SEATA Conference Report 2

案の定野球の試合を急遽行なうことになったので、家に帰ってきたのは11時すぎでした。
雨の中の試合だったのでカラダが芯まで冷えた…。
ここ最近の気温の上がり下がりにはホントちょっとカラダがもちませぬ。
と、いうわけで、日付をちょっと誤魔化してConference Reportの続きです。

-------------------------------------
金曜日の朝は、$25を払ってMini-courseに登録してみました(今までNATA ConventionでもGeneral sessionにしか行ったことなかったので個人的に画期的です)。選んだのは、Emergency Evaluation and the Management of Head and Cervical Spine Trauma, and Management of Cardiac Arrest。University of GeorgiaのHead ATC、Ron Courson氏を迎えての講義でした。
コースの名前だけ聞くと内容が簡単に想像がつきそうですが、それでも講師の方が面白くてですね。幾つか新たに学んだことがあったのでまとめてみます。

●AVPU(Alert, Verbal, Painful, Unresponible)
 Consiousnessのレベルを決定する際の頭文字を取って上から順に並べたものです。つまり、
 Alert…意識がはっきりしている
 Verbal…声をかけると反応するが、意識は朦朧としている
 Painful…Painful Stimulusには反応するが、声をかけても反応はない
 Unresponsible…意識がない、coma状態  ですね。
ここでPainful Stimulusに注目してみたいのですが、例えば倒れている選手の指をぎゅっとつまんでやったとして、手を引っ込めるようなreflexが見られるかどうか確認するわけですね。でも、実は私具体的にどんな風に選手に痛みを与えればいいのかって教わったことが無くて、なんとなく、skinをpinchすればいいのかなぐらいに考えていたんですよ。肘とか背中とかでなければ、まぁ普通に痛いじゃないですか。しかしCourson氏によれば、
・Sternal Rub…胸骨の真上ををこぶしでゴリゴリ
・Modified jaw thrust…Pressure at TMJを加える
・Pinch web space……手の親指と人差し指の間をを思いっきりpinch
なんかが“痛いポイント”として有効だそうです。中でもSternal Rubは容赦なく擦り付けるとめちゃめちゃ痛いのだそう。他にもネットで調べてみたらtrapをsqueezeするとかApplying periorbital pressure だとかも見つけました。要は痛かったらいいんでしょうけど、こういうポイントを知っておくといざというときに便利かも知れないですね。しかし、どこをどうしたら痛いか知っておかなきゃいけないというのも難儀な職業です。

●BP measurement in emergency care
私が今まで色々なインターン等から培ってきた経験から言うと、emergency careにおいてひとたびAthleteの生命を確保したら(ex. secured the athlete on the spine board or whatever you need to do..)、BPを測るのが理想的。と言うのも、EMTを待つ間、BPのDramatic dropをnotesしておけばshockもいち早くdetectできるし、ambulanceが来たときに数値をbaseline dataとして報告することもできる。ただ、印象としてはこれはかなり付随的なものであって、時間的余裕がない、もしくは充分な人手がないと実効しづらいんじゃないかなと思っていたんですよね。あんまりpracticalじゃないかなと。しかし、その私の最大の“?”を解決してくれたのがCourson氏の一言でした。名づけてpulseを測りながら大まかなBPも把握できちゃうテクニック!
b0112009_1134326.jpg
さて、皆さんEmergency careでは脈をどこで測りますか?CPR certificationでは大人・子供はcarotid、infantはbrachial pulseと習うと思いますが、Courson氏はCarotidとRadialを同時に取るといい、と言うんです。
   ・Carotid pulseが確認できる→BPが60mmHg以上ある
   ・Radial pulseが確認できる→BPが80mmHg以上ある
という目安になるらしいんですね。これは心臓から各pulseポイントの距離を考えればなるほど理に適っています。つまり、carotidがあってradialがabsenceだとBPは大まかに60~80の間だと考えられる。軽いshock状態ですよね。こんな風にBP measurementをprimary assessmentの一環として行なうことができるそうなんです。Pulseを取るときにこのテクニックを使えば、頭の片隅にBPの情報を留めておける。後のEvalの役に立つかも知れません。もちろん、それでも余裕さえあれば正確なBPを測っておくのは好ましいことだと思います。ただ、Primary assessmentのルーティーンにこのテクニックを混ぜこんでおくのはclinicianとして一つのスキルになるんじゃないでしょうか?
個人的に目からウロコでした。

さて、まだちょっとこの講義から学べた面白いことはあるのですが、それはまたまとめて明日に。
明日はWeightlifting meetとbaseballだけど、どでかい嵐がやってくるらしいからどうなるかなー。
[PR]

  by supersy | 2008-03-06 23:59 | Athletic Training | Comments(2)

Commented by from-columbus at 2008-03-08 23:09
すげーーーー!
さゆりさん、まじこういう知識シェアしてくれるとこめっちゃ好きです。笑
院頑張って下さいよーーーー!!
僕んとこは、、、、めっちゃ今、雪吹雪いてます。。。
Commented by さゆり at 2008-03-09 07:30 x
いやー面白いことはちゃんとreviewして書き残しておくと、私自身の頭に残ると言う非常に自分勝手な考えなのよ。院生活も半分が過ぎようとしています。まず今学期を頑張りきらねば。

<< SEATA Conferenc... SEATA Conferenc... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE

AX