Moving on and moving up

日本では3月が別れの季節、4月が出会いの季節、って感じですけど、
アメリカは学期がズレてますから、そこらへんにもズレが生じますよね。
5月が別れの季節、夏を挟んで8月が出会いの季節、といった感じかな?
どっちにしても、別れの時期が段々と近づいてきています。
うちの直属の上司・Dr. Doverもこの5月でUFを去ることが決まっていて、
残されるほうとしては寂しいばかりです。

でも私も、状況が変われば残される側ばかりでもなく、去るほうでもあるんです。
もうここんとこずっとですけど、コドモタチによく聞かれるのがこんな質問。
“Sy, Are you gonna be here next year?(来年もここにいるの?)”
私は来年は別の高校での勤務を希望しているので答えはNo、なんですけど、でもまだ次の高校が正式に決まったわけではないし、その決定権は私ではなく上司のDr. DoverにあるのでHawthorneに残る可能性が完全に0%なわけでもないし、“I don't know yet.”と答えるようにしています。まだわかんないなぁ、うちの上司が決めるからなぁ、と言うと、“じゃあその上司に電話させて!!Syが残れるように頼んであげる!”なんて可愛いことを言ってくれるので、こいつら健気だなぁとその度おねいさんは涙がちょちょぎれるわけですが。

一応説明しておくと、私はHawthorneの子供たちもコーチたちも本当に好きだし、
同じところに残っていれば2年目は要領が分かっているぶんとっても楽になるだろうとは思うのですが、今の自分に必要なのはより新しい環境に身を置いてより新しいことを学んでいくことで、“居心地がいい場所に落ち着くこと”ではないんです。そんなの、20年くらい早いと思うんですよね。来年はUndergradの部下を持って“教える”という経験も積んでみたいし、そのためにも違った環境へ動きたい、と考えているわけです。

だから、申し訳ない、戻ってくるつもりはないんだとは思いつつ、そんな風に答えているわけです。でもこんな風に誤魔化していても、戻ってこないんだろうな、と何となく感じ始めているコも少なくないわけで。

Sy、どうせ戻ってきたくないんでしょ、と拗ねたように呟いた子がいました。
いや、戻ってきたいとかきたくない(want)とかだけじゃなくて、何が本当に自分に一番良いか、
何をすべきなのか(should)ということを考えて決めないといけないことなんだよ、と答えたのですが、
それじゃあ、Syはボクらには何が一番良いかは考えてないんでしょ、と返されました。
この一言、本当にココロにぐさりと刺さりました。
冷静に考えて、恐らく私のようにお人好しのATは珍しいでしょうし、これだけ選手のためを考えて働くATはそういないと思うんですよね。自分で言うなよと言われそうですが、選手ひとりひとりのニーズに合わせて仕事をadjustさせるのは私のphilosophyですし、自分がやるからには自分のできる最高のqualityのものを、と考えていつも仕事をしている自負はあります。そもそも私が当たり前と思ってやる最低限の仕事がアメリカ人ATにとっては“あんたそんなこともやってるの、偉いね!”と言われることも全く珍しくなく、Footballの2-a-days初日にウォーターボトルにキンキンに氷を入れておいたら、バレーボールや野球の練習初日に水持っていったら、選手やコーチに“前のトレーナーはこんなことしてくれなかった、本当に助かる、ありがとう!!”と感動してもらってこっちがびっくりしたこともありました(こういうときこそ本当に日本人に生まれて良かったと思います。心配りはやっぱり世界最高レベルです、日本人)。
そう考えたら、うーん、確かに来年は皆また苦労するのかな、私が残ったほうが彼らにとってはいいんだろうな。なんて思えてもしまうんですよね。

Deanにも同じ質問をされて、Syは違うところに行きたいかもしれないけど、同じヒトが長くいてくれたほうが子供のためにはいいのよね、とも言われました。うーむ、たしかにほぼ毎年Athletic trainerが入れ替わるというのは、子供にとっても目まぐるしいんだろうなぁ。

どれくらい戻ってくる確率がありそうなの?と聞かれて、
うーん、5%くらい?って言ったら、そんなの無いも同然じゃない!とコドモに怒られました。
いつもそうだ、友達ができたと思ったらいなくなっちゃうんだ、とこれまた拗ねながら言う
彼を見て、毎年こんな思いをしてるのかなぁこのコたち、と思ったり。
時間があったら試合とか見に来るからさ、って言ったのは、おねいさんのせめてもの本音ですよ。

ヒトのためを考えて動くのがこの仕事だけれど、でも夢ばかりは譲れないし、こういうときくらい我侭にならなければ。皆の残ってくれと言う気持ちはしっかり受け取りますが、I gotta move on and up、新しい一年を自分のためのものにしないと。

ともあれ、惜しまれるというのはありがたいことです。
フロリダに引っ越してきたときは、嫌われたらどうしようなんて不安満載でしたから。
だって田舎の小さな高校でしょ。日本人を見たことも無いような人たちの中に私が突っ込んでいったら、拒否反応を示す人もいるんじゃないかななんて思っていたんですよね。杞憂でしたけれど。
別れを考えると寂しいけれど、同時に未来にわくわくもするし、ここまで約8ヶ月ここで自分がやり遂げてきたことには誇りを感じます。もうHawthorneでも残り2ヶ月を切りました。最後までしっかり自分らしく仕事をやっていかねば、ここまで頑張ってきた自分に申し訳が立たない。ラストスパートという言葉はこういうときのためにあるのかな。今一度、初心に戻って気合を入れなおしたいと思います。ういっす!
[PR]

  by supersy | 2008-03-25 23:59 | Athletic Training | Comments(4)

Commented at 2008-03-27 14:17
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-28 01:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-28 08:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by さゆり at 2008-04-01 11:02 x
ははは、何故に皆非公開?
コメントありがとうございます。
K氏、今度ゆっくり電話でもしようぜよ。

<< Gators Orange &... I felt soooo ev... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE

AX