが、観察/触診時には、
Dominant eyeを常に比べている2つの部位の中心に持ってくること、だそうです。
そして、比べているplaneに対して垂直に視線を立てて、目線の高さは比べているstructureと同じ高さに持ってくる、と。例えば、Acromial processのlevelを比べる場合、利き目をManubrium正面あたりに持ってくる感覚でしょうか。私、常に患者さんに正対して比べようとはしていたけれど、dominant eyeを意識したことはなかったので、ちょっと新鮮です!
また、患者がテーブルに横になっている状態のときは、
  - 左目が利き目の場合、患者の左に立つこと
  - 右目が利き目の場合、患者の右に立つこと
だそうです。私、利き目に関係なくずっと患部の側に立っていたわ…。
別に全てを本に書いてある通りやらなくても良いと思うけど、自分の利き目を意識してExaminationするのって、より効果的・正確なFindingにつながるのかもしれません。
これからこれをちょっとアタマの隅に置いてやってみたいと思います。切り口が面白い!

この本、まだ読んでいるのは序盤ですが、
今まで習ったことの無いような内容がまとめられているのでかなり興味深いです。
新宿あたりに、思いっきり長居して勉強できるようなカフェないかなー。
もうちょっと集中して仕事したい。ゆっくりできるうちに勉強進めないとね。

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●髪を切る
あ、ちなみに今日は3年間伸ばしっぱなしだった髪をばっさり切ってきましたー!
担当の美容師さんに“いいの?いいの?”と言われつつ、
“あーもーばっさり行っちゃってください”と返して腰まであった髪が今や超ショートに。
サルみたいになりました。わーさっぱり気持ち良い!洗うの楽!

…帰り際に他の美容師さんに“ハーフですよね?”と聞かれてしまった。
いえいえ、秋田と埼玉の混血です。

●てんてんだまを買う
髪を切る前に少し新宿で買い物をしていたのですが、“上司や友人に日本らしいお土産を買わねばー”と、高島屋の和物・お土産品を取り扱っているフロアへ足を伸ばしてきました。
そこで見つけたのがこれ、てんてんだま(↓)!
着物生地を用いた、球形の飾り物かと思ったのですが、あら不思議。
空中へぽーんと放ると、ふわ、と玉が空中で広がり、くるっと模様がひっくりかえって、
キャッチしたときには裏地が表になっている!電池も何も入っていません、見事な職人技!
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まだ幼稚園に通うような年齢の子供のいる上司にぴったりかも!
ということで、ひとつ購入しました。いやー、面白いですね。良い買い物をした!

●ビザが来る
今日、帰宅したら就労ビザ(+パスポートその他諸々)が届いていました!
面接からたった5日です。は、早い!びっくりしました。
やっぱり、H-1Bに関しては既に許可が出て労働しているケースは、
手続きが簡単なんでしょうか。思ったよりもスムーズに行って、正直ちょっと拍子抜けなくらいです。
…ともあれ、無事に全てが手元に帰ってきて一安心。
あと2年、みっちり働かさせていただきます!
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  by supersy | 2011-05-25 22:30 | Athletic Training | Comments(2)

かっぱ橋でガイコクジンよりはしゃぐ日本人。

ちょっと時間がたってしまいました。まとめてさらりと更新しまーす。

5/22
この日は初めて渡米して丸9年の記念すべき日!いよいよこれから10年目に突入です。

雨が強く、急に冷え込んだ一日でもありました。
雨に盛大に降られながら東川口の施設にいる祖母に久しぶりに会いに行き、
夜には志記メンバーと新宿で飲んできました。
急なnoticeだったのに集まってくれた皆ありがとー。
昔輝いてた彼らは、いくつになってもその輝きを失わない、というか、増すばかりね。
元気と勇気をいっぱいもらって帰ってきました。

5/23
歯医者に行ってきました…うぅぅ、いくつになっても歯医者はイヤだ。
がりがりぐりぐりやられたのに1600円の明朗会計。
やっぱり歯医者に行くなら日本に限る、か。アメリカはとんでもなく高いですよね、歯科医療費。
あと2回はいかなければいけないらしい。うぅ、がんばります。。。

5/24
今日は幼馴染と合羽橋(かっぱばし)&浅草へ行ってきました!
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合羽橋と言えば有名なのがかっぱ橋道具街。
食器具・包材・調理器具・食材・調理衣装などを一括に扱う道具専門の問屋街として日本一の規模を誇り、中でも特に有名なのが食品サンプル!私ミニチュアとかイミテーションとか手の込んだものを眺めるのが昔から大好きなので、ここに一度来て、食品サンプルと戯れてみたかったのです。お土産品としても人気があるというし。
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もーーこれがほんっっっとに楽しくて!すごすぎる!綺麗!本物にしか見えない!
挙句の果てには、これ食べたい!(うに丼がとってもとってもリアルだった)とサンプルなことも忘れて終始大騒ぎしてしまいました。友人と、“例えば、キャベツの千切りとか付けあわせを本物の野菜等で作って、エビフライだけサンプルにしたら、どれだけの人がひっかかるんだろうか?”というくだらない話でも盛り上がりました。私は絶対ガブっといく自信あります。

そのあとは浅草の駅のほうへ向かって歩き、雷門で有名な浅草寺へ。
震災の影響で観光に来る外国人も減ったと聞いていたけれど、ちらほらいらっしゃいましたねぇ。
仲見世は相変わらず賑わっているように見えました。立ち並ぶお土産屋さん、綺麗。
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もう2011年も半分近く過ぎていますが、友人が“私、初詣がまだだった”とすっとんきょうなことを言うので、二人で浅草寺でかなり遅い初詣をし、おみくじを引くことに。
“ここは凶が多いんだって”と友人。“凶を引いたほうが勝ちね” なんじゃそらー。
で、ふたりで参拝後におみくじを引いてみると…
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なんとふたりとも凶でした!願望:叶いにくいでしょう 病気:治りにくいでしょう 失物:見つかりにくいでしょう す…救いようがないっす(´・ω・`)
外国人観光客も多いからか、下に英訳も書いてあるのですが、英語で“A person you are waiting for WILL NOT come”と言われるとものすごく強い口調みたいで悲壮感が増します。ちーん…。
悪い運は置いていきましょう!ということで、泣く泣く凶のおみくじを結んでいると、
横から可愛らしいおばさまがやってきてそれに加わりました。“私も凶だったのよ、とんでもないわよね、せっかく来たのに失礼だわー。もうここにこない!”と怒り心頭のご様子。“ここは凶が多いらしいですよ” “結んでいけば大丈夫ですよー”と慰めあいました(笑)。

でも、後で調べてみると、ここのおみくじは30%が凶なんだとか。
  “縁起が悪いからと凶を減らしている寺社もあるようですが、 
  浅草寺では、おみくじの確率は江戸時代から一切変えていません”
なんだそうです。凶が出ても、
  “凶が出たからといって、畏れることはない。凶は、観音さまからの「気をつけなさい」という
  注意であり警告。辛抱強く誠実に過ごすことで、吉に転じる”
  “(凶が出た場合)おみくじを結ぶということには、観音さまとの縁を結ぶという意味がある。
  もしも良くないことが起きたとき、観音さまが身代わりとなってくださる”
そうです。でも、やっぱり、凶が出ちゃうとちょっと悲しいですよね??

でもまぁ、もう半年過ぎてるし…ということで、
“こういう運でお互いここまで半年間無事にやってこれたのだから、逆に運はとっても良いのでは”
という無理矢理な結論にして、ふたりで納得しましたとさ。

そのあと、新宿の高島屋にある京都のとんかつ屋さん、かつくらで夕ご飯。
初夏限定の生湯葉のコロッケがとっても美味しかった…。
やっぱり食は日本が一番ですね。おなかいっぱい頂いて、1600円は安いですー。

最後は例によって場所を地元に変えて居酒屋で飲みなおし。
芋焼酎だけで200種類くらいある地元の隠れ家的なところでちびちびと。
アメリカでもう長いことお酒を飲んでなかったので、すっかり弱くなっちゃいました。
焼酎2杯でよっぱらいです。たのしいですね。安上がりでいいです。
地元も変わらないようで、ちょこちょと変わっていますね。
前に飲んだことのある良い雰囲気の居酒屋さんも潰れてしまっていた。
変化は当たり前なので悲しいとは思わないです、
歩きながら新しい発見があるので、むしろ楽しい、かな?
でも変わらないこともあります。早く幼馴染両親の経営するラーメン屋さんもいかないと!
本人は現在カナダ在住だけど(笑)。御世話になったところには挨拶にいかないとね。
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  by supersy | 2011-05-24 23:55 | Fun | Comments(0)

bjリーグFinal 4!! & ナマケモノの心理を理解する。

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今日はbjリーグのFinal 4観戦に有明コロシアムに行ってきました!
初戦は新潟アルビレックス vs 浜松・東三河フェニックス(Eastern Conference Final)、
第2戦は琉球ゴールデンキングス vs 大阪エヴェッサ(Western Conference Final)。

初戦では応援していた新潟は残念ながら敗退してしまいましたが、
2戦目では沖縄が大阪を下して見事bjリーグ決勝進出をもぎ取りました!
新潟在籍時から注目していた小菅選手…新潟でインターンさせて頂いた6年前、日本昔話みたいなご飯を食べていた若手時代…現在は、あの頃からメンタルもフィジカルも更に磨きがかかったベテラン選手の一人として安定した強さがありました。そして懐かしいFort Worth Flyersの一員であったAnthony McHenry選手の活躍も光り(こっちは4年半前かな、私当時フリースロー対決して勝ったんだけどなぁ(爆)。あの頃よりものびのびプレーしているように見えました。新しいチームが上手くハマって、肌に合っているのかも知れませんね!今シーズンベスト5にも選ばれたというのだから素晴らしい!)見ていて非常に嬉しい&楽しい試合でした。
新天地でも努力を重ね、技術を磨き、心を磨き、それぞれの花を最大限に咲かせようと頑張っている選手たち。負けていられないよね。元気もらいました!

嬉しい再会は他にもありました。
会場では富山グラウジーズと京都ハンナリーズの某Athletic Trainerさんたちにばったり再会。
日本に帰国した友人・知り合いたちも全国に散らばってしまい、なかなか会えないことも多いですが、こういう機会があると短い時間でも近況報告聞けたり元気そうな顔を見られて嬉しいです。
機会があればまたコンベンション等でお会いしましょう、次はお酒も交えて!

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b0112009_952433.jpg先日、ジュンク堂をふらふら歩いていて、
面白そうな本があったので思わず衝動買いをしてしまいました。
本のタイトルは、“働かないアリに意義がある” - 著:長谷川英祐
 
実家に戻って、“ナマケモノの心理を理解したかったからこの本を買った”と両親に説明したら笑われました…が、本当に“働ける能力もエネルギーもあって働かないとはどういうことなんだろう”と疑問に思ったからなんです。勉強しない学生、練習嫌いなアスリート、ぐたぐた文句ばかり、さぼってばかりの同僚(別に今の職場で、という意味ではありませんが)…皆さんも心当たりあるでしょう(苦笑)?体育会系で育った人間としては、若い頃、そういうのがイマイチ理解できずにイライラすることも多かったんです。

●働かない働きアリ
著者の長谷川氏は、真社会性生物の研究家。
真社会性生物とは、コロニーを作って集団で生活する、アリやハチなどの動物たちのことです。
さて。アリは昔から、働き者の象徴として頻繁に挙げられてきました。
イソップ童話のアリとキリギリスのお話なんか典型的な例ですよね。働き者のアリたちは冬に備えてせっせと準備をし、遊びほうけていたキリギリスはひもじい思いをすることに。幼い頃、アリが大きな食べ物をえっさほいさと運んでいるのを見て“頑張ってるなぁ”と思った経験のあるヒトも多いのではありませんか?もしくは敢えてアリの巣を砂で埋め、復旧作業をするアリたちを観察していたヒトとか…え、それは私だけ?
でも、“アリは働き者”という概念は実は必ずしも中っているわけではないようです。
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●働きアリの法則
働きアリの法則としてよく知られているものですが
100匹の働きアリを観察すると、そのうちの20匹がせっせと良く働き、
60匹が普通に働き、 20匹は特に何もせず、ボーっとしている、というのがあります。
面白いことに、働かないアリ20匹をそこから取り除くと、残った80匹のうち、
16匹(2割)が良く働き、48匹(6割)が普通に働き、16匹(2割)が全く働かない
と、常に「2:6:2」の比率になるそうです。
 (社会を構成して働くハチたちにも、同様の現象が見られるそうです。
 ボーっとしている働きバチを女王バチが“こら”とばかりにせっついて、
 その働きバチは巣を出て働くそぶりを見せるものの、少し離れたところでまた休んでいたり。
 公園で仕事をさぼって一服するサラリーマンみたいですね。妙に人間臭い)
働いているアリは常に全体の2-3割ほどなんだとか。あとは休み休みやっているそうです。
私たちが地上で目にするのは、この俗僅かな割合の子たちのみ、というわけです。
休んでいる子たちは、見えませんからね。だから“働き者だなぁ”と思うわけです。

●あえて、働かない
常に働かないアリが出てくる、というこの法則を、
私は今まで“どこの世界にも必ずナマケモノはいる”(=だから諦めろ)という意味なのか、
という風に理解していたけれど、それはどうやら間違いだったようです。
本の内容をそのまま書いてもアレなので省きますが、
効率を敢えて追求せず、反応閾値をバラつかせることで、鈍いもの・働かないもの(=余力)を残して“想定外”に常に備えておく。選りすぐりの優秀な種のみを選別して種の質を高めていくのではなく、ミスをする不完全な種を敢えて残し、多様性を重視することで近道を見つける“計算外のチカラ”が備わる。逆に完璧の性能を兼ね備えた超働き者のみで構成されたアリのコロニーは、様々な能力・レベルのいるコロニーよりも、生存確率が下がるんだそう。働けるのに、敢えて、働かないを選択させる。ナマケモノがいるから、種が存続する。新しい発想!

●だから、世界は回る
人間に例えてもそうなのかもしれない。
24時間働き続けられる根性を備えた超優秀の働き者ばかりを集めたの会社は、
短期間で急成長し、驚異的な利益を叩きだせるようになるかも知れませんが、
生物として欠かすことの出来ない休息を無視した勤務スケジュールでは、
体力の限界がいずれ来て、社員全員がばったりと同時期に病気に倒れることになります。
そうなってしまえば会社はお終い。
ビジネスは回らずあっという間に倒産、という顛末は見えています。
休み休み働く社員がいるほうが、会社としての成長は緩やかでも、
長い目で見ればじわじわと長期に渡って成長を続けられ、
“よりsuccessfulな会社”に将来的にはなれるのかも知れません。
あなたが社長で会社を立ち上げるとして、後者のほうが、より魅力的な選択肢に見えませんか?
少なくとも、アリの世界では遺伝子が選んだ道はこちらのようです。
もちろん働かない/休んでばかりの社員のみでは、それはそれでビジネスは成り立ちません。
アリの生み出した黄金比が、2:6:2ということなのかも知れませんね。

課題を出したら提出期限までにやってくる。これを覚えろと言ったら覚えてくる。
そういう当たり前のことができない学生を、何で?という不思議な想いで見てきたけど、
彼ら・彼女らみたいな人間がいるからちょうどよく社会が回ってるのかも、と。
皆があくせく常に働いてたら息が詰まっちゃいますよね!
休み上手、というのも能力なのかな、と、少々無理矢理な納得の仕方をしてみたら、
それはそれで自分の中で理に適ってしまった。

読書はあまり好きじゃないのですが、
たまには専門とは別の本をこうして読んでみるのもいいですね!
とはいえ、さて、今度は山のように持って帰ってきた専門書に手を付けるかな。
働くことを選んだ働きアリは、ちゃんと仕事を全うしないとね。来学期も、良い授業をしよう!
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  by supersy | 2011-05-21 23:55 | Athletic Training | Comments(4)

就労ビザ取得!

今日は朝イチで、東京・赤坂にあるアメリカ大使館へ行ってきました。
目的はもちろんH-1Bのapprovalを頂くこと!
私は昨年諸手続きを踏み、H-1B資格審査を経て国から承認を頂いた上で、
ここまで約一年TAMUCCで働いてきているわけですが、いわゆる正式な“ビザの発給”
(=パスポートにビザをプリントする作業)はアメリカ大使館でしか行うことが出来ません。

で。当然、日本国内に日本大使館が存在しないように、
アメリカ大使館ってアメリカ国内にはないんですよね。
故に、発給申請するにはアメリカ国外に出なければいけなくなります。
日本人は基本日本で行いますが、その気になればカナダとか、メキシコとかでも申請可能だそう。要はアメリカ大使館であればいいのだから。…個人的には、そんな冒険はしたくありませんが。
今回の帰国は、この“ビザ発給”が最も大きな目的です。

前回(と言っても3年前ですが)学生ビザを更新した際には
失敗したくなくて、エージェントを介して確実にやってもらいましたが、
今回は、何となく、自分でできるかなーと思って、
大学のimmigration specialistの方と、同じ経験を持つ友人のAmiちゃんの協力を得て、
自力でビザ申請してみました。メンドクサイけど、なんとかなるもんだ。
でも根が心配性なので、やっぱり自分でやるとあれこれ不安。前日まで、“これで全部揃ってるよね…不備があったらアメリカに帰れないし大変なことに!”と密かにドキドキしていました。

当日。予約を事前にしていないと中にすら入れてもらえないのですが、
大使館ホームページに“予約時間は面接をする時間ではなく、大使館に入ることを許可される時間です。中で、3時間は待つことを覚悟していてください”と注意書きされているように、予約時間前に到着しても、既に大使館前には長蛇の列。機動隊の車も数台停車しており、警備の人たちも沢山いて、なかなかに異様な雰囲気です。妙な緊張感があります。(写真は拾い物です)
b0112009_6361317.jpg
結局のところ、予約している時間が各自あっても、大使館内に入れるのは並んだ順。当然、予約した人間はそれに極近い時間に大使館に来るべき、という暗黙の大前提があるのでしょうけれど、そんな予約って事実上無意味なのでは…と思いますがクチを閉じておきます。

大使館に入る時点で、入念な手荷物検査と、金属探知機を通らされます。
アメリカ大使館内は、法律上アメリカ国内という扱いですからね。空港での検査と同じ…というか、それよりももっと入念な検査です。飲食物と電子機器の持ち込みは禁止されているので、携帯電話もここで一時預かりされます。

大使館内に入ると、何故かもう一度手荷物検査と金属探知機。
5分前にやったばかりなのに、金属は身体から生えてきやしませんよ、
と思いますが、念には念を、ということなのでしょうか。
ここまでの待ち時間が一時間ちょっと。

そのあとは館内に通され、一人ひとり番号札を持たされて、
ふるーい銀行の待合室みたいなところで更にひたすら待ちます。
書類に不備さえなければ、①指紋採取 ②面接 の、計2回呼ばれて終了です。
面接では揉めていて長くかかっている人たちもいましたが、
(ああいうところは色んな人がいますね…人間観察面白い)
私のは非常に短く、担当の白髪のおっちゃんは山のような書類に唸りながら目を通して、
“キミの仕事だと直接の上司は誰になるわけ?”という質問をひとつしたっきりでした。
その後、たんたんたん、と書類にスタンプを押しながら、
“Ok your visa has been approved, it should be mailed to you in a week or two.”と言われて、手続き終了!そのあとはてけてけ元来た道を戻り、預けた携帯を受け取って、館内を後にします。

全てが終わったのが、2時間半後くらいでしたね、元の予約時間の。
仮にもプロならもうちょっと流れをスムーズにする努力とか考えないものなのかしらん、
無駄を省いて、効率化を!と正直なところ思いますが、ビザもらえたので文句は言いません。
私はこういうところは得てして理不尽に待たされるものだと思ってるし。

さて、これで晴れてめでたく、“アメリカ⇔日本を自由に往復できる身”になりました!
こんな素敵なstatusは2年半ぶり。とりあえず無事に済んでほっとしました。
これで思いっきり残りの日本滞在を楽しめます。
まずは明日、有明コロシアムでbjリーグのFinals見てくるぞー。わー。
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  by supersy | 2011-05-20 23:55 | Comments(0)

日本帰国!と、センセイの通知表2。

長らく更新してなくてごめんなさい。学期末の怒涛のスケジュールに忙殺されていました。
さて、現在はというと、日本に無事に帰ってきています!
時差ボケも思ったほどひどくなく、今のところ元気にやってます。

5/17~18
久しぶりの長旅はカラダに堪えました…13時間ってこんなに長かったっけ?
飛行機で寝るために敢えて前日あまり睡眠を取らず、workoutまでして体を疲れさせて臨んだのに、寝て起きても30分しか経過していない、ということを5-6回ほど繰り返し、最終的に諦めてflight mapとずーっと睨めっこしてました。成田がようやく近くなって、フライトアテンダントの方が“Are you staying in Japan?” “Are you Japanese?”と一人ひとり尋ねながら書類等が配られる段階になりました(最終目的地が日本のヒトは関税の書類を、そして更に日本人でないヒトはもうひとつの書類を埋めなければなりません)。私のところへやってきた日系アメリカ人っぽい女性のフライトアテンダントさんは、“Staying in Japan?”の質問に私が頷くのを見て、“a US citizen?”と畳み掛けてきました。いやいや、入りが違うやんけ、と思いつつ、日本人です、と答えると、その女性は一瞬静止して私の顔をまじまじと見、“Japanese Japanese? (100%日本人?)”と疑いの目を…(苦笑)。“そうです、見えませんか?”と笑って尋ねると、怪訝な顔でため息混じりに“You really don't(見えないわねぇ)…”と言われてしまいました。小学生の頃なんかはハーフみたいと言われるのが嬉しかった時期もあったけれど、今は悲しい!これからの日本生活に不安を残します!(´д`)

日本のものは、全て記憶の中よりも2回り小さい、といった感じです。
日本人も(ほぼヒトを見下ろす感じなのは新鮮)、電車や近所の公園や実家も。
新宿から家に向かう地下鉄の中で、となりのおにーちゃんがくしゃみをしたのでついBless youと言ってしまいました。小さい声だったので聞こえなくてよかった…気をつけないと不審な目で見られてしまいますね。

5/19
新宿をブラブラ…するはずが、何故か銀座ブラブラに途中変更。
金曜(5/19)で公開終了になる、「塔の上のラプンツェル(原題:Tangled)」見てきました。
b0112009_23582729.jpg
小さい頃童話で読んだことがある「ラプンツェル」とはかなり違う内容でしたが、
ヒーロー役のユージーンの出てきてすぐに"あーこれはヒロインが恋に落ちるわ”と分かってしまうイケメンっぷりと、ラプンツェルの意外にもごっつい男どもにフライパンひとつで立ち向かっていくこれまた男前っぷりが気持ちのいい映画でした。キャラクターが脇役を含め表情豊かで生き生きしていて、老若男女楽しめる映画だと思います。
とてもとても可愛らしい。

そのあとは銀座の町をブラブラして、最後には三越のデパ地下へ。
3年日本を離れていた浦島太郎にとって、コンビニがパラダイスならばデパ地下はその上を行く天国!目を真ん丸くして、「うわーうわー」を連発してしまいました。日本の食はレベルが高すぎる、芸術の域です!私あそこに一日中飽きずにいられると思う…(笑)。
b0112009_5431573.jpg
で、最終的にJohanで“明日の朝ごはんにでもじゃあ"ということでパン選び。
私小さい頃からパン屋さん大好き。駅前なんかでふわっとパンのにおいがどこからともなくしてくるとふら~と引き寄せられてしまうし、入ると焼きたてパンが綺麗に並べられていて、無条件でわくわくしませんか?買うとなるとあれもいいなこれももいいなと悩んでしまって、ついつい買いすぎてしまったりするのよね。トレー片手に好きなものを好きなだけ取っていい、という自由さもまたいいですよね。お店のヒトも敢えて構わずにこにこ待ってくれてる感じも。(写真はドーナツだけど↓)
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さて、家に帰って仕事のメールをチェックすると、
“Your Course evaluation results are now available”というメールが来ていました。
以前にも書いたことがありますが、アメリカの大学では学期末に生徒が先生の評価をし、
大学に提出する、という文化があります。それを大学側がリポートとしてまとめ、学期終了後に
各教師に送ってくれるのです。それが、もう閲覧可能になっていますよ、というメールでした。
どきどきして開いてみると(やっぱり評価される、というのは幾つになってもちょっと緊張しますね)…
教えていた3つのクラス中、2つで、全生徒が全項目満点の5.0/5.0を付けてくれていました!
項目、20以上あるんですよ…成績のつけ方が公平である、とか、生徒のことを気にかけている、
といったものから、授業の内容の知識に長けている、公平且つ適切に生徒たちをchallengeした、
この授業を受講したことで知識や技術の伸びを実感することができた、などなど。
授業って料理と同じで、人それぞれ学び方に好みがあるし、スタイルがある。
万人受けする教師になるのは難しいんだなぁ、と思っていたからこそ、
全生徒が、全項目で、というのは非常に励みになりました。
今回も嬉しいコメントがいっぱい。おまいら…センセイ泣いちゃうぞー。

The things I liked most about this course were:
- the way she teaches the class and how she presents the information. Good pictures
- Learning the background behind the special tests. Knowing the why is important and it helps us remember the tests.
- I really enjoy Sy as a teacher. She really knows her material and conveys it well to the students. You can tell she takes her time to prepare for each individual class. The time she devotes to her lesson plans makes me want to work harder in this course.
- Sy is awesome! I know I am getting my money's worth. I also know that what she brings to the table I wouldn't be able to get at any other university.
- The knowledge the teacher was informed with along with the books
- Practicing the special tests as we read about them
- EVERYTHING
- The information presented in class

In addition, I would like to tell the instructor:
- Sy is one of the best teacher I ever had...and is the best AT in the AT program :)
- Good job
- Thank you for adding your real world experiences and teaching us more than what we needed to know. Your giving us skills that we need to not only be successful but to excel at what we do.
- She does a very good job and I wish she would teach more of the Athletic Training courses. I have a lot of respect for her and feel like I learn so much from her.
- She's awesome and I wish she taught more classes.
- awesome job
- Thank you for making it interesting. And for being "on our level". That makes it so much easier to learn and remember.
- Sy is one of the best teachers she explains everything where the students can understand. And, the tests are hard but if you know the information it is easy .... there are no random questions where your left thinking when the hec did we learn this. :)
(↑typoも含め、生徒が書いてくれたコメントそのまま全て抜粋です)

特に今学期教えたLower evalは、ATEPのDegree Planの流れの中でもCornerstoneとなるとっても大事な授業だと認識していましたし、その授業を教えるという責任もひしひしと感じていました。
それぞれのSpecial testがどういうものか、だけでなく、何故これをするのか、その意味をどう受け止め、評価の過程で使っていくべきなのか、というところを、統計的且つ現場の観点から教えてきたつもりです。
overthinkするのは簡単だけど、原点に戻って“集めうる情報を全て集めて、プロとしてそれを見つめ、最善の判断を下す”といういかにシンプルなことを的確に素早く行うか、その上で、Acute injuryの評価がいかにトリッキーで難しくなりえるか、という厳しさも、全部ひっくるめて学期を通して何度も強調してきました。
技術だけでなく、ホンモノの患者をいかにrespectを持って扱うか、コミュニケーションを切らさず、情報を共有できる、本物のクリニシャンになるか、ということも。2年生には難しい内容です。

要求してきたものは決して低くなかったと思います。
それらのコンセプトをしっかり受け止め、それに行動をもって応えてくれたのは他でもない学生たち。
いわゆる“落ちこぼれ”だった生徒も一念発起して、私の目にも見えて分かるようほど夢中で勉強し、
期末試験でその子がクラス最高点を取る、という奇跡(というと失礼かな)も垣間見ることができました。
授業自体は80%の出来だったかな、と正直思っています。まだまだ改善すべきところはある。
でも、その80%の授業から100%、120%を引き出して最大限に学んでくれた生徒たちに感謝!
みんなの成長を嬉しく思います。

しかし、日本生まれ日本育ちの自分がアメリカの大学で授業を教えることになるなんてね、
想像すらなかった。今更だけど、やっぱり変な感じ。
それを違和感なく、たった2学期でこれまでオープンに受け入れてくれるようになった学生たち。
それが本当にすごいと思うな。学生たちだけでなく、同じATEPの同僚・上司も。
ありがとう!これからももっともっと努力を重ねてより良いものを提供していけるよう頑張ります!
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  by supersy | 2011-05-19 23:55 | School | Comments(0)

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