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アメリカの根強い銃社会。

全然医療と関係ない話ですが、個人的に思ったことを少し。
テキサス州では新たな法律が制定され、8月から大学内でConcealed Carryが合法的に許されるようになりました。つまり、今まではキャンパス内では原則銃の持込は禁止だったのが、「Concealed = 隠している状態ならば持込ok」になったのです。そもそも、Concealed CarryとOpen Carryの定義すら普通の日本人は知りませんよね?Concealed Carryは「本人以外誰も武器を持っていることが分かりえない状況」を指し、逆に銃を堂々と他人に見えるように持ち歩くことをOpen Carryと言います(↓)。
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もうちょっと詳しく言うと、銃の一部が少しでも見えていたり、見えていなくても形から「銃である」ことが推測が可能だったり(↓)、言葉で「実は銃を持っている」と明かしたりそれに近いことをほのめかしたりすることはConcealed Carryという法を犯した行為になります。大学内ポリスからは、こういう行為が見られた場合、「法律違反」なのですぐに警察に連絡するようにと言われています。私もつい最近までこういったことは全く知らなかったのですが、大学内の教授対象の銃に関する勉強会やトレーニングに出させてもらって必死に勉強中です。
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Concealed Carryは教授陣にとってはなかなか恐ろしい法律です。我々の立場が人の恨みを買いやすいものだからです。例えば私なんかは、授業に来ない、クイズもテストも受けない/勉強してこない学生が数字的データに従って"F(不可)"をもらうのは当然のことだと思うのですが、そういう学生こそ「風邪引いていたんです」と情報を後出ししてきたり、「奨学金もらってるアスリートなのでこの成績だとプレーできないんです。特別課題などして点数を稼ぐことは可能ですか」などとごねてくるものです。「事後報告の場合は医師からの書類がないとその訴えが妥当かこちらも判断しかねる。提出してもらえますか」「アスリートだからと優遇しては、他の学生に公平にならないので貴方だけに特別課題は出せません。授業内の課題で必要点を取る必要があります」とこちらも一貫性ある対応を心がけてはいますが、彼らは「公平さ」では納得しないことが多く、腹を立てた学生が声を荒げたり脅迫してくるなど、そのやりとりでこちらが危機感を感じたことは今までにも数回あります。もしたまたまその時に彼らが銃を持っていたとしたら…?と考えるとゾッとします。

何故こんなことを書いているかというと、今日は大学警察がホストするActive Shooting Training(キャンパス内に銃を発射している人間がいる場合の対処法トレーニング)に出席してきたからなんですけど…。内容がふわふわしていて余計に不安になりました。

勉強になったのは犯人がバリケードを蹴破って教室に入ってきた時の対処法(モノを投げながら一気に近づいて羽交い絞めかノドを攻撃)とか、警察が突入してきたときの対応の仕方とかなんですけど(警察に向かって走っていってはいけない。指を指そうとしたり、携帯を持っていると銃らしく見えて発砲されることがあるので、動かず、両手を挙げて手のひらを見せるetc)、我々の多くが抱える問題が「教えてる教室の多くが中からの施錠ができない」「ドアが廊下に向けて広がるタイプなので、内側からバリケードが作れない」ということなんですよね(↓この写真のバリケードも、教室内に向かってドアが開くタイプだから有効なのでしょう?うちの建物のは全部逆なのです)。
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これについてポリスは「各教授が自分の使う教室のドアの数、位置、タイプを確認して、施錠できないタイプの場合は各自道具を購入して開けられない状態を作れるようにしてくれ」というゆるーいアドバイスしかくれなくて。え?それって我々個人の責任なの?施錠できないドアがどうしたらsecureできるかなんて、私の専門外じゃないし全然わからないんだけど…とますます混乱中です。せめて大学側が積極的にcollegeやdepartmentレベルで「この建物でshootingがあった場合、避難所はここ、ドアの対応はこう…」という場所別の緊急用プランを作り、我々にトレーニングを積む機会を設けるべきだと思うのですが…。「とりあえず銃が入ってくるから。あとはよろしく」では、生粋の日本人の私は特に対処に困ります。やはり銃社会、怖いです…。

そんなら教授陣も銃を持ち込めば、と思う方もいるかもしれませんが、大学の建物の中でも一部は「Concealed Carryも禁止区域」に指定されており、うちの大学ではNCAAの規則に則って、アスレティックスのイベントで使う可能性のある施設は全て「特別禁止区域」という規制が課されています(スポーツイベント事は人々が感情的になりやすいからという理由だそうです)。選手の治療施設であるAthletic Training Centerもその対象のひとつで、この施設内にオフィスがある私は銃を持ち込むことはできません(↓下の写真はうちのAT Centerの目の前のここから先は銃持込禁止サイン)。まあ許可されていても私は銃を持ち込もうとは思わないんですけど。
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これだけのゴタゴタというか…不利益がありながらも銃の存在がありきということこそがアメリカの根強い銃社会の実態なんだよなぁと実感しています。特にテキサスは皆銃が大好きなので、「銃そのものの所持を全面違法にしちゃえばいいのに」なんて私がぼそっとでも言おうものなら袋叩きにあうことでしょう。日本人の私にはなかなか理解しがたい現状です。まあ私が理解するにせよ、しないにせよ時は流れていくので、不思議だなぁと思うながらも地味にもうちょっと勉強続けてみたいと思います。本音は、そんな暇あるなら論文のひとつでも読んでいたいんですけどね。。。

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  by supersy | 2016-09-23 17:00 | Just Thoughts | Comments(0)

遺伝する感情。

これは全然ATに直接関係ない内容なんですが、しばらくつらつらと考えていたことで、どこかに書き残しておきたかったので。備忘録のような内容ですみません。

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恐怖は遺伝する、という実に興味深い現象が動物実験によって2014年に実証されているんですね。1 それまでは赤子は親の感情を見ながら良き悪きを学ぶ(=「お母さんが怖がっているのだから、悪いものに違いない。僕も怖がろう」)、というsocial learningのコンセプトが主流でしたが、この研究では『母親が恐怖だと思った対象に生まれた子が初めて接触したとき、子も同じように恐怖を覚えるのか?』という感情の遺伝性について調査しています。
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Debiec & Sullivan1 が行った実験は至ってシンプル。メスのネズミに「ペパーミントの香りがすると電気ショックを受ける」というペアとなる刺激を繰り返し、恐怖を刷り込ませておいて、そのあと妊娠・出産した赤ちゃんネズミがペパーミントの香りを恐れるかを検証するというものでした。実験結果をみてみるとあら不思議。学習された「恐怖」は母親ネズミ妊娠前に刷り込まれたものであったにも関わらず、赤子もちゃんと初めて嗅ぐ「ペパーミントの香り」を恐れたというんですね。ネズミの赤ちゃんは生まれたばかりでは目も開かず、耳も聞こえないため、母親と同じ巣にいる状態で示したこの反応が「母親の行動を見て、それを真似たもの」であることは考えにくいのですが、念の為、と研究者は1) 親ネズミが巣にいない場合と2) (刷り込みをされていない)代理母ネズミが赤ちゃんネズミと一緒にいる場合なども検証。母親ネズミがいる、いないに関わらず、赤ちゃんネズミはペパーミントの匂いを嗅ぐと恐怖を示すという結果が確認されました。

母親が「後天的に」学んだ恐怖が、世代を超えて子供に「先天的に」植えつけられるようになる、というのは実に興味深い発見です。この「恐怖の遺伝」が一世代という短い期間で起こり、少なくとも2世代先まで伝えられることが別の研究2でも実証されています。母親のみでなく、父親が学んだ恐怖でも同様の遺伝が起こるようです。2 文字通り、感情が遺伝子に刻まれるわけですね、考えてみると面白いです。
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元々感情って生存確率を上げるために大いに意味があったものだと思うんですよね。我々が脂肪分や糖分のたっぷりのケーキやピザを食べて「おいしい!」と思ってしまうのも、それらが非常に効率のいいエネルギー源で、それを食べてきた種や個体が多く生き残ってきたからこそ。逆にカラフルな色彩を持つヘビやカエルやクモを見て「なんかやばい、怖い」という感情を持つのも、こういった生き物が毒を持っていることが多く、「恐れる」をいう感情を覚えた種や個体がその毒にやられることなく生き延びたからでしょう。

上に紹介した実験で検証されていたのは「恐怖」に限定したphenomenonでしたが、生存と言う観点から考えると「喜び」の感情も遺伝されてしかるべきという気もします。これらも是非似たような研究で見てみたいものです。例えばペパーミントの香りを嗅いで、同時に餌を与え続けると、子供もペパーミントの香りを嗅いで興奮するようになるのかとか…。面白いのが「ペパーミントの香りを嗅ぐと興奮する母親」と「ペパーミントの香りを嗅ぐと恐怖を感じる父親」と交配させたときですね。遺伝として、喜びと恐怖と、どちらの感情が勝つのか?もしくは母親と父親、どちらの遺伝子力がより強いのか?様々な研究ができそうです。わくわく…。あとは、どれだけ早く遺伝をひっくり返すことができるのか?先天的に「ペパーミントの香りは怖い」という遺伝子をもって生まれてきた子供に「ペパーミントの香りは実はいいものだ」と真逆のことを覚えこませ、それを遺伝子に上書きするのに一世代で十分なのか、数世代かかるのか?今のところ、「遺伝子の感情によるアップデートは我々が思うより早い」ように私には見えるので、ここらへんもすごく興味があります。

科学的な観点から、この結果を自分たち自身に反映させると、これもまた面白いディスカッションが引き出せそうです。何を遺伝子に残すか、その究極のコントロールをしているのは我々の全てのDriving Forceの源である脳のはず。ヒトに渡される遺伝子すら感情によって書き換えられるのだとしたら、我々の所有物である脳が受ける影響はそれよりも大きいのではと私は考えます。湧き上がる感情に引っ張られ、脳は刻一刻と変化する…『脳の可塑性(neuroplasticity)』というコンセプトが改めて浮かび上がってくるんですよね。我々のなかで日々うねっている「感情」は我々の脳に確実に刻まれ、そして恐らくその脳が「これは後世に伝えるべき重要な感情だ」と認識したら遺伝子にも書き残されるということになるんではないかな、と思うのです。
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あなたが「好き」で見ると興奮するような事柄を、あなたの子供も同じように「好き」になるのでしょうか?となれば、あなたが「大嫌い」なものも同様にあなたの子供は「嫌う」のでしょうか?あなたが「これは子供に遺伝して欲しくないなぁ…」なんて思う感情はありますか?そうであれば、手遅れになる前にあなたの感情そのものも修正すべきでしょうか?ううむ?

例えば私は少し潔癖症なところがあって、回し食いなどできないタイプの人間なのですが、自分の子供はそんなに神経質にならないといいなぁ、なんて無責任に思います。ふふふ、我ながら、自分を棚に上げてなんて勝手な欲求でしょう。自分に起こる「いやだな、汚いな」という感情をもう少しコントロールできるようになれば、後世にも良い影響が残せるかも知れません(笑)…少し努力してみようかな。なんだか頭の中を、小さな誰かに覗かれている気分です。自分の頭の中の感情で影響を受ける人が未来にいるのかもしれないと考えると、少しばかり背筋が伸びますね。

1. Debiec J, Sullivan RM. Intergenerational transmission of emotional trauma through amygdala-dependent mother-to-infant transfer of specific fear. Proc Natl Acad Sci. 2014;111(33):12222-12227. doi: 10.1073/pnas.1316740111.
2. Dias BG, Ressler KJ. Parental olfactory experience influences behavior and neural structure in subsequent generations. Nat Neurosci. 2014;17(1):89-96. doi: 10.1038/nn.3594.

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  by supersy | 2016-08-26 17:00 | Just Thoughts | Comments(0)

オンラインで受ける医療系質問について思うこと。

こういうことを書くと叩かれそうですけど、思ったことを徒然と書いてみます。
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このブログやSNSなどでたまに面識の無い方から、「こういう怪我があるのだけどどうしたら」「医者にこう言われたけど納得出来ない、どう思うか」などのメッセージを頂くのですが、私の返答はいつも「すみません、ここではお答えできません。適切な医療機関を受診し、医療従事者さんに聞いてみてください」です。

別に面倒くさいとかかったるいからそう答えるわけではなくて、これには大きな理由が2つあるのです。

ひとつは、プロとしての責任です。私が怪我をした選手と話すとき、一言一言選びながら、今、選手の身体で何が起きているのか、治療にはどんな選択肢があるのか、プレーを続ける場合どういうことを気をつけなければいけないか、自分の出来る限り精一杯説明します。選手の表情を見て、性格を考慮に入れながら、不安に思っていないか、不満はないか、分からないことや説明不足なところはないか、何度も確認します。選手にもいっぱい話してもらって、選手の人生で今何が起こっていて、何を大切に思っていて…そういうものに対する理解も深めながら、一緒に最良の選択肢を模索し、決定します。そうして決めた選択肢の責任は全て自分で負うつもりですし、上手く行かなかった時は自分の職や医療ライセンスを失う覚悟もあります。(実際、うちのコーチに「この選手はリハビリを実によくやっています。改善が見られない原因は全て私の力不足です。今日からは治療方針を切り替えて、こういう風に攻めてみたいと思っています」と正直にお話をしたこともあります)

オンラインのやりとりでは、どうしてもこうした顔を合わせたやりとりができません。患者さんの生活や気持ちが見えてきません。共有していただいた情報の中から、あーそれはこうかもね、と一見『答え』に見えるようなものがあったとしてもそれに私は100%の確信を持てませんし、そんな適当なアドバイスだけを投げ返すのも不本意です(極端な例ですけど「リンゴ食べたいです」という人に「じゃあ食べればいいんじゃないですかね」と言って、リンゴを食べたその人が実はリンゴアレルギーで死んでしまうようなことがあったら…?)。それでも質問をしている方からしたら「深く考えないでとにかく知っていることを教えてよ」と思うのかも知れませんが、私は私の言うことやることひとつひとつ「プロによる医療行為」として捉えられる立場にある故、ありとあらゆる可能性を考えるクセがついてしまっていて、無責任なこと、中途半端なことはどうしても言えないのです。貴方のことを既に診た医療従事者さんの発言を否定しかねないことなら、尚更です。

もうひとつは、医療行為が無料サービスであってはいけないという私の個人的な信条です。例えば、私は車についての知識が一切ないので、愛車のメンテナンスは多少高くてもきちんとしたディーラーさんのところでお願いしています。サービスも格別ですし、部品を交換する場合にも正規のパーツが揃ってますし、私の車も長く面倒見てもらっているので「ここは前回やったのでまだいいですね」「そろそろこっちは変えておきますか?」と顔見知りの修理工さんがくれるアドバイスもありがたいです。私には車はでかい金属のカタマリにしか見えませんが、修理工さんの目にはきっと全くベツモノに見えているのでしょう。専門知識というのは実にすごいもんだなーと思うわけです。私の持ち得ない・し得ない知識や労力に「ありがとう」の気持ちを込めて客として素人の私が対価を払うのは、当然だと思っています。
非医療専門家と医療従事者の関係もこうであって欲しいと思います。患者さんが「なんとか健康を取り戻したい」と思っていて、そのための医療知識や行為に価値があると感じるなら、是非正規の医療機関にきちんとかかり、引っかかっていた質問をして、心ゆくまで説明を受け、その上で気持よくその対価を支払ってもらえればと思います。だって貴方が会うそのお医者さん(もしくは理学療法士、アスレティックトレーナー、etc)も、沢山の時間とエネルギー(…と、恐らく沢山のお金)を費やして、その専門知識を得たはずなのです。これからの医療の発展のためにも、それは端折らないでもらえたらなぁというのが私の正直な気持ちです。(特にアメリカのAT界はまだまだ業界そのものがブラックで、待遇は正直今でもひどいです。良い医療を提供している自信があるなら、我々はもっと、提供した医療サービスの対価にきちんとお金を受けとる、ということに対して上手にならなければいけません)
もちろんそれにあぐらをかいて、医療従事者側が「ビジネス」を始めてしまったらダメです。絶対にダメです。回避できる手術を無理に勧めたり、効果の無い高い薬やサプリを買わせたり…。私だって、車の修理工さんに必要のないパーツの買い替えとか強制されたら腹立ちますし、二度とそんなところには行きませんもん。プロが持てる最高のものを提供する。受け手が感謝し、対価を払う。そういう大前提が、相互信頼があってこそ、この構図は成り立つのだと思います。我々医療従事者からしたら、私たちはプロとして背筋を伸ばし、最善の医療サービスを提供できるよう、どんな患者さんにも真摯に向き合うことを心がけなけれないけませんし、患者さんは患者さんで、ロクに質問にも答えてくれない、2時間待たせて3分しか話してくれない医療従事者など価値なし!と見切りをつけて、他に信頼に足るプロを見つけるべきです。そんな理想的な医療従事者などそうそういるものか、なんて言わないで!一般の方が思うより、心から患者を良くしたいと考えている真面目な医療従事者は多いです(私の友人らは、そんな人ばっかりです)。逆に考えると、今のうちにそういう専門家に出会って良い関係を築けたら、これからの長い人生心強いと思いませんか?時間とエネルギー、それなりに費やす価値があることだと思うんです。

別に今まで質問をしてくださった方々にバツの悪い思いをしてほしいわけでも、反省してほしいわけでもないんです。特定に人に書いているつもりもありません(どちらかというと、皆さん勤勉なのだなーととても感心感動しているくらいです)。ただ、私はずーっとこういう風に考えてきたニンゲンなので、本当にここではお力になれなくてすみません、ということ、そしてこれからも、この医療界で働く他のプロを信頼して、「是非専門の医療機関を受診してみてください」と言い続けてしまうであろうこと、お許しくださいませ、と伝えたくて書きました。具体的な症例に関しては役立たずな私ですが、相変わらずコメントや批評はいつでも大歓迎です。とくに、トピックに関しての「こんな文献もあるよー」なんて、涙を流して喜びます。拙いブログですが、気とお時間の合う方はこれからもお気軽にお付き合いくださいませー。
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  by supersy | 2015-11-13 21:00 | Just Thoughts | Comments(0)

iPhoneユーザーの皆様: メディカルIDの機能を上手く活用しよう!

今回は全然濃い内容ではないのですが、どうしても書いておきたくて…。
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例えば貴方が独りでふらりと出掛けた先で突然倒れて意識を消失するようなことがあったとして、周りの人が救急車を読んでくれたとしても、救急隊医院や搬送先の病院のお医者さんが貴方の医療情報を全く把握できていない、もっと言うと貴方の名前も、緊急連絡先も分からない、なんてことは充分に有り得るわけです。日本は、アメリカと違って運転免許や州発行の写真付きIDを持ち歩く習慣も限られていますしね。

医者としては、患者さんに意識さえあれば、どんな病歴か、アレルギーはあるのか、など、いち早く適切な診断と治療にたどり着くのに欠かせない情報を直接問診を通して得られるわけですが、意識消失している患者さんだとそうはいかない。現場で歯痒い思いをしている医師や看護師さんも多いと聞きます。

そこで便利なのがiPhoneのヘルスケア(英語版では"Health")のアプリ!
私も今までほとんど使ったことが無かったのですが、ここから"メディカルID"に飛ぶと…
貴方の名前(写真も追加可)、生年月日、持病や受傷歴、アレルギーの有無や身長体重、血液型、臓器提供の意思表示など、様々な情報を登録することができます。もちろん全項目を入力する必要は無く、自分が適切と思うものだけで充分です。個人的には持病(例: 糖尿病、喘息、高血圧など)、アレルギー(例: ピーナッツ、蜂、ペニシリン)、長期的に摂取している薬などは記入しておくことをオススメします。アレルギーが無い場合は、何も記入しないのではなく、『無い』と明記しましょう。医療関係者間では、"NKA" (No Known Allergies = 把握しているアレルギーは無し)もしくは"NKDA" (No Known Drug Allergies = 把握している薬物アレルギーは無し)という略語も一般的に使われるので、そう記入してもいいと思います。
それから、登録してある電話帳の連絡先から、『緊急連絡先』を選ぶことができます。例えば配偶者の携帯番号や、家族、知人など、複数人追加可能です。既に保存してある連絡先を選び、関係(父・母など)を選ぶだけなので、これも2タッチですむようにものすごくシンプルにできています。
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  ヘルスケア(右下)を選び          メディカルIDを選択        自分の医療情報を入力
*この時、『ロック時に表示』をONにしておく

これを設定しておけば、もし貴方以外の第三者が緊急時に貴方のロックされた状態の携帯を触れることがあったとして、左下の『緊急』ボタンを押した時に、『メディカルID』という選択肢が出るはずです。これを開けば、先ほど入力した情報が全てと、『いつ更新したか』の日時が出ます(これは医療従事者にとっては大事な情報になります。最近更新した情報ならかなり信頼できるし、古いものならば、『これを入力してからどういう持病の悪化が考えられるだろう?』と色々想像が出来る)。
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備えあれば憂いなし!
万が一の時に医療のプロが適切な対応ができる、その手助けになることは元気なうちにしておきましょう。私はiPhoneの回し者でも何でもありませんが(これは製品の宣伝目的でも、アップルからお金をもらってるわけでもありません、念の為)、医療従事者の端くれとして皆さんが活用できそうな情報はどんどん発信していきたいと思っています。iPhoneをお持ちの皆様、是非こんな機能も確認してみてくださいませ!
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  by supersy | 2015-09-09 23:30 | Just Thoughts | Comments(0)

日本一時帰国中です。

ご存じの方も多いかと思いますが、
祖母が他界しまして、お通夜と告別式に出席するため日本に急遽帰って来ました。
こうでもないとこの夏は帰国できなかったと思うので、優しかったお祖母ちゃんの最後のプレゼントと思って期末試験の時期にも関わらず思い切って9日程帰ってくることに。

帰国してそのままお通夜に直行(便が遅れてしまい、ちょっと遅刻)。
告別式にも間に合って本当に奇跡でした。
身内の葬儀は初めてで、火葬場に行くのも、収骨式も初体験。
変な言い方ですが色々と勉強になりました。「のど仏」なんて、軟骨が焼いた後残るのだろうか?と疑問でしたが、実は第二頸椎のことを指しているのだと聞いてびっくり&納得。仏様が手をあわせているように見えることからこういう名がついているようです。

さてっ。暗い話をしてもしょうがないので、
せっかくだから帰国してからのActivity Logでも。

●早稲田実業高等・中等学校へ見学に
日本(恐らく)唯一の高学・中学専任アスレティックトレーナー、高橋さんの職場にお邪魔してきました。高橋さんとは初対面だったにも関わらず「見学したい」という申し出を快く受けて下さり、しかも3時間くらいみっちりお喋りに付き合って頂いて、感謝感激。
日本で、高校・中学の現場で働くということの真実を色々聞かせて頂いて、
考えることも多くありました。
高橋さんのようなレベルの方に診てもらえるなんて、ここの生徒は本当に恵まれてるっ!
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●Rolfing初体験
そのあとは、西麻布にある知り合い・森部さんのロルフィング事務所、Kukuna Bodyへ。
ご厚意でお試しロルフィングセッションをやっていただいちゃいました。
ロルフィング自体、実際目にするのは初めて。体験するなんてもちろん初めて。
お邪魔にならないよう、でもあれこれと施術してもらいながら質問しまくってしまいました。
こうして小一時間ほど寝そべって、「自分の身体とがっつり向き合う」なんてことないから
面白かった。身体が今どういう状態にいるか…自分の腕や足、頭を実感したひとときでした。

●サムギョプサル!
そのあとは(ええ、これ全部同じ日です)、森部さんとこれまた初対面の相棒のみかさん、
更に仕事を終えた高橋さんも合流して、4人で麻布十番の「豚とんびょうし」へ。
サムギョプサル食べてみたいです!と言った私のリクエストに森部さんが応えて下さり、
こんな素敵なところでがっつり夕御飯を頂きました。
ここではAT話に花が咲いたのですが、やっぱりしっかりキャリアを積んでらっしゃる先輩方は私の通った道は大概同様に通ってらっしゃるのだなーと。似たような所で躓いたり、そして、同じように歯を食いしばって進んできた過去がある。比べることも失礼な程の大先輩の方々でしたが、それぞれがそれぞれのバトルを戦ってきて、今があるのだというお話を聞けて少しほっとしたのと、まだまだ次へ向かう大志や野望をシェアしていただけて、私もまだまだ頑張らねば!という気持ちになれたのとで、とてもとても貴重なお時間でした。
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●もずくは飛ば…なかった
翌日は、もっちゃん、小平さん、紀平さんと、それからTwitterで知り合ったあいさんとで、
新宿の沖縄料理屋さん・新宿やんばるで呑んだり食べたり。
最近歳を取ってきて味覚が日々変わりつつある私は、紀平さんおすすめのもずく酢に挑戦。
もずく酢、小さい頃は大嫌いだったけれど、ここのは美味しい美味しい!
飛びこそしませんでしたが、苦手克服してぺろりと美味しく頂きました。
皆様仕事上がりに出てきてくださり、いつもより会合自体が短かったからか
私達にしては珍しく、比較的普通な会話で終わったので自分たちでびっくり(笑)。
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●根津美術館
母と根津美術館にも行って来ました。
根津美術館は小規模な展示を常に6種類くらいやっていますが、
今の目玉は国宝燕子花図屏風。で、丁度お庭のカキツバタも見頃(↓写真右)!
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実はこの燕子花図屏風はさほど私の好みではなかったのだけれど、
同じ特別展示であった七夕図(↓写真左)と常設・古代中国の青銅器の双羊尊(↓中央)が
素晴らしかった!双羊尊はチケットにもなっているだけあります(↓右)。
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●Yoku Mokuでガレットランチ
お腹が減ったので、美術館から程近い、ヨックモックの経営するレストラン、
ブルーブリックラウンジへ。ここはケーキも美味しいですが、売りはやっぱりガレットです。
私が選んだのはサーモンとジェノバクリームチーズのガレット。美味しいしボリュームも満点。
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●渋谷LOFTのえんぴつちょうこく展
表参道を歩いた後は渋谷に出て、LOFT最上階のギャラリーへ。
ここでは、えんぴつちょうこく展というのをやっていました。これは何かと言うと、
鉛筆の芯の部分を細かく掘り出して、それで文字や形を作っちゃおうという、
お米粒に絵を描くよりも気の遠くなるような作業を経ての美術作品の展示でした。
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作品はものすごい数あるんだけど、ひとつひとつが小さいし場所を取らないので、
展示自体はとてもコンパクト。丁寧に虫眼鏡まで置いてあり、
それを使ってひとつずつをじっくり見ることができます。
えんぴつの芯の細工の細かさももちろんすごいのだけど、
シャーペンの芯を細工してあるのには本当に驚き!えんぴつの細さの比じゃないんですもん。
これは失敗もしただろうなぁ…と思ったら、「がんばったけど折れちゃったボツネタコーナー」
もちゃんと展示してあり、丁寧に作ったけど折れてしまった作品たちも並んでいます。
うーん、こっちまで泣けてくる。

●ご飯が美味しい
とにかく日本はご飯が美味しいですね…。
これだけでも十分日本に帰ってきたい理由になります。
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そんなわけで、短い滞在ですがそれなりに行きたいところに行ったり、
会いたい人に会ったりしています。初対面の方との出会いももう今回既に3回ほどあったし。
残す所あと3日弱。もうちょっとだけ息抜きしてからアメリカへ帰ります。
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  by supersy | 2013-05-09 17:45 | Just Thoughts | Comments(0)

東北関東大震災。

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連日、オンラインのNHKニュース配信を見ていました。
あまりに見入ってばかりで気が滅入りそうになり、
そのうち気持ちがばらばらになりそうになってようやく、これはいかんと気がつきました。
日本から離れているというあまりの無力感と、普通に生活ができてしまう罪悪感、
それでもこれでもかというばかりに耳と目に入ってくる情報量と、被災地の現状のひどさ、
原子力発電所の刻々と悪化する現状に圧倒されてしまっていましたが、
ここにいる私がこんな気持ちになってどうする、とはっとしました。
冷静に、できることを考え実行する。できないことはできないと認める。
専門家に託し、祈る。感謝する。命をかけて今も仕事をしている人がいる。
そして、あとは精一杯毎日生きる。笑顔で生きる。楽しんで生きる。前向いて生きる。
自分がどうしたら元気になるか考える。
そしてそのエネルギーを日本社会に還元するのだ!

震災翌日にビール飲んでわいわい騒いでいる写真をアップする呑気な都内の知人とか、
何て不謹慎な!と最初は腹が立ったりもしたけれど、
いや、普段どおりの生活を、送れる人は送る、というのは、実はとっても大事なことなのかもしれない、と思い直しました。“普通”の日常生活を送ることに、罪悪感を感じなくても良い。私はまだまだ遊びに行く気分ではないし、行っても楽しめないけれど、それが気分転換になる人たちは是非そうすべきなのかも。何も、皆でうな垂れて無くったっていいのです。できることはする、支援物資を送るなり、募金をするなり、節電するなり、もちろん日本国民としてやるべきことはする、でも、24/7震災のことを考えなくても、鬱々と過ごさなくてもよいわけです。しかもほら、そうして誰もが財布の紐を硬く締める中、お金をこうして落とす人がいるから、流通が生まれるのかも知れない。…なんて考えたりもして。

井上さんの“Smile”見てたら何だか笑顔になってしまった。
心に残るつぶやき”を読んでいたら、日本ってなんて暖かい国なんだと涙が出た。
復興を興すのは、日本国民の心。どんなに被害がひどくったって、ここを腐らせてはいけない。
芯を持たねば。過去は変えられぬ。未来を変えるために、現在行動を起こそう。
明日の日本へ向かう舵は私たちの手の中にあるということを決して忘れてはいけない。
「世界唯一の核被爆国。大戦にも負けた。毎年台風がくる。地震だってくる。津波もくる…小さい島国だけど、それでも立ち上がってきたのが日本なんじゃないの。頑張れ超頑張れ」
この言葉に全て詰まってる。

こういう災害時って、善意に任せて行動さえ起こせば良い、というわけではありません。
良かれと思ってやることが迷惑になり、裏目に出ることも多いそうなので、
色々検討し、調べた結果、やっぱり募金が一番だ、という結論に達しました。
アメリカ在住の皆さん、もうご存知かとは思いますが、アメリカからでも、
・Text "REDCROSS" to 90999 to donate $10
・Go to ladygaga.com to purchase prayer bracelets
等の募金方法があります。
(私の場合、募金した額が100%日本援助に行くものが良かったので、
というのも、こういうときって如何わしい募金も多くありますから、確実にそれが
約束されているこのふたつに絞りました。もちろん他にも様々な方法があると思います)
結局私はLady Gagaのサイトから、ブレスレット購入+募金をさせてもらいました。
(ブレスレットはひとつ$5、それに加えて募金額を選んで追加することができます)
他にも何ができるか、日々模索中です。
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とりあえず、枝野官房長官を始め、顔が見えなくてもずっと働き詰めで頑張ってる人たちに、
我侭だけれど、ちょっと休んで欲しい、美味しいものを食べて、一息ついて寝てもらえれば、
と願っています。あなたたちが倒れてはだめなんだよー。自分も大事にして欲しい。

あ、ちなみについでですが、
“普段更新しなくてもいい、こういうときに役に立つんだから”と母についに説得されて、
Twitter始めました。Follow me on Twitter @sy_littlelily.

みんな頑張ろう。みんなで頑張ろう。Keep your head up!
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  by supersy | 2011-03-14 22:30 | Just Thoughts | Comments(5)

最近“働き盛りの30代”というフレーズが怖くて仕方ない。

だって、今よりももっと働くってことでしょ?
肉体的・精神的に可能なのかな?

最近仕事があまりにめまぐるしく、上から降ってくるクレーム処理に追われて一日が終わったりで、
今日はもう効率の良い仕事ができそうもないので、思い切って終了にしてみました!
そして、インターネットで見かけた“辛口性格診断”というものを何の気無しにやってみたら…

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あなたは、 ひたすら忍耐タイプ です。

【出現率】
2003年1月1日以降、このタイプの回答者は
5850517人のうち 314605人 (5.4%) でした。

【あなたはこんな人】
あなたは「ひたすら忍耐」タイプの人です。「義務」「秩序」「責任」・・・といった言葉に弱く、「世の中につくさなければ・・・」という意気込みのために、自分の感情を押し殺し、自分の本能的な楽しみをすべて犠牲にしてしまう傾向があります。極めてお気の毒・・・。人からは理性のある従順な人として受け入れられているあなたですが、実は自己主張がきちんとできないために葛藤し、苦しんでいるのでは?その抑圧したエネルギーが心身を蝕むこともあるので要注意!!食欲不振や心気症、抑うつ症になりやすいタイプです。ゆっくりと心の奥を覗いてみましょう。実は「いつか大勝負に出たい・・・」なんて思いを抱え込んだりしてはいませんか。これからはもう少し勇気を出して本能的な部分を表に出す努力、たとえば素直に喜んだり悲しんだりできるようになるとあなた自身もきっと気が楽になるはず。それを通じて自信がつけばあなたの世界はもっと広がるはずです。


【仕事】
仕事に対してまじめに前向きに取り組むあなたは、会社でも頼りにされる存在です。反面、職場で波風を立てたくないあまり、思い切った冒険ができないようです。転職に対しても消極的。せっかくの能力が生かしきれていない可能性があります。今までとはちがったことに挑戦して少しずつ自信をつけていきましょう。今にきっとチャンスは訪れます。


【あなたの恋愛観】
あなたは恋愛に対してもまじめです。浮気や、一目ぼれをすることはなく、相手をよく知ってから好きになりたいと考えています。相手にも誠実さやまじめさを強くもとめる傾向がありますが、感情を表に出さない分、きちんと相手に気持ちを伝えることができず、損をしてしまう人柄です。また、せっかく恋人ができても、楽しみを抑制してしまうあなたの性格は無趣味とセックスレスという面にあらわれてきて・・・。もう少し人生を楽しむことを覚えないとせっかくの恋人との関係もうまく行きませんよ。
【ワンポイントアドバイス】
忍耐力が強いこのタイプは自分の感情に素直に生きている天衣無縫タイプや自由奔放タイプとの相性がよいようです。極めて自由に生きている彼らからは学ぶことも多いかも。


【あなたの交友関係・ネットワーク】
あなたは、あまりいろいろなことに関心がある方ではありません。人並みに旅行に行ったりはするけれども、基本的には地味なタイプです。新製品にも手を出さないし、洋服も地味。何かにつけて控えめです。でも、自分の本当に好きなことにはのめりこむタイプ。人から「マニア」と呼ばれるような隠れた趣味をこっそりと楽しんでいたりします。


【あなたの消費行動】
新製品やブランド品にあまり興味がなく、消費よりも貯金をするタイプのようです。ついつい衝動買い・・・なんてことはまずありません。

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…あまりに当たっていて大笑いしてしまった。
実は偶然ですが、私の本名、姓名判断で“忍耐努力運”という星の下にあるんです。
耐えて耐えて耐え抜いて、それでも諦めずに努力して、大器晩成型、という(願わくば)。
ここまで生きてきて、今まで人生の転機となるような決断も、苦労しそうな道ばっかりを
選んできたような気もします。だって、そのほうが達成感とか実りも多そうでしょ?
マゾだとか言わないで。
…そのうち花は咲くのかね…。

付き合いが狭く深くみたいな感じもその通り。世の中の大半の人には興味がありません。
基本的にヒトは信用しないし、興味が沸かないヒトの顔も名前もすぐに忘れてしまう。
本当に仲が良い人とまったりつるんで、マニアックな話をしていれば幸せなのだ。むはは。

ブランドにも何の興味もないぞ。
でかでかとヴィトンだとかシャネルだとかコーチだとか書いてあるバッグを
自慢気にぶんぶん振り回して歩いている人の気持ちが全く分からない。
企業の広告塔になってそんなに嬉しいか?しかも何十万も払って。。。
職人さんが作った、一品モノのほうが価値を感じるけどなぁ。

趣味も然り。大学院時代は意識して外に出るようにしていて、
ディスクゴルフだロッククライミングだと色々挑戦してみたけれど、
いざ独り暮らしに戻って仕事に忙殺されている今は無趣味の一路を辿っており、
たまの休日に目覚ましかけずに寝ることくらいしか楽しみがない。
しかもそれでも8時ごろに目が覚めてむきーーってなったりね。


あ、あれ…

わたしってば、つまらない人間なのかしら…。


と、まぁ自分に自信がなくなってきたところで、
もしお暇な方は挑戦してみたければどうぞ。こちらから行けます。


さて。今週は丸々一週間、アウェイのゲームが無く、Corpus Christiにいます。
あまりないことなので、ちょっとそわそわどきどき。
ちなみに明日は、自分の母校であるTexas State Universityとの試合。
元上司・先生であるCarlaと、今回は“敵”としてどんな顔して再会すればいいのか、
試合中、Bobcatsのユニフォームを着た相手の選手を見て、どういう気持ちになるんだろうか、
今から複雑ですが、そんなのも含めて、楽しんでこられればと思います。
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  by supersy | 2011-01-25 20:00 | Just Thoughts | Comments(4)

友情のディスク。

さて、オーランドに来ています。
今回の滞在では色々用事があるのですけれど、そのうちの一番が、
一年間の研究を終えて日本に帰るタカシさんの見送り、でした。
カツさんとタカシさんと私はいつでもDisc Golfだ食事だ飲み会だと何だと一緒につるんでいる仲間だったので、別れるのは寂しい寂しい。いくつになっても慣れないなぁこういうの。
タカシさんに何か餞別をと思って色々考えていて、
そうだーバックプリントのディスクに絵を描いて送ろう!と思い立ったのが2週間ほど前。
カツさんがNorth Dakota、タカシさんがCalifornia、私がTexasにそれぞれ以前住んでいたので、
お互いをキャラクターに見立ててDakotan、Californian、Texanを描くことにしました。Californianはキザで色男な感じ、Texanはでっかくてトロそうな感じ、Dakotanは…ピグモンな感じ(笑)。
3人でこんなことを言い合って笑っていた日々を思い出しながら、考えに考えて
書き直しを重ね、完成したディスクがこちら↓。Friends forever, その名も友情ディスク!
b0112009_3114442.jpg


自分が魅せられる人ほど夢に向かってactiveで、活躍の場を変えていくからこそ別れのときも来てしまう。そういう人達に出会えたこと自体とっても幸せなんですけれど、短い時間でも出会えて時間を共有できたことは幸運なんでしょうけれど、それでもやっぱり別れは好きになれないなぁ。
TAIKIさん、タカシさんと、まさにそんな最高の友人たちが続けてGvilleを去っていってしまったので、何と言うか、ぽっかり穴が開いたようなというか、心細く感じてしまうところはあるのですが、
それでもお互いの生き様に誇りを持ってそれぞれの分野で頑張っていきたいですね。
次に会うときは胸を張って会えるように。それまで、しばしのお別れです。

そろそろ慣れてもいいはずなんだけどなぁ。
日本からテキサスへ、テキサスからフロリダへ、私も動いてきたし、
色々なところでしてきたインターンでも色々素晴らしい人たちに会えた。
でも、何度やってみてもそういう人たちとの別れは慣れなくて、辛いもので、
でも、うむ、よく考えたらそういう人とは今でも連絡を取り合って繋がっている。
巡り合わせってこういうことかな。
会うべき人たちとは会えるし、繋がるべき人たちとはずっと繋がれる。
私の“ヒトとの出会い”を司っている天のチカラには感謝だなぁ。

…なんて色々考えてしまうんですけどね。
今日は、3人で回る最後のDisc GolfということでOrlandoのGordon Barnett Parkを回った後、空港内のHyattに一泊。く、空港内のホテルってゴージャスすぎる…。
明日はタカシさんを見送りカツさんと別れた後に、ハギさんしのちゃんというまた別のAthletic Trainer仲間と合流することになります。隙を見てFinalの勉強もしなくては。いやいや、慌しい学期末です。
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  by supersy | 2008-04-24 23:58 | Just Thoughts | Comments(5)

日本人離れ?

b0112009_355654.jpgマニアックな更新が続いたので、たまにはAthletic Trainingを離れて日常にあったことなどを少し。

どどん。あまりBlogに載せない自宅写真です(笑)。
念願のソファが家に届きました!
フロリダに引っ越してきて早9ヶ月、ずっとソファの無い生活でした。Couchはアメリカにおいてはもうマストアイテム。Couch potatoという単語にもあるくらいに、アメリカ人にとってソファに寝転がってTVを見るのは至福の一時なのです。そんなわけで友人が来るたびに何でソファがないんだ!と怒られてました。もうずっと欲しくて欲しくてしょうがなかったんですけど、安い買い物でもないし給料も残念ながらそんなに沢山もらえてないし、地道にお金を貯めて貯めてやっと購入に至ったのであります。その配達日が今日だったんですね。

届けにきてくれたのは黒人の陽気なおにーちゃんふたり。
ソファ結構でっかいしドアにつかえたりして、という私の心配も杞憂に終わり、ササっとあっという間に運び込んでくれたのですが、その後も何しろ陽気だったので世間話などを少し。
“Where are you from?”と聞かれて、ああ、えーと、元は日本の東京出身ですよ、と言うと(油断すると最近はテキサス出身ですよとか返してしまう…)、そうか、日本かー!!!日本語ってひとつの文字で沢山の意味があるって本当!?とか聞かれてわいわい話していました。(ちなみに日本語には3種類の文字があるという説明はいつしてもなかなか難解です)

すると、もうひとりのおにーちゃんが、
“You don't look like Japanese (いやでも日本人には見えないよね).”
“I don't? As far as I know, I'm 100%-pure Japanese (そうすか?知る限りでは100%純日本人ですよ).”

日本人ぽく見えない、というのは日本にいた頃から言われていたし、
小中高通じて、ハーフ?とか本気で聞かれたことも結構ありました。
留学しに来てからアメリカ人にも数を数えていたらキリがないほど言われてきましたが、
そうでしょうか?そんなに見えない?結構アジア人らしい顔してると自分では思うんですけど…。
Hawthorneのコドモたちにも最初日本人と言うととてもびっくりされて、
“なに、Japanese American(日系アメリカ人)かと思った?”と笑ったら、
“ううん、本気でフツウのアメリカ人かと思ってた”言われたこともありました。
いや、見てわかんない(苦笑)?

さてまたもうひとりのおにーちゃんが、
“Yeah you look like a mixed (うん、混血に見えるね).”
と言うので、mixed? 何と何のmix?と聞いてみたら、
“Black & Asian.”

ええ。Blackっすか。

“You talk like black, too (話し方も黒人だし).”

ええ。身も心もBlackっすか。

Blackの友人が多いのでBlack訛りというか、独特の言い回しというか、移ってるらしいんですよね。
音楽の好みもどっちかというとやっぱりHip HopにR&Bとblack寄りなので、こないだコドモが私のiPodを聞きながら、“Sy, you should be black.”と言ってきたのには大笑いしました。
Undergrad時代の上司、Dr. Ransoneにもいつだか、
“さゆりはもうすっかりAmericanizedされすぎだな。日本人らしい謙虚さはどこにいった…。”
と言われたことがありました。初めて日本の地を離れアメリカに来てからもう6年が経とうとしてますが、日本人離れは刻々と進んでいるのかも知れません。
しかもこういうのって自覚が無い。うーむ、恐ろしい。
まぁ異国にいるのだからそれに適応する能力は必要ですけれども、
日本人の良い所は失わずにいたいなぁ。

しかしそれにしてもblackって…。
笑うに笑えない。色んな意味で。笑ったけど。
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  by supersy | 2008-04-19 23:59 | Just Thoughts | Comments(3)

“日本人に見えない。”

と、最近よく言われます。
ここで出会う日本人の方に、“日本人ぽくないよね”と言われることが多いんですよ。
ぽくない、と言われるくらいなら可愛らしいですが、もう日本人に“見えない”とまで言われると。
いやいやそんなっ、こんなに熱い大和魂持ってるのに。
白いお米大好きですからっ。

Wranglersで働き始めたばっかりの頃も、選手と話していて東京出身だと言ったら、
ええっ、サンマルコス生まれじゃなかったの?と驚かれたり(こっちがびっくりです)、
街で出会うアメリカ人にも、例えば、この間HonoluluマラソンのときのT-シャツを着て買い物していたら、横にいたおじちゃんに、ハワイ出身?とにこにこ声をかけられたり。
あ、あと、最近日本人の方に“沖縄出身でしょ!”と声を高らかに言われることも…。

日本にいるときも、それこそ小学校くらいから、“ハーフ?”と言われることはありましたけど。
アメリカ人に“お前は日本人じゃない、何人かと言われるとわかんないけど、日本人じゃない、
ってかそれはおかしーだろ”と、根拠も無く断定されることもありましたけど。

それでも。
最近こんだけ言われるとちょっと心配。
知らないうちに何か大切なものを失っているような気がしたり…しなかったり。
ここで一応、自己確認のためにも書いておきますが、私は純日本人です。
埼玉と秋田の合いの子です。
お箸ちゃんと使えます。
家の中は当然“土足厳禁”です。
高校通学には毎日チャリをかっとばしてました。
ヤオミンとチャーハンと万里の長城は中国だって知ってます。
年上の人が荷物持ってたら、それが男性でも“持ちましょうか”って言っちゃいます。
小さい頃、わたパチを口の中に大量に入れすぎて泣きそうになったことがあります。
梅干しと納豆は残念ながら苦手。
でもお花見と、夏祭りと、おせちを食べながら見る箱根駅伝が大好きな、日本人です。


…。



まーでも、純日本人と言ってみたって、どこかで別の血は入っているかも知れないけれど。
意外に100%純な人なんていないのかもしれないけど。

…。
う。弱気になるな、自分。
もーう。漢字柄のT-シャツでも着て歩こうかな。あ、そっちのほうがエセ日本人っぽいか。。
b0112009_14124147.jpg
こんなこと書いてたら日本に帰りたくなってきちゃいました。
あー、おばーちゃん元気かなー。
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  by supersy | 2007-07-30 23:59 | Just Thoughts | Comments(3)

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