たまには参ることもあります。

Fayが大暴れしてます。
…とは言っても、身の危険を感じるほどではないのですが。
現在Gvilleから東のDaytona Beachのあたりにいて、こっちにも思いっきりその雲がかかっているため、外は土砂降りな雨です。真っ暗な雲がすごい速さで空を流れていってます。時々風がごごごぉっと音をさせながら駆け抜けていき、木々がドキドキわざわざ揺れています。こういう天気は室内にいる分には好きなので私も一緒にドキドキしているのですが、洗濯をしたいけどランドリーまで歩いていっただけでもびしょ濡れになるだろうし、そもそも洗濯物も濡れてしまうし、家から動くに動けない。とりあえずゴミは昨日出しておいて良かったけど(発言が所帯じみてるなぁ…)。
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Fayくんは妙な進み方をしているのです。北上してそのままGville直撃、と言われていたのに、
すすすっと東に進み、大西洋に出たあたりでまたくるっと進路を変え、今は西に進んでいます。
そんなわけで、今日と明日はAlachua County全体のPublic High Schoolがclosed。
UFのほうも明日は全部閉まってしまうそうです。明日のほうが近くまで来るので。

…ということはどういうことかと言うと、そう、今日明日と仕事がないんです!
喜んじゃいけませんが、月曜の夜に体調を崩してしまってから完全回復していなかったので、
この突然の休みはちょっと嬉しい。木・金・土・日と4連休になりました。

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肉体的にもですが、精神的にも必要な休みでした。
通信簿にはいつも“真面目”と書かれていたような性格の私は、
恐らく“バカ”をつけて良いほど悪い意味で真面目で自らにプレッシャーをかけるのが大得意。
仕事に関しては限りなく完璧に近くありたいと常に思っていますし、
ミスで人に迷惑をかけるだけならまだしも(いやそれでも自分を許せなさそうですが)、人の人生や命に関わってしまうこともあるので、仕事のときはスイッチをonにし、常に何かを考えています。

そんな私にとって、“状況を全て把握しきれていない”という状態はかなりのフラストレーション。
ここのところ練習中に怪我人が増えていて、それぞれをkeep trackするのが大変だったのです。
例えば、一日の練習に臨むにあたり、
  ●怪我をしているけど練習には恐らく全く支障はない選手
  ●怪我はしているけど様子を見つつ練習する選手
  ●怪我をしていて練習はできず、リハビリをする選手
  ●体調を崩していて、練習はするものの要注意な選手
というように、それぞれの項目に3人ずつくらい当てはまるコたちがいるわけです。
彼らは、練習前に会って“その日の状態”というものを把握しておきたい。
無理かもと思っていたコが予想以上に回復していて練習復帰できたり、逆に痛みがひどくなっていて休ませたほうが良かったり、それによってプラン変更する必要も出てくるわけですから。
全員に練習前にATRに来なさい、と言っておいても、授業が終わってから練習が始まるまでは
たった15分。着替えてfieldに行くので精一杯なコも多く、確認が取りきれないんです。
更に、あれ、今日はあのコが見当たらないけど…と思うと、気がついたらVarsityからJVに移されていたり、こう、何ていうか、まさにカオス!混沌です混沌。まだ名前を覚えるのに必死なときに入れ替わられるとちょっと気づくまで時間がかかっちゃうんですって!

リハビリするコたちにはしっかりとしたものをやらせたくて、メニューを考えてあれこれやらせているのですが、それでも練習中に怪我人が出てしまうと、その手を休めてそっちをevalしなければいけない。ATSたちもRehabの知識がまだそれほどなく、選手とひっくるめて一緒に教えている段階なので、私がその場を離れなければいけなくなるとRehabも思うように進まない。
evalもevalで、怪我をしてしまった選手にはどういう怪我なのかを説明する時間は惜しみたくない。自分の体に何が起こっているのかとか、必要があれば絵も描いて基本的なAnatomyから説明し、その上で治療のプランを立てていく。頭の中で私と選手が同じものを描けるくらい、つまりはon the same pageであればあるほどこの先が楽になるから、この時間を削るわけにはいかない。深刻な怪我をして医者に見てもらわなければ、となると、Shandsの人と連絡を取りアポの用意を進め、親御さんに連絡を取り、同じ説明をまたしっかりして、“お子様の担当になるDr. Moserは素晴らしいお医者さんですから…”とか“質問等ありましたらいつでもお電話下さって構いませんので…”とできる限り安心させ、、、、まだまだここでは新米ATCの私は、こういったプロセスを手抜きしてしまっては信頼は得られない。特に意識しているところです。

同時にコーチには毎日Injury Reportを書き、リハビリや水をあげるタイミングなど、
とにかく私の仕事の仕方で気になるところがないか、意見はないか聞いたり、
時間があればコミュニケーションを取るようにしています。
さらにさらに、二人のATS。彼らにも毎日何か学んで帰って欲しい。
リハビリをしながら、“何で腰が痛いと腹筋を鍛えなきゃいけないんだと思う?”
Shinsplintsのコの治療をしながら、“ところでShinsplintsって何?説明してみて”とか、
“今私がマッサージしてるここの筋肉、何?”とか、質問をふっかけたり実技を見せたりして、
彼らの実習も充実したものになるよう気を配らなければいけない。
1年後2年後には、彼らもプロとしてスタートを切るのだから。

ええ、ええ、欲張りな私は、こういうことを全部完璧にできたらなーと思うわけです。
そして、当然、
うがーーー!!!
となるわけです。

更に悪いことに、あまりそう見えないと言われますが私は人見知りで緊張しまくるタイプです。
ATRでシャイでいたところで良い事なんかひとつもない、とは重々承知しているので、
人見知りのひの字も知らないようなサバサバ元気なトレーナーっぽいことしてますが、
慣れない学校で一週間半の仕事をこなすという、一日一日の精神疲労はなかなかのもの。

実はここ毎朝、仕事に行かなくては…と考えては頭が重くなり、やらなければいけないことを考え圧倒され、逃げ出したいような気持ちになっていました。それでも仕事に行けば、いつもの顔で動いているんですけど、何ていうんでしょう、仕事が怖くて吐き気さえ覚えるのです。
ううむ、心なしか最近心臓もご機嫌斜めなような…。

はて、Athletic Trainerは私の夢であり情熱であるハズだが。
まさか仕事がキライになったわけではあるまいな。
単に慣れてないだけだよな、そうだと言ってくれたまえ。
…と悶々とした日々を過ごしていました。内緒ですが。ええ、内緒ですよ。

少しずつ物事がorganizedされ始め、ルーティーンができてきた昨日・一昨日で、
やっとこのモヤモヤが取れてきて、うん、やっぱりこの仕事は楽しい!と思えるようになって、
自分でも心からほっとしました。

好きじゃないとできないこの仕事。
情熱を失うということは終わりを意味する…と個人的に思います。
だから、端から見てたら馬鹿みたいな葛藤かもしれませんが、私には大問題だったのです。
まだまだ改善していかなければいけない点、模索中のこと、いっぱいありますが、
いっぺんに全部はできないし、今は辛抱強くあるべき時なんですよね。
情熱があると確認さえできれば私は大丈夫!ここからは一歩一歩着実に進んでいこう。

楽しいなぁと思える理由のひとつに、コドモタチがここにきて勢いを増してなついてきてくれていることもあります。去年までここでHead ATCを務めていた、ひとつ先輩にあたるTheresaはここで2年間しっかり仕事をして、子供たちの信頼も厚かったようです。私が異動してきてから、コドモたちはよくTheresaはすごく良いトレーナーだったんだよー、いなくなって寂しいなー、と漏らしていました。
彼女は本当に良い人ですし、私もそれを聞いてむきーとなるようなガキんちょじゃありません。
私は自分とTheresaを比べられませんし(だって一緒に仕事したことないし)、
人間としてもトレーナーとしても一人ひとり違いますから、比べてどっちが上とか下とかはないと思っています。そもそも比べたところで、私は自分ができる最高の仕事をしたと思えなければ結局のところ満足はできないし。だから、単純に“あーそうか、やっぱり彼女はきちんと仕事をする人なんだなー。すごいよなー、でっかい学校を2年間取り仕切ってしっかり信頼されて”と実感し、尊敬を深めたくらいです。この賛辞は彼女の2年間の努力の賜物でしょう。

だから比べてどうこう、ということではないのですが、
つい先日、自称“ATRの常連”だというコドモのひとりが、
“SyはTheresaよりcoolだ、でもね、Theresaも相当coolだったから、ってことは、
 Syはsuper coolなんだよね!!” なんて言うもんだから相当嬉しくて。
おおやっと気づいたかね、とか言いながら、認めてもらえるって幸せなことだと
むーんと噛み締めました。逆にSy嫌い!とか言われたら立ち直れてないかも(苦笑)。
“Sy、なんだかSyとはすんごく仲良くなれそうな気がするよ”と笑顔で言うコドモたち。
リハビリ張り切って次はこれー、とか言ってると“えぇそれきついよー”と悪態をつくコドモたち。
練習後、ATRの前を通りながら、“Sy、また明日ねー!!”と声をかけてくれるコドモたち。
すでにキミたちは私のエネルギーだし、キミたちのためにこれからも頑張りますよ。
一緒に、素晴らしいシーズンを過ごしましょ。

しかしそもそもの原因でもある“怪我人の多さ”がここ数日気になっていて、
なんでこんなに怪我人が多いんだろう、マズイ要素でもあるのかな…と真剣に悩んでいたのですが、よく考えたらHawthorneのチームより3-4倍大きいんだから、怪我人も割合から言って数が増えるのは当然なんですよね。そんな単純なことに気がつくまで数日かかってしまいました。
肝心なところが抜けてる自分、あっぱれ。
しかしでっかい高校は、やっぱ大変だなー。
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  by supersy | 2008-08-21 19:00 | Athletic Training | Comments(3)

Commented by Katsu at 2008-08-22 09:17 x
こんにちは。いつも読ませて頂いています。さゆりさんがここまで考えて選手やATSに対して、接しているということは本当に彼らは幸せだと思います。私も将来、一つの学校を見てみたいという気持ちがあるので本当に参考になります。悩んでいる内容も私の方がまだまだガキンチョですが、共感できる部分も多々あります。これからも頑張ってください。
Commented by カツ at 2008-08-23 00:38 x
Fayの針路変更の影響があちこちで出てるねぇ。
日曜日までにはどっかに行って欲しいね。
Commented by さゆり at 2008-08-23 07:51 x
おおー、ダブル“かつ”さん。
>Katsuさん
コメントありがとうございます!自分がUndergradだったとき、選手だったときにやってほしかったことをやらないと、って考えちゃうんですよね。上のエピソードはVarsity Footballに関してだけなので、JV, Freshman, Volleyball, Cross Countryも入れたらまだまだ書きたいオハナシがありますよ(笑)。ひとつの学校を見るのって大変です。

>カツさん
Fayに負けずに元気にタンパ行きましょう!

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