<   2008年 04月 ( 10 )   > この月の画像一覧

 

終わりの始まり。

OrlandoからGainesvilleまで帰ってくる2時間の道のりでガスが1/4しか減りませんでした。
普段通勤or通学時には渋滞を通るからそんなに走行距離は出ないけど、
そうかー、本来はこんなに燃費のいいものなのか。恐るべし、Hondaのエンジン。
この一年間で、引越しだ通勤だ遠征だと20000マイルくらい積んでしまったので、
愛車も大事にしてあげないといけないですね。今週末あたりまた洗ってあげようかな。

さて、季節はまさにFinal week。つまるところ期末試験週間。
2つのFinalと1つのどでかいProjectが残っております。
それが終わるまでまともな更新はできそうもありませんが、
とりあえず今学期を力強く終わろうと頑張っています。ふむっ。

仕事のほうはというと、今は嵐の前の静けさというか、SoftballとBaseballが終わったので
残すところはSpring Footballのみとなりました。あと、ちょうど一ヶ月になります。
さっきふと数えてみたら、今までにHawthorneでHome gameとしてホストした試合、
Awayで帯同した試合を全て併せてみたら約130試合にもなりました。
9ヶ月で130試合…。我ながら…、何というか、よくやったなぁ。
無我夢中だったからできたものの、この数字を見るとうわっと思っちゃいますね。
b0112009_3515424.jpg
写真は数ヶ月前ですが、女子サッカーの最後のホームゲーム前に撮ったものです。
色んなスポーツをカバーしてきましたが、女子サッカーとSoftballは中でも楽しかった!
きゃぴきゃぴした女の子は昔から苦手ですが、おりゃー、とりゃーって感じの元気な女の子とはなかなか気が合うみたいです(笑)。怪我してもなんのその!っていうタフさは意外と女のコのほうがあるといえばあるんじゃないかな。…あ、でも泣く子も多いからプラスマイナスゼロかな(苦笑)。

ともあれ、学校はほぼwrap upにかかっていて、仕事もあと一ヶ月、という今。
タイトル通り、終わりの始まり、という何ともいえぬ哀愁感があります。
しっかり自分らしくケジメをつけて締めくくって、その後の夏を思いっきり楽しむぞー。
じゃないといい加減倒れちゃうぞー。
そんなわけであと数日は寝ないで頑張るぞー。おー。
[PR]

  by supersy | 2008-04-28 23:59 | School | Comments(0)

Orlando Predators vs Tampa Bay Storm。

さて。はぎさんしのちゃんと合流してOrlandoのホテルで更に一泊。
今日は現在はぎさんがお仕事をされているOrlando Predatorsの試合を見学兼お手伝いさせてもらいました。あー、Arena Footballに戻ってくるのは久しぶり。やっぱりいいなぁこの雰囲気!
下はテツさんがスタンドから撮ってくれたなかなか珍しい仕事中のショット。しかもはぎさんと一緒!
b0112009_7205357.jpg

b0112009_7211565.jpgPredatorsのQB・Shaneが先週のGeorgia戦でsackを喰らったときにヘルメットが外れ、相手のchin strap buckleが首と耳にぶつかってそれぞれ切り傷を作ってしまったというエピソードがあるのですが(耳は縫合しなければならなかった程で、右の写真がその傷跡です)、Staff一同冗談で耳と首に左写真のようなバンドエイドをして試合に臨みました。それを見たShaneは“まじかよ…やめてくれよ”と笑ってましたけど。

やっぱりArenaの試合の緊張感はいいですね!高校にはなかなかない(笑)。
ここのスタッフの人たちは本当に良い人たちばかりで、選手もHead ATCのKevinもChiropractorのScottもMassage TherapistのMikeもすんなり部外者なはずの私を迎え入れてくれて、
試合後に至ってはKevinが、今日は本当にありがとう!またいつでも来て!Tampaでやる次のTampa戦も都合が合えば是非来てくれ!とまで言ってくださいました。
いやいや、ありがとうございます!
所が変わればチームも変わるというか、Wranglers時代はGame dayなんてある意味ボクらstaffにとって戦場でしたけれど(普段の練習場所と試合会場が30-40分離れていたので道具の運び込みとかset upで慌しく、とにかく休みがなかったんです)、Predatorsは終始穏やかで皆のびのび仕事をしていたのが印象的でした。会場もOrlando Magicのホームなので立派!

  ↓写真は左から試合前のArena、試合中のBox、試合後のArena外観。
b0112009_721558.jpg
去年Austin Wranglersで一緒だった選手にも何人か会うことができ、
久しぶりー、最近どうしてた!?なんてハナシをすることができました。
いやぁ、こういう懐かしい選手との再会って意外に嬉しいもので、あーこのコも頑張っているんだなぁ、負けてられないなぁととっても良い刺激になります。現在PredatorsでプレーしているSchroederは私と同い年でめちゃくちゃ真面目で努力家なlineman、そういえば一緒に写真を撮ったことがなかったので再会記念に撮ってみました。ははは、やっぱりでっかいや。
b0112009_7222251.jpg
進路について悩むことが多いこの頃でしたが、久しぶりにArenaの舞台に戻ってちょっと目の前が開けたような気がしました。このあとはホテルに戻ってはぎさんしのちゃんテツさんと朝まで宴会だったわけですが、日本人同業者と飲むのは実にThanks giving以来だったのでこれまた楽しかったです。なかなか贅沢な思いをした週末でした!遊んでくれた皆さん、ありがとうございました!
[PR]

  by supersy | 2008-04-26 23:59 | Athletic Training | Comments(4)

友情のディスク。

さて、オーランドに来ています。
今回の滞在では色々用事があるのですけれど、そのうちの一番が、
一年間の研究を終えて日本に帰るタカシさんの見送り、でした。
カツさんとタカシさんと私はいつでもDisc Golfだ食事だ飲み会だと何だと一緒につるんでいる仲間だったので、別れるのは寂しい寂しい。いくつになっても慣れないなぁこういうの。
タカシさんに何か餞別をと思って色々考えていて、
そうだーバックプリントのディスクに絵を描いて送ろう!と思い立ったのが2週間ほど前。
カツさんがNorth Dakota、タカシさんがCalifornia、私がTexasにそれぞれ以前住んでいたので、
お互いをキャラクターに見立ててDakotan、Californian、Texanを描くことにしました。Californianはキザで色男な感じ、Texanはでっかくてトロそうな感じ、Dakotanは…ピグモンな感じ(笑)。
3人でこんなことを言い合って笑っていた日々を思い出しながら、考えに考えて
書き直しを重ね、完成したディスクがこちら↓。Friends forever, その名も友情ディスク!
b0112009_3114442.jpg


自分が魅せられる人ほど夢に向かってactiveで、活躍の場を変えていくからこそ別れのときも来てしまう。そういう人達に出会えたこと自体とっても幸せなんですけれど、短い時間でも出会えて時間を共有できたことは幸運なんでしょうけれど、それでもやっぱり別れは好きになれないなぁ。
TAIKIさん、タカシさんと、まさにそんな最高の友人たちが続けてGvilleを去っていってしまったので、何と言うか、ぽっかり穴が開いたようなというか、心細く感じてしまうところはあるのですが、
それでもお互いの生き様に誇りを持ってそれぞれの分野で頑張っていきたいですね。
次に会うときは胸を張って会えるように。それまで、しばしのお別れです。

そろそろ慣れてもいいはずなんだけどなぁ。
日本からテキサスへ、テキサスからフロリダへ、私も動いてきたし、
色々なところでしてきたインターンでも色々素晴らしい人たちに会えた。
でも、何度やってみてもそういう人たちとの別れは慣れなくて、辛いもので、
でも、うむ、よく考えたらそういう人とは今でも連絡を取り合って繋がっている。
巡り合わせってこういうことかな。
会うべき人たちとは会えるし、繋がるべき人たちとはずっと繋がれる。
私の“ヒトとの出会い”を司っている天のチカラには感謝だなぁ。

…なんて色々考えてしまうんですけどね。
今日は、3人で回る最後のDisc GolfということでOrlandoのGordon Barnett Parkを回った後、空港内のHyattに一泊。く、空港内のホテルってゴージャスすぎる…。
明日はタカシさんを見送りカツさんと別れた後に、ハギさんしのちゃんというまた別のAthletic Trainer仲間と合流することになります。隙を見てFinalの勉強もしなくては。いやいや、慌しい学期末です。
[PR]

  by supersy | 2008-04-24 23:58 | Just Thoughts | Comments(5)

ACLについて考察してみる。

ATの方ならきっとACLについては嫌ってほどレクチャーされてきてるだろうと思いますし、
実際に怪我の現場に居合わせたり手術を見学に行ったりリハビリをしてきたりしている中で
学ぶことも多いですよね。私もACLの手術だけでも多分3つくらい見たことがありますが、
最初に見たときはなかなか衝撃だったなぁ。手術ってか工作みたいだなぁ、と思って。
そんなわけでありきたりなトピックではありますが、ちょっと違う切り口の講義を
とある先生がしてくださったので、それをベースにちょっとまとめてみたいと思います。
b0112009_11173214.jpg
ACL、正式名称はAnterior Cruciate Ligament、日本語では前十字靭帯。
これは膝の靭帯の中でももっとも怪我のincidentが多い靭帯です。

皆さん今座ってますか?もし90°に膝を曲げて椅子に座っている状態なのであれば、
両手で、それぞれ右と左の膝っ小僧をぐわしっ、と思い切り掴んで見てください。
大まかに、アナタの親指があるのがMCL(内側側副靭帯)、小指がLCL(外側側副靭帯)がある位置になります。真ん中、中指がpatellar tendon、人差し指が大体Pes Anserineあたり、そして薬指がなんとGerdy's tubercleになっちゃうんです。ねっ。便利でしょ。
しかーし。これでびっくりしないでください。
それでは人差し指と中指をえんがちょするみたいにクロスさせてみましょう。
(普通ヒトは中指を上に組みますよね?人差し指が上なんてあまのじゃくさんはいませんよね?)
LateralからMedialに向いている中指が前十字、逆向きの人差し指が後十字になります。
前十字と後十字がどの向きでどうクロスしているのかを忘れたらこれが一番です。

これ、Undergrad時代に習って便利だなぁと関心して、
ATSなら全員知ってるもんだと思ったら意外に知らない方も多かったので書いてみました。
ちょっと目からウロコ落ちません?

さて、そのACLですが、ちょっとマニアックに掘り下げていくと、
長さが35mm、太さが10~11mmと数字にしてみると案外小さいんですね。
ただ、これだけの小さなstructureで、1725~2500Nもの負荷を支えられるというのだからすごい。これ、重量ポンドに直すと約398~562lbsの重さに、えーと、私の計算が間違っていなければなると思います。
ACLは微妙に捩じれながらinsertしており、full extensionではposterolateral partが、flexionではanteromedialがそれぞれtautになって、その中間のintermediateは基本的にthrough out ROMでtightといういわゆるguiding bandの役割を果たしています。
●Primary Restraint...Anterior translation of the tibia
●Major Secondary Restraint...Internal tibial rotation
●Minor Secondary Restraint...Varus-Valgus (in full extension only)
                  External rotation (greater at full ext)
VarusとValgusのstabilityはfull extensionでしか出ないとこの先生には教わりました。
MOIにはInternal tibial rotationとvalgusのコンビネーションもあると習ったことがあるのですけど、まぁでもチカラの組み合わせを考え出すとキリがないのかなぁ。ねじれてるし。

このあとはACLの手術のあれこれの話をしていたのですが、内視鏡の映像もたいぶ訳が分かるようになってきたなぁと実感しました。最初に見たときはどれがどれだか、というか、どこに何があるかも分かってなかったので、“これがTorn ACLの内視鏡の映像で…”って無くなっているモノを説明されても全然有り難味が分からなかったんですよね(笑)。
b0112009_2229325.jpg
例えばコレ、左がTorn ACLで右がReconstructedの映像なんですけども、
今だから“あーこれはFemoral notchだな、あるはずのACLが無くなっていてscar tissueがいっぱいだ”って読めますけど、最初はこうして比較でもしないとね、わっかんないですよね。
一生懸命読もうとしていたら映像が上下ひっくり返ってたりすることもありますし。

Meniscal Tear(半月版損傷)の手術のハナシにもなったのですが、これも少しだけ。
Meniscal surgeryには基本的に2種類あります。
RepairとMenisectomy。切れたところを縫合してくっつけるか、その欠片を取ってしまうか。
ご存知の通りMeniscusの外側は厚みがあり、vascularになっていますが、内側になればなるほど薄くなり、avascularになります。血液の循環があれば損傷を起こしていても栄養が行き渡るので自然治癒が可能ですが、内側の血管が無い部分はそれが不可能になります。つまり、治癒が起こらないわけです。だから、Meniscal tearの患者に手術をするときには、損傷の箇所が内側であればもうその欠片を取って、関節がロックしないようにするしかない(=つまりMenisectomyをするしかない)、というわけなんですが…。
だからね、外側だったらじゃあほぼrepairが可能なのかなと思ってたんですよ。
でも、先生曰く、非常に特殊な条件が揃ったときにしかRepairはしないのだそう。
それは、Vertical tear in the thickest portionのみなんだそうです。
つまり例えoutermostなところに損傷が起こっていたとしても、そのキズの向きがobliqueだったりhorizontalだったりしたら、それは縫い合わせても自然治癒できないということです。
キズの向きも重要な決め手になってくるのか!とびっくりしました。
先生によれば、これは全体の半月版手術の5%くらいでしかないそうで、
repairって意外にできないもんなんですね。知りませんでした。

講義の終わりに、コドモ相手だったらACLの手術するんですか?という質問も出ました。
コドモだとまだgrowth plateがあるので、つまり成長の最中でまだまだ骨が伸びているので、
手術をしてしまうとこのgrowth plateが閉じてしまい、骨の成長が止まってしまう危険性があります。ACLのreconstructionはMeniscucの手術と違って大掛かりで、骨にドリルで穴を開けますからね。閉じてしまっては一大事。片足だけ早く閉じてしまったりすると左右の足の長さがガタガタになり、後々体中に多大な影響を与えてしまいます。なので、若い選手を扱うときはまずX-rayを取ってGrowth plateのopen具合を調べるのだそう。すっごくopenだったら、例えばMeniscal surgeryとかgrowth plateに影響の無い程度の手術に留めておく。時期を待ってまたX-rayを取り、ほどよく閉じてきた頃にACL手術をするのだそうです。
意外に、気に留めておかなければいけないことって多いですね!

--------------------------------------
面白いと思ったことだけを書き並べたので読みにくくなってしまってすいません。
さて、急ですが、明日から数日間ちょっとOrlandoに出かけてきます。
帰ってくるのは日曜日かな?
一応パソコンも持って行きますが、更新ができるかはちょっと分かりません。
まぁどっちにしても、書き溜めておくので後で一気に更新します。
それではちょっと早いですが皆さん良い週末を!
[PR]

  by supersy | 2008-04-23 23:59 | Athletic Training | Comments(1)

お絵かきとMotion Analysis。

>hiroさん、賀屋先生
私信になりますが。とりあえずDr. Borsaに答えてもらったところによれば、piaもdura, arachnoid同様、やっぱりspinal cordの終わりまでカバーしているそうです。Borsa曰く、Spinal cordが終わってCauda equinaになるところで終わりだよ、レベルでいうとT-12くらい。だそうです。これが厳密に言ってL1なのかT12なのかは個人差もありそうですが、Meningesのオワリの定義はやっぱりSpinal cordの終わるところなのかなと理解していました…賀屋先生のコメントを読むまでは。そうだここにもいたー、解剖マニア!賀屋先生!Piaがligamentになってるんですか?知らなかった!それをまだpiaと見るかもはやpiaではないものと見るかでも理解が変わってきそうですね…。あぁますます混乱してきています(笑)。
--------------------------------------

さて、月曜火曜と連続でFinalがあったので週末はがっつり勉強をしておりました。
大学院に入ってからは、長時間ぶっ続けで勉強するというよりも、空き時間を見つけてちょこちょこ勉強するというスタイルになっていたので、久しぶりにこうして猛勉強すると頭痛がする…。

月曜日のテストは解剖で、特に気合を入れて時間をかけて勉強していました。
もうこれは私の習性と言うかクセというか、気合を入れて勉強しだすと止まらなくなるんですよね。他の授業中だろうがなんだろうがとにかくその科目の勉強をしたくてしょうがない。
でそんな熱心さが高じて、別の授業中に退屈だったので描いていた絵がコレ。
b0112009_8194089.jpg
こういうことばっかりしてるのでヒトからは関心されるか“お前アホじゃないの?”と言われるか
どっちかですが、私が何でもとにかく絵を描くのには理由があります。
ヒトにはそれぞれに合った勉強のタイプがあるといいますが、私は完全にVisualタイプなんです。
アメリカではよく耳にする話題なんですが(個人的に日本にいるときには聞いたことがなかったのでそう思うだけかも知れませんが)、ヒトには主に3種類のLearning styleがあって、visual, auditory, kinestheticに分けられるそうなんです。噛み砕いて言えば、見て覚えるヒト、聞いて覚えるヒト、実際に自分の体を使ってみて動いて覚えるヒト、の3つです。私は何事もvisualizeしないと入ってこないので、特に解剖の授業ともなれば実物を見て、そしてその後は絵を描きまくって覚えます。Visualizeと言っても教科書を見てるだけじゃダメで、やっぱ自分の手で描かないとお互いの位置関係とかtissueのtextureとかがしっかり入ってこないんですよね。Cranial nerveの絵とかBrachial plexusの絵なんかもう20回は描いてきてるんじゃないかな…。
この解剖のテスト問題のひとつに関して気になったことを調べていたらなかなか面白い発見ができたので、これについては後日またまとめたいと思います。

今日は今日でOrthoのテストがあったのですが、
その中で、Prehabに関するBiomechanics Evaluationも範囲になっていました。
これに関しては専門家さんが2回に渡って講義をしてくれたあと、
次の授業では私たちGAがそれぞれFLGのBiomechanics labに行って、
マーカーを実際に装着してBiomechanics ayalysisをする、ということをやってみたのです。
クラス全体を4つのグループに分け、それじゃあ各グループひとりモデルを出して、
と、Dr. Doverが言うので、是非体験してみたくて私をモデルにやってもらうことにしました。
b0112009_8293446.jpgマーカー(←)と呼ばれる電球のような形をした丸いモノを、他のメンバーに体中至る所にテープでくっつけてもらい、準備完了。ちょっとうろ覚えですが、AC joint, Greater trochanter, Lateral femoral epicondyle, lateral mareollus, calcaneous, head of 5th metatarsalがランドマークだったような気がします。今回は下半身のexerciseのみだったのですが、もちろん肩をターゲットにしたような運動をanalysisするときは肘や手首にもくっつけます。
うーん、カラダ中にまるまるがいっぱい。
b0112009_8441280.jpg
本当はPrehabでやっていた全てのexerciseを経験してみたかったのですが、残念ながらそんな時間もないので、バーを頭上に上げてそのままスクワットをするOverhead squat(左上)と、それから台の上に片足で乗って、膝を曲げていきもう片方の足の踵で床に触れるというHeel tap(右上)のふたつのexercseをdemonstrateすることに。あ、厳密にはLateral heel tapなので写真とは微妙に違うんですけども、いいのが見つからなかったのでまぁ参考に。

このマーカーの他に、Force plateと呼ばれるスペシャルな器具もこの施設には装備されていて、このPlate、床にはめ込まれているんですけど、そのプレートの上に誰かが立ったりしてチカラが加わると、それがどのくらいの大きさでどこを向いていて、ということを一瞬で分析できるようになっているんですね。

これらを全て組み合わせた結果、カーテンで囲まれた真っ白の床が張られている、
“Motion analysis area”に立つと、コンピューター上でヒトはこんな風に見えます。b0112009_8471556.jpg
この写真は私たちが実際に行なったものではないのでマーカーのついているランドマークポイントは多少異なりますが、イメージとしてはまさにこんな感じ。こんな風にマーカーは点として、カラダのラインはマーカー間を繋げた線で表され、棒人間のようになって見えるわけです。

床が灰色になっている部分がForce plateのあるところで、ちょっと見えにくいんですけれども赤い矢印が床から上に向かって伸びているのが見えますか?これがまさに、どの方向にどれくらいのチカラが掛かっているかをベクトルのように表しているのです。

motionをdetectするカメラは部屋の至る所に配置されているので、コンピューターで
このexerciseをviewするときにはマトリックスのようにくるくる角度を変えながら再生できます。
うわぁぁぁ、出たぞ技術の最先端!!!でもないのかもしれないけど!

…。
で。
今日あったテストでは、まさにボクらのこの写真がテストに出され、
“これはクラスメートのひとりがoverhead squatをしているところです。
 trunk, knee, ankleのinitiation, terminationの角度はそれぞれ表の通りです。
 このヒトの各関節の角度はnormalかabnormalか、Biomechanics的問題は何か、
 それに関係し得る改善すべき問題は何なのかを書きなさい”
みたいな問題になっていました。

こういう問題は結構好きなのでわいわい解いていたのですが、Heel tapの問題になって、むむ、結構kneeをvalgusにしちゃうヒトが多いのにコイツはむしろvarusになってるなぁ。forceも真っ直ぐブレずに上に伸びてる。ちょっと足がexternal rotationしててtrunkが前にleanしているからsoleusが硬いのとlimited DFがあるようだけど、それ以外は特に問題ないじゃないか、誰だろコレ、やるなぁ、…とか思いながらせっせと文章を書いていたんですよ。
そして提出するときになってDr. Doverが、“あのHeel tapの写真はSyの写真だよ”とこっそり教えてくれたので、あ、そうなんですか!とびっくり。特に女の子はvalgusになりやすいのに、いいフォームだねぇというので、あーざまーすとお礼を言っておきました。いやいや、自分がテスト問題になる日が来るとは思わなかった。そして良かった、恥ずかしいフォームじゃなくて(笑)。
[PR]

  by supersy | 2008-04-22 23:59 | Athletic Training | Comments(10)

日本人離れ?

b0112009_355654.jpgマニアックな更新が続いたので、たまにはAthletic Trainingを離れて日常にあったことなどを少し。

どどん。あまりBlogに載せない自宅写真です(笑)。
念願のソファが家に届きました!
フロリダに引っ越してきて早9ヶ月、ずっとソファの無い生活でした。Couchはアメリカにおいてはもうマストアイテム。Couch potatoという単語にもあるくらいに、アメリカ人にとってソファに寝転がってTVを見るのは至福の一時なのです。そんなわけで友人が来るたびに何でソファがないんだ!と怒られてました。もうずっと欲しくて欲しくてしょうがなかったんですけど、安い買い物でもないし給料も残念ながらそんなに沢山もらえてないし、地道にお金を貯めて貯めてやっと購入に至ったのであります。その配達日が今日だったんですね。

届けにきてくれたのは黒人の陽気なおにーちゃんふたり。
ソファ結構でっかいしドアにつかえたりして、という私の心配も杞憂に終わり、ササっとあっという間に運び込んでくれたのですが、その後も何しろ陽気だったので世間話などを少し。
“Where are you from?”と聞かれて、ああ、えーと、元は日本の東京出身ですよ、と言うと(油断すると最近はテキサス出身ですよとか返してしまう…)、そうか、日本かー!!!日本語ってひとつの文字で沢山の意味があるって本当!?とか聞かれてわいわい話していました。(ちなみに日本語には3種類の文字があるという説明はいつしてもなかなか難解です)

すると、もうひとりのおにーちゃんが、
“You don't look like Japanese (いやでも日本人には見えないよね).”
“I don't? As far as I know, I'm 100%-pure Japanese (そうすか?知る限りでは100%純日本人ですよ).”

日本人ぽく見えない、というのは日本にいた頃から言われていたし、
小中高通じて、ハーフ?とか本気で聞かれたことも結構ありました。
留学しに来てからアメリカ人にも数を数えていたらキリがないほど言われてきましたが、
そうでしょうか?そんなに見えない?結構アジア人らしい顔してると自分では思うんですけど…。
Hawthorneのコドモたちにも最初日本人と言うととてもびっくりされて、
“なに、Japanese American(日系アメリカ人)かと思った?”と笑ったら、
“ううん、本気でフツウのアメリカ人かと思ってた”言われたこともありました。
いや、見てわかんない(苦笑)?

さてまたもうひとりのおにーちゃんが、
“Yeah you look like a mixed (うん、混血に見えるね).”
と言うので、mixed? 何と何のmix?と聞いてみたら、
“Black & Asian.”

ええ。Blackっすか。

“You talk like black, too (話し方も黒人だし).”

ええ。身も心もBlackっすか。

Blackの友人が多いのでBlack訛りというか、独特の言い回しというか、移ってるらしいんですよね。
音楽の好みもどっちかというとやっぱりHip HopにR&Bとblack寄りなので、こないだコドモが私のiPodを聞きながら、“Sy, you should be black.”と言ってきたのには大笑いしました。
Undergrad時代の上司、Dr. Ransoneにもいつだか、
“さゆりはもうすっかりAmericanizedされすぎだな。日本人らしい謙虚さはどこにいった…。”
と言われたことがありました。初めて日本の地を離れアメリカに来てからもう6年が経とうとしてますが、日本人離れは刻々と進んでいるのかも知れません。
しかもこういうのって自覚が無い。うーむ、恐ろしい。
まぁ異国にいるのだからそれに適応する能力は必要ですけれども、
日本人の良い所は失わずにいたいなぁ。

しかしそれにしてもblackって…。
笑うに笑えない。色んな意味で。笑ったけど。
[PR]

  by supersy | 2008-04-19 23:59 | Just Thoughts | Comments(3)

KT-2000。

大学院生は一学期3つの授業・9単位を取ることになるわけですが、
解剖以外に私が取っているもうひとつのクラスがOrthopaedic Considerations in Athletic Training。略してOrtho。
この授業もとっても面白くて、毎回何らかのスペシャリストをゲストスピーカーに招いて
レクチャーやhands-onのラボを行なう、というものです。だから、授業をする場所も時には病院のリハビリ施設、会議室、プールの中、教室、Biomechanics labなどと様々。例えばPilatesとかAquatic Rehab、X-rayとMRIの読み方、Prehab、customizedの靴底の作り方など、毎回違ったテーマで授業が行なわれるんです。この構成、ナイス!!!!

で。
ちょっと前の話なんですけれども、KT-2000のレクチャーをしてくれたPTの方がいました。
KT-1000は話にだけ聞いて知っていたものの、Texas Stateにはひとつもなかったし、
TibiaのAnterior translationを測るものでしょ、くらいにしか理解してなかったので、
知らないうちにKT-2000に進化してたのね!とびっくり。
b0112009_926952.jpg
ご存知の方も多いでしょうが、どどん、これがKT-2000です(↑)。
この機械何に使うかというと、Anterior tibial translation on femurのdegreeをmm(ミリメーター)で測るものなんですが、もっと詳しく言うと、どれくらいのforceでどれくらいのtranslationが起こるのか、をmeasureすることができます。これ、後になって大事になってきます。
あ、anterior tibial translationを測るんだからターゲットにしているpopulationはACL patientなのは、いいですよね。Eval processに使うことも可能ですが、主にACL reconstructionの手術をした患者のリハビリ経過の確認に使われます。

b0112009_9433235.jpgさて、その使い方ですが、
細かく書くとキリがないので、
至って簡略に説明したいと思います。

→まずは患者を寝かせ、膝を20-35°曲げた状態でブロックで固定します。下のブロックはLat. malleoliを、上のブロックは膝の少し上に位置するようにし、hamstringがリラックスするようにしましょう。KT-2000を脛に置き、Joint lineと機械の矢印が一致するように調節します。

---------------------------------------
※正しい位置にKT-2000を置かないと、全ての結果をskewすることになるので注意!
ここでPTの彼が、“External roration癖のあるヒトとかちょっと困るんだけど、なるべくそれがminimalになるように足を置いてね。Thighにストラップを巻いて(↓)制限する方法もあるよ。あと、Patella hypermobilityがあるヒトも厄介なんだけど…これはどうしようもないので、なるべく動かさないようにチカラを真っ直ぐかけるしかないね。”と言っていました。
b0112009_952574.jpg
---------------------------------------

それからStrapを巻き、膝蓋骨を固定して目盛りを合わせ、
バー(一番最初の写真で銀色の棒のように見えるのがそうです)を掴んで徐々に上方に
引っ張り上げていきます。15lbs, 20lbs, 30lbsでのそれぞれのtranslationの値を記録し、
更にManual maxという、とにかく思いっきり引けるところまで引っ張り上げてどれだけ動くか見る、という数値も入手します。その後、それぞれの数値を比べ、injured sideがuninjuredに比べて3mm以上のexcessive translationがあるとマズイ、という目安になっています。

この一連のテストを、手術前、術後6週間、12週間、6ヶ月、12ヶ月で行い、
願わくば手術前の数値より手術後のほうがはるかに少ないtranslationでありますように、
そして左右対称に限りなく近い数値でありますように、というわけです。
ちなみに手術後6週間の段階ではmanual maxをするには早すぎるので、
partial testというカタチで行なうそうです。まぁ、言われてみればそりゃそうだ。

で、今回初めて実際KT-2000をお互いに使いあってみることになったのですが…。これ、使うの、めっちゃ難しい。練習相当しないと正確な数値が出せなさそう、というのが正直な感想。
実際Athletic Trainig Roomにコレを常備している、という学校の方いますか?
うちの大学病院のSports Medicine Rehabの施設では本当に頻繁に使っていて、クリニックとかでは確かに需要があるというか、使う目的が分かるなと思うのですが、ATRではどうなんだろう。
もちろんあったって良いとは思うんですけど、実際どれくらい用いられてるものなんでしょうね??

b0112009_1021595.jpgちなみにそのPTの彼が言うには、手術でAllograftを使ったかAutograftを使ったかでKT-2000の結果に異なる傾向が出るそうです。

この左のグラフは私が適当にイメージとして描いたものなのであくまでただの参考にしてほしいんですけれど、Autograftを使った患者の膝では、かけるチカラに比例してanterior translationがlinearに増えていくのに対し、Allograftではチカラが少ないうちはtranslationがあまり見られないのに対し、一定以上のチカラがかかると一気にtranslateしてしまう、という風になるのだそう。

手術後のTissue Failureを避けるにはAutograftとAlloのどちらがより好ましいのか?
どこの腱を使うのがベストなのか?
それとも夢の人工靭帯がついにそろそろ完成されるのか?
(↑これは一番可能性が低そうですけども、少なくとも近い将来では)
もう長いことこの分野でこういったことは議論されてきていて、
恐らく私たちの永遠のテーマになっていくんでしょうけども、
それを決めるひとつの要素にもなりかねない面白いデータだと思いました。

差し迫った需要はないかなぁとも思う一方で、とても興味深い機械です、KT-2000。
KT-2000の使い方を詳しく説明してるサイトをみつけました。興味のある方はこちら
KT-2000だけでなく、PCL ACL injuriesにおけるtibial translationを幅広くカバーしています。
[PR]

  by supersy | 2008-04-18 23:59 | Athletic Training | Comments(5)

続・Clinical Human Anatomy Lab。

さて、噂の(?)解剖の授業なんですが、もうなんつーか、とにかく今学期取ってる授業の中で一番面白くて、笑いとオドロキが耐えないクラスなのであります。教授のDr. Borsaもさることながら、TAのJenもGarrethもクラスメートも息ピッタリで最高のメンバーです。たくさんのエピソードが溜まっているのでご紹介します。

●骨を切る。
全身の解剖をだいたい終え、2nd Examを終えたのが2週間ほど前。
それからはもっとカラダをdeepに見ていこう!と、例えば脳や目や内臓や各関節など深いところに進んでいっていました。膝や足首、手首、肘などの関節を見るにはそれぞれの関節をカラダから切り離し、余分やtissueを取り除いて関節包や深くにある靭帯などをexposeする必要があります。
b0112009_1283595.jpgさて、関節を切り離す、とサラっと書きましたが、実際にやってみるとこれがなかなか大仕事。Autopsy Saw(左写真)という器具を用いて、骨ごと切断しなければなりません。例えば足首を見るのであれば脛の真ん中へんをばりばり切らなければいけないし、膝を見るには大腿骨ど真ん中をばりばり切らなければいけないし、そのためには欠かせない道具がコレなのであります。

やってみたーいやってみたーいと騒いでいたら、そいじゃあやってみろーいとこのsawを渡されました。そんなに大きくは無いけれど、なかなかずっしり重たいもんですこの機械。
ゴーグルをしてスイッチを入れるとものすごい振動。しっかり握って思い切って骨にえいやっと当ててみると、切断面の骨が細かい粉になって飛び散って、さらには摩擦で骨の焼けるようなニオイ。うむぅ、真っ直ぐ切るのは思ったより難しい!
私の切った大腿骨は体の中でも非常にしっかりした骨なので、sawだけでは奥まで切れずにトンカチとノミも用いて最後はポキッと折りました。膝関節をトレーに移してほっと一息。いやー、これだけの機械を使わないといけないんだから、ヒトの身体というのは本当に丈夫にできています。
それでもFemur fractureがスポーツで起こることもあるんだもんなぁ。どれだけの衝撃がかかってそーなるもんなんだろうとか考えを巡らすとなかなか恐ろしいですけど。

●Fecal Matter
b0112009_1511045.jpg解剖学に精通してる皆さんならGray matterやWhite matterという単語はもちろんご存知だとは思うのですが…。(Gray matterは文字通り、CNSの中でも灰色がかった部分を指し、主にNeuronで構成されています。Capillary blood vesselsやNeuronal cell bodiesを含むのでこんな色になるんですね。一方White matterは白い部分でCell Axonsから成っています)

これを踏まえて続きを読んでみてください。

さて、このクラスで再三面白単語が飛び出しているのは前述の通りですが、
またもこの日新しい単語が作り出されました。その名もFeco matter。
内臓をそれぞれ取り出すにあたって、ちと厄介だったのが小腸と大腸。これらは全長7mとも言われる長さがあり、折りたたまれるように人体に収まっていますが、なんていうか、スペース取りすぎてて邪魔、なんですよね。解剖を進めていく上で。どかさないと見えないものがあるし、どかしちゃうとトレーに収まらないので置くところに困るし。
なので、各structureをindentifyしたあとにDr. Borsaの指示の下、切り取って人体用ゴミ箱に廃棄してしまうことになりました。いわゆるボクら用語で言う“Appreciate it”です(笑)。
胃のすぐ下の小腸の始まりの部分はハサミですかっと切ってしまえば良いので簡単でしたが、問題は大腸の終わりの部分。言われるままに私ともうひとりのクラスメイトで紐で大腸をキュっと縛り、そのすぐ上の部分をBorsaがハサミでぱちっと切ったのですが…。
その瞬間、中から何やら柔らかそうなものがボトリ。
大腸のほぼ終わりに含まれているモノなんて限りなくアレに近いわけで…。
わひゃぁ、と反射的に声にならぬ悲鳴を上げる私と友人。
どうしたの、と寄ってくる他のクラスメイト。
そこでDr. Borsa、
“いやーFecal matterが飛び出したね”

Fecal=大便というボクら医療専門家独特のjokeなのですが、
もうコレが私たちのツボというツボにはまり、しばし大爆笑してしまいました。

●まさに鉄壁。
脳を取り出そう、ということになって頭蓋骨を眉の上辺りで水平に切り始めたのですが、
何しろ大事な大事な脳ですから、骨以外にも沢山の組織が脳を守り固めていて、
取り出すのは本当に至難の技。骨だけ切ればすぽーんと出てくるってもんじゃないんです。
b0112009_2293629.jpg
せっかくなんで脳をprotectしているstructureをざっと挙げてみましょう(↑)。
まず、skin。肌も大事なバリアのひとつです。身体の他の部位においてもそうですが、病原菌の進入を防ぎ、血管の膨張・収縮/Sweat gland等を通じて体温調節をし、伸び縮みして他の組織への負荷を逃がしてくれる重要な役割を果たします。たかが皮一枚とあなどってはいけません。
それからご存知Skull(頭蓋骨)とそのPeriosteum(骨膜)。
hard protectionとしてがっつり脳を囲んで衝撃から守っていますよね。
更に、その下には3重の脳膜が存在します。外側から順にDura mater、Arachnoid mater, Pia mater。このmaterはgray matterとかとは違ってtがひとつ。materはラテン語でmotherという意味で、Dura materは“Strong mother”という意味になります。その名の通りDura materは3つの中で最も丈夫にできており、伸縮性もほとんどありません。次のArachnoidは同じくラテン語でSpider=クモという意味。というのも、その膜がクモの巣状に張り巡らされているからです。Pia materはDuraの逆で、訳すと“Tender mother”。脳のすぐ表面に位置し、メッシュのような薄~い膜なので脳が簡単に透けて見えます。つまり、脳に近づけば近づくほど柔らかな膜になっていって、ふわふわほわほわ脳を守っているわけですね。
b0112009_2444255.jpg
さーて、それだけではありません。ArachnoidとPiaの間にはSubarachnoid spaceという空洞があるのですが、この空間はCerebrospial fluid(脳脊髄液↑)という液体で満たされています。つまり脳みそって、液体の中に浮いているような感じなんですよね。こうしておけば、万が一先に挙げた防護壁を突破して衝撃が脳に伝わってこようとしても、液体で吸収できるでしょ、ってことなんです。
(私としてはtwisting forceに関しては逆にこのfluidがマイナスに働くように思えるのですが…。まぁこのへんは割愛します)
あっぱれ。まさに鉄壁の守りです、脳みそ。

前置きが長くなっちゃいましたが。
友人のDewayneが頭蓋骨をsawでがりがり切っているのを横で見ていたんです、私。
そしたら、
いきなりどばばばばっと液体が出てきたんですよね。
血液のように濁ってもいない、それはそれはclearな液体が。で、あー、Cerebrospinal fluidだ!!と思って。Arachnoidの膜を切った瞬間だったんでしょうね、きっと。
何でそんなに驚いたかって、普通Cadaverというのは乾いています。もちろん薬品で保存はしているのでパリパリにはなってないですけど、血管の中の血液は凝固しているし、関節包の中の関節滑液はもう全てsynovial membraneを通じてdiffuseしてしまっているから、何かを切って液体がドバっと出てくる、っていうことは基本的に無いんです。死んでもなお今の今まで液体をcontainしていた膜の強さはある意味驚異的で、さっすが脳、よく守られてるなぁとまたも人体の神秘に打ちひしがれ感動すら覚えたのでした。
…マニアックすぎですって?

●脳とか目とか。
さて、何だかんだあってやっと取り出せたBrain。
Jenに、“Sy、脳みそ出たよー”と言われたので、やっていた他の仕事をほっぽってわーいと見に行きました。脳って本当に面白いですよね、皆さんがイメージするまさにそのとおり、しわしわ折り畳まれてるんですもん。誰がいつどうしてこういうカタチにしようと決定したんだろう、不思議だ。
b0112009_3113819.jpg
脳を丸ごと持ってみると、それは意外に軽くて両手にスポンと収まってしまうような大きさで。
でも、それをしみじみ見ながら、これに人一人分の人生が詰まってるんだよなぁと考えたら限りなく大切なモノのようにも思えて。これがその人らしさ、を構成するものであり、もう取り出すことは出来ないけれど沢山の思い出や記憶が詰まっていて、それは確かにヒトとして息づいていたわけであって…。それを両手に今持っているというのは、実に不思議な感覚です。

Cranial Nerve(脳神経)をindentifyしなさい、と言われてそれからいそいそ働いていたわけですが、すすっとJenが後ろから近づいてきたかと思うと、“Sy, look, eyeball”
ぎゃっ。このヒト目玉を手に持ってるっ。
ぎょっと固まった私を見て満足そうにわははと笑いながら去っていくJen。遊ばれすぎです、私。
いやでも目玉は反則ですって。さすがに気味が悪いですって。
b0112009_3394996.jpgちなみにeyeballには6つの小さな筋肉がくっついていて、上下左右、回転といった動きを可能にしているんですよ。もちろん瞼を動かしているのも筋肉です。アナタが本を読んでいるとき、きょろきょろ辺りを見回しているとき、意識していなくてもこれらの筋肉は常に微妙に収縮しあって1mmの誤差も無く目を動かし、“見る”という動作を可能にしてくれているわけです。ヒトのカラダって、実によくできているでしょ。


●おまけ
このエントリーを書くにあたって調べていたら、腸の長さ(小腸+大腸)は欧米人が平均で約7m、日本人は平均約9.2mという資料を発見しました。文献によって長さに多少の違いはあるものの、日本人の腸はアメリカ人のそれに比べて絶対的圧倒的に長いようです。これは何故なのか??
これは、古くからの食文化の違いにあるようです。欧米人は肉を沢山食べる一方で、日本人は米や野菜を多く摂取します。草食動物が肉食動物に比べて長い腸をもつのと同様で、食物繊維を多く取る日本人に置いてはより時間をかけて消化する必要が生まれたところから腸が長く進化していったんですかね。言うなれば日本人は草食動物、欧米人は肉食動物。だからあんなに肉大好きなのかアメリカ人。妙に納得。

もう春学期も架橋を迎えようとしてます。来週が最後の授業で、そのあとはFinalに突入。
というか、もうフライングで来週もFinalじみたテストがいっぱい。
早く終えたい授業も終わるのがもったいない授業もありますが、とりあえず学べるだけ最大限に学んで、Finalまでしっかり受けきりたいですね。クリスマス休みもほぼ返上で走り続けてきたので、ちょっと精神的に楽になるかな、これが終われば。学生の皆さん、あとちょっと頑張りましょう!
[PR]

  by supersy | 2008-04-17 23:59 | Athletic Training | Comments(7)

Regional Teack Meet

に行ってきました、昨日。
ご存知のようにアメリカの高校はNational Levelでの試合、いわゆる全国大会みたいなものがありません。Disrict→Regional→Stateという風に勝ち抜いていって、State Champになれば終了です。やっぱり高校の数が多すぎるからですかね。で、先週Districtで良い記録を残してRegional出場の資格を得た9人の選手達と一緒に、昨日はRegionalの大会に出かけてきました。
場所はBolle High School Jacksonville。
b0112009_23181198.jpg
2Aとは思えないほどキレイででっかい学校で、プールや飛び込み施設もあり、テニスコートもあり、Football fieldも人工芝でちょっとTexas Stateを思い出しました。スポーツもどれも強いみたいでState Champの経歴がズラリ。はーこういうところもあるんだなぁ。

朝の8時Hawthorne出発。私は普段午前中はUFで授業があるんですけど、
たまたまその日は何もなかったし、陸上の子達はなかなかにHigh Maintenanceなので一緒に行くことにしたんです。それを話したら同級生には“あんた…よくやるね”と言われましたけど。
基本的に私たちはAwayについていく義務はFootball以外ないんですけど、
(しかも陸上の大会は朝から晩までですから余計に)
まぁね、せっかく頑張ってRegionalに行けるのだし、行けるのならば行ったっていいですよね。

さすがにRegionalはレベルが高くて、各種目Districtでは一位になったようなうちのコたちも苦戦していましたが、花形の4x400では2位に入る大健闘で、State出場が決定しました!
大学トップアスリート並みの体格をしている選手も多い中、背も小さくてskinnyなうちのコたちが爽快にバトンをつなげていくのはなかなか見応えがありました。Good job!
でも、家に帰ってきたのは朝の1:30…。ごめん、State私は行かないかも(笑)。
[PR]

  by supersy | 2008-04-16 23:54 | Athletic Training | Comments(2)

Gators Orange & Blue Spring Football。

さて。お天道様もびっくりするような気持ちの良い晴天の土曜日、
New Orleans帰りのタカシ氏と、Gators Spring Football Gameに行ってきました!
Gvilleに来てもう9ヶ月くらいになりますが、Gatorsの試合に行くのは全てのスポーツを通して初めて。だって、仕事でもうイヤってくらいスポーツ見てるんで、週末とかオフの日にまで行こうって気分になかなかならないんですもん。でも、Footballの試合は常々一度行ってみたいと思っていたし、せっかくお誘いいただいたので行ってきました!

b0112009_2381226.jpg
というわけで見てきちゃいましたよ、生Tebowwwwww。
赤いジャージを着ているのが彼です。言わずと知れた昨年のHeisman Winner!
Footballのシーズンはアメリカでは9月から12月にかけて、つまりは秋学期なんですが、
春学期にも一ヶ月ほど集中的にトレーニングを重ね、この時期にSpring Football Gameと題してチーム内での紅白戦をするのがお決まりです。つまりはお披露目と練習を兼ねたものなんですけれど、アメリカのトップレベルの大学ともなればTV中継も入って大々的にやっちゃったりするようです。ここ、UFではチームカラーのオレンジチームと青チームに別れ、試合を行ないました。ESPN中継も入っていて、この暑いのに解説者の方たちはスーツでお出まし。いやいや、大変だなぁ。

b0112009_2433568.jpg
TexasState時代は、Student IDがあればどの試合も無料で入れたのに、ここではSpring Football Gameさえ、学生以外はお金を払わないと入場できません。これがD-1 AAとAの違いなのかな。それでも会場は観客でひしめいていて、やっぱりGvilleはFootballの街なんだなぁと再認識させられました。スポーツにこれだけ盛り上がれる国は、やっぱアメリカくらいなんじゃないかな。こういうところ、好きだなぁ。

4時間ほど太陽の下にいたので、ものすごい日焼けしちゃいました。
顔も腕も足も真っ赤だー。まぁ、もうすぐHigh SchoolのSpring Footballの練習も始まるし、
こんなのとは比べ物にならないほど毎日太陽の下にいることになるのだけれど。
大学Footballチームで働くトレーナーの皆さんもお疲れ様でした。
願わくば、皆さんのSpring Football Gameが怪我無しで無事に終了していますように。
[PR]

  by supersy | 2008-04-12 23:59 | Sports | Comments(2)

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE

AX