お絵かきとMotion Analysis。

>hiroさん、賀屋先生
私信になりますが。とりあえずDr. Borsaに答えてもらったところによれば、piaもdura, arachnoid同様、やっぱりspinal cordの終わりまでカバーしているそうです。Borsa曰く、Spinal cordが終わってCauda equinaになるところで終わりだよ、レベルでいうとT-12くらい。だそうです。これが厳密に言ってL1なのかT12なのかは個人差もありそうですが、Meningesのオワリの定義はやっぱりSpinal cordの終わるところなのかなと理解していました…賀屋先生のコメントを読むまでは。そうだここにもいたー、解剖マニア!賀屋先生!Piaがligamentになってるんですか?知らなかった!それをまだpiaと見るかもはやpiaではないものと見るかでも理解が変わってきそうですね…。あぁますます混乱してきています(笑)。
--------------------------------------

さて、月曜火曜と連続でFinalがあったので週末はがっつり勉強をしておりました。
大学院に入ってからは、長時間ぶっ続けで勉強するというよりも、空き時間を見つけてちょこちょこ勉強するというスタイルになっていたので、久しぶりにこうして猛勉強すると頭痛がする…。

月曜日のテストは解剖で、特に気合を入れて時間をかけて勉強していました。
もうこれは私の習性と言うかクセというか、気合を入れて勉強しだすと止まらなくなるんですよね。他の授業中だろうがなんだろうがとにかくその科目の勉強をしたくてしょうがない。
でそんな熱心さが高じて、別の授業中に退屈だったので描いていた絵がコレ。
b0112009_8194089.jpg
こういうことばっかりしてるのでヒトからは関心されるか“お前アホじゃないの?”と言われるか
どっちかですが、私が何でもとにかく絵を描くのには理由があります。
ヒトにはそれぞれに合った勉強のタイプがあるといいますが、私は完全にVisualタイプなんです。
アメリカではよく耳にする話題なんですが(個人的に日本にいるときには聞いたことがなかったのでそう思うだけかも知れませんが)、ヒトには主に3種類のLearning styleがあって、visual, auditory, kinestheticに分けられるそうなんです。噛み砕いて言えば、見て覚えるヒト、聞いて覚えるヒト、実際に自分の体を使ってみて動いて覚えるヒト、の3つです。私は何事もvisualizeしないと入ってこないので、特に解剖の授業ともなれば実物を見て、そしてその後は絵を描きまくって覚えます。Visualizeと言っても教科書を見てるだけじゃダメで、やっぱ自分の手で描かないとお互いの位置関係とかtissueのtextureとかがしっかり入ってこないんですよね。Cranial nerveの絵とかBrachial plexusの絵なんかもう20回は描いてきてるんじゃないかな…。
この解剖のテスト問題のひとつに関して気になったことを調べていたらなかなか面白い発見ができたので、これについては後日またまとめたいと思います。

今日は今日でOrthoのテストがあったのですが、
その中で、Prehabに関するBiomechanics Evaluationも範囲になっていました。
これに関しては専門家さんが2回に渡って講義をしてくれたあと、
次の授業では私たちGAがそれぞれFLGのBiomechanics labに行って、
マーカーを実際に装着してBiomechanics ayalysisをする、ということをやってみたのです。
クラス全体を4つのグループに分け、それじゃあ各グループひとりモデルを出して、
と、Dr. Doverが言うので、是非体験してみたくて私をモデルにやってもらうことにしました。
b0112009_8293446.jpgマーカー(←)と呼ばれる電球のような形をした丸いモノを、他のメンバーに体中至る所にテープでくっつけてもらい、準備完了。ちょっとうろ覚えですが、AC joint, Greater trochanter, Lateral femoral epicondyle, lateral mareollus, calcaneous, head of 5th metatarsalがランドマークだったような気がします。今回は下半身のexerciseのみだったのですが、もちろん肩をターゲットにしたような運動をanalysisするときは肘や手首にもくっつけます。
うーん、カラダ中にまるまるがいっぱい。
b0112009_8441280.jpg
本当はPrehabでやっていた全てのexerciseを経験してみたかったのですが、残念ながらそんな時間もないので、バーを頭上に上げてそのままスクワットをするOverhead squat(左上)と、それから台の上に片足で乗って、膝を曲げていきもう片方の足の踵で床に触れるというHeel tap(右上)のふたつのexercseをdemonstrateすることに。あ、厳密にはLateral heel tapなので写真とは微妙に違うんですけども、いいのが見つからなかったのでまぁ参考に。

このマーカーの他に、Force plateと呼ばれるスペシャルな器具もこの施設には装備されていて、このPlate、床にはめ込まれているんですけど、そのプレートの上に誰かが立ったりしてチカラが加わると、それがどのくらいの大きさでどこを向いていて、ということを一瞬で分析できるようになっているんですね。

これらを全て組み合わせた結果、カーテンで囲まれた真っ白の床が張られている、
“Motion analysis area”に立つと、コンピューター上でヒトはこんな風に見えます。b0112009_8471556.jpg
この写真は私たちが実際に行なったものではないのでマーカーのついているランドマークポイントは多少異なりますが、イメージとしてはまさにこんな感じ。こんな風にマーカーは点として、カラダのラインはマーカー間を繋げた線で表され、棒人間のようになって見えるわけです。

床が灰色になっている部分がForce plateのあるところで、ちょっと見えにくいんですけれども赤い矢印が床から上に向かって伸びているのが見えますか?これがまさに、どの方向にどれくらいのチカラが掛かっているかをベクトルのように表しているのです。

motionをdetectするカメラは部屋の至る所に配置されているので、コンピューターで
このexerciseをviewするときにはマトリックスのようにくるくる角度を変えながら再生できます。
うわぁぁぁ、出たぞ技術の最先端!!!でもないのかもしれないけど!

…。
で。
今日あったテストでは、まさにボクらのこの写真がテストに出され、
“これはクラスメートのひとりがoverhead squatをしているところです。
 trunk, knee, ankleのinitiation, terminationの角度はそれぞれ表の通りです。
 このヒトの各関節の角度はnormalかabnormalか、Biomechanics的問題は何か、
 それに関係し得る改善すべき問題は何なのかを書きなさい”
みたいな問題になっていました。

こういう問題は結構好きなのでわいわい解いていたのですが、Heel tapの問題になって、むむ、結構kneeをvalgusにしちゃうヒトが多いのにコイツはむしろvarusになってるなぁ。forceも真っ直ぐブレずに上に伸びてる。ちょっと足がexternal rotationしててtrunkが前にleanしているからsoleusが硬いのとlimited DFがあるようだけど、それ以外は特に問題ないじゃないか、誰だろコレ、やるなぁ、…とか思いながらせっせと文章を書いていたんですよ。
そして提出するときになってDr. Doverが、“あのHeel tapの写真はSyの写真だよ”とこっそり教えてくれたので、あ、そうなんですか!とびっくり。特に女の子はvalgusになりやすいのに、いいフォームだねぇというので、あーざまーすとお礼を言っておきました。いやいや、自分がテスト問題になる日が来るとは思わなかった。そして良かった、恥ずかしいフォームじゃなくて(笑)。
[PR]

  by supersy | 2008-04-22 23:59 | Athletic Training | Comments(10)

Commented by from-columbus at 2008-04-24 11:50
テストになるってすごいですね!笑 Motion analysis、僕も2年生の時の授業のラボで1度だけ体験しました。その時は、時間の都合で歩行時のgait主にtransverse planeのチェックのみをしました。今、陸上でBiomechanics checkの鍛練中です、難しいですけど。。
Commented by かや at 2008-04-24 13:11 x
Sy 's Illustrated Anatomyが出たら絶対買う!!から,出してぇ〜!!
軟膜の元々の役割や意味合いからしたらSpinal cord全部を包んでいることは容易に理解できますよね。ただ,歯状靭帯とか終糸(脊髄円錐->尾骨に付きSpinal cordを下に引き固定)を「軟膜」そのものととらえるかは別物としてとらえるかは解釈の分かれるところかもしれませんね。
Commented by かや at 2008-04-24 14:43 x
ぼくは見て,書いて・・・の「書いて」が絶対必要な部類ですね。じゃないと全然頭に入りません。(ただでさえ入らないのに・・)あと,変な例えにして覚えようとしちゃいます。話のついでで脊髄軟膜でいえば,足に履いたストッキングみたいなもん・・で,それを両側からつまんでビヨ〜ンと引っ張ったモノが歯状靭帯・・・的にね。
失礼しました...
Commented by さゆり at 2008-04-25 03:06 x
>まさ
目だけじゃわからないって専門家が言ってくれたのでほっとしたよ。
やっぱり色々器具を使うから見えてくることもあるよね。

>賀屋先生
ははは、Anatomyの本はともかく、
前のブログを一冊の本にまとめようとは思っています。
もし欲しかったら教えてくださいね。
Commented by かや at 2008-04-25 11:58 x
欲しい! 買います!
Commented by ATOK at 2008-04-25 22:27 x
いやいやいや
授業中の落書きがこんなのってw
すごすぎます!!w
というわけで俺もまとめたら本売ってください!!
ほしいです!Arnheimと一緒に並べます!w
Commented by さゆり at 2008-04-29 00:32 x
ははは、じゃあ進展があればお二人にお知らせします。
Commented by nocci at 2008-08-14 12:55 x
初めて書き込みします。

FLGのBiomechのLabって、ぼくのLabじゃないですかぁ?

最近、うちのLABのWEBSITEを直そうとしてて、それで検索かけたら、ここのBLOGにあたりました。

さゆりさんって、もしかしてうちのLabの向かいに張ってるポスターのAuthorの人ですか?なんか、あ、日本の人がいるーって思ってたんですけど、もしかしてって思って書き込みしてみました。

プログラム、がんばってください。

Commented by さゆり at 2008-08-16 04:03 x
nocciさん、日本人の方がBiomechanicsのLabにいらっしゃったとは知りませんでした!同じ建物なのにお会いしたことはありませんよね。ちなみにそうです、ポスターは私のです。Thumb UCLの。ご近所なのでよろしくお願いします(笑)。
Commented by nocci at 2008-08-19 07:05 x
ですよねー。やっぱりそうなんだ。

ほんまに、同じ建物やのにねー。

でも、去年は僕は基本的にVA medical center(SHANDSの近く)で働いてたから、あんまりFLGには行ってなかったからかも。

今年から、本格的にLABに監禁なんで、もしかしたら、ばったり出会うかもしれないですね。

そのときは、気軽に声をかけてください。

ちなみに、このエントリのVICONの画像は一世代前のSOFTWAREなんですよ。今はNEXUSっていって、もちょっと進歩して、見やすく、かっこよくなってます。(笑)

<< ACLについて考察してみる。 日本人離れ? >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE

AX