Orientation 2日目。

さて、今日はオリエンテーション2日目。
昨日とほとんど同じようなスケジュールで、色々大事なお話を聞きました。
これからお世話になるであろう沢山の方のお話はありがたい。
でも一気に情報が入って来すぎでちょっと脳みそがoverloadされてます。
むーん、本当の要領はいっぺんthoughtlyに自分で実際やってみないとわからないですよね、
とりあえずしっかり教わったことは頭に入れて、焦らずそれから自分で覚えていこう。

そうそう、今日もCPR講習の後半があったんですが、
今回の講師を務めてくださっているBob氏は病院のERで30年も働いていたような、すごく現場のことを知ってる人。CPR、rescue breathing、care for obstructed airwayを何度もその目で見てきてその手で処置してきた、私にはないレベルの経験がある方なんです。
その方が言ってました。“CPR中とか後とか違いことあれど、吐かない患者なんていないよ。”
えええっ、まじすか。いや、実際ね、吐く危険性があるのは知っていますし、”吐いたときは横に向けて嘔吐物を出さないと、それが気道を塞いでしまう”とかそういうのは教わりますけど、
そんなに100%に近い確率で吐くものだとは知りませんでした。

そもそも私は以前に、人工呼吸時に勢い良く大量の空気を吹き込んでしまうと、胃の中に空気が入ってしまい、それが原因になって患者をthrow upさせる、って習ったんですね。
これはもちろん事実。患者は意識を失った状態では全ての筋肉がrelaxしてますから、
この状態でtoo quicklyにtoo much airを吹き入れると胃の中にもその空気が送り込まれてしまって、反動で嘔吐してしまうんです。本来はゆっくりと胸の上下が肉眼で確認できる程度に空気を吹き込むものですが、人工呼吸の最中にヒューヒューというhissing soundsが聞こえてきたらやりすぎ、胃の中に空気が入ってしまった証拠!

ただ、私が今回初めて知ったのは、嘔吐の原因はこれだけではないということ。
呼吸が停止し、体内の酸素が減ると同時にelectrolytesも身体から出てしまい、体内pHが下がる(=酸性状態になる)という現象が起きます。これによって胃がirritatedされacid reflexを起こし、vomitするという仕組みのようです。gaggling(喉の奥からのゴロゴロするような音)が聞こえてきたら嘔吐が近いので、患者を横に向けて出させて上げましょう。
すごいなー、こういうのはやっぱりやってきてる人じゃないと分からないですよね。

あとですね、AHAのガイドラインが近年で大きく変わったのはATの方ならご存知だと思うんですけれど、新しいやり方ではAEDとCPRの連携が非常にemphasizedされてますよね。
今までだったら、心停止した患者に一刻も早くAEDを持ってきて、とにかく電気ショック電気ショック、心拍が確認されるまでビリビリ繰り返す、という感じでした。
これが、現在では、
  ●倒れた現場を見ている人がいる場合、AEDが到着次第即座に使用を開始するが、
   もし倒れた状態で発見された(=いつから倒れているか不明な)場合、仮にAEDが現場に
   届いても、2分間 or 5 cycles of CPRを行なうまでAEDの電源を入れるのを待つ。
  ●AEDを使って電気ショックを与えたあと、問答無用で即座に2分間 or 5 cyclesの
   CPRを行なう。心拍・脈の確認や、2度目のショック(必要であれば)は、その後。
という風に変更されています。つまり、状況によってはAEDによる電気ショックの前に、CPRを挟んだほうがいいという考えが見て取れますよね。これは、心臓に充分な酸素がない状態では電気ショックを与えても蘇生する確率は低いことからだそうです。
AEDの正式名称は、Automated External Defibrillator。日本語で、自動体外式除細動器。
心臓が血液をpumpするいわば重要なエンジン部であり、
その収縮によって血液が動かされ、全身を循環するというのは皆さんご存知ですよね。
しかーし、心臓の収縮って実は結構複雑なメカニズムでできているんです。効果的な収縮のためには、心臓の中でも特別な部分が特別の順番で収縮していかないとダメなんです。Aが収縮し、次にBが収縮し、そしてC部分が収縮する、という順番が完成することによって、初めて一つの“心拍”がcompleteする。スポーツやコンサートで観客が作るwaveと似てます、あれは、人が順番に立っていくからキレイに波ができるんであって、全員が好き勝手に立ったり座ったりしていたらはちゃめちゃですよね。心臓においては、この“はちゃめちゃ状態”が心室細動と呼ばれる状態なのです、順番を無視してあちこちが同時にfireしてしまって、ちゃんとした心拍を作れず、心臓が痙攣を起こしたようになってしまいます。
この細動を除去するのが除細動器の役目。正にその名の通り。
バン!と電気ショックを与え、はちゃめちゃなelectrical activityを全てシャットダウン・リセットすることによって、心臓各所がまた正しい順番で動き出してくれることが狙いです。
ただ、リセットすることはできても、また正しい心拍が復活してくれるかどうかは心臓のコンディションにかかってます。このとき心筋に酸素を充分含む血液が行き渡っていればいるほど、正しく動き出す確率が上がるようです。だから、ショックを与える前にCPRをしたほうが良いってことになったんでしょうね。これもちゃんと説明してもらったのは初めてだったので、やっと納得ができました。

人の顔と名前を覚えるのが苦手な私はまだまだ上級生と同級生を全員認識できてませんが、
まぁまだまだ時間はあるのでぼちぼち行きましょう。動け、動け、強くあれ、自分。
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  by supersy | 2007-08-03 23:59 | Athletic Training | Comments(3)

Commented by ヤス at 2007-08-05 11:28 x
すごい興味深い内容で勉強になったよ
ありがとう
Commented by 慶太郎 at 2007-08-06 08:32 x
やっぱり現場で経験積んだ人の一言ってものすごい重みがあるよね。他にも知らないことだらけでした。
UFでの生活はなかなか順調(?)なようで!がんばって!
Commented by さゆり at 2007-08-06 09:23 x
>ヤスさん
恐縮です!でも本当にこういう教科書にない“裏話”が一番面白いですよね。

>慶太郎さん
こういう知識って実用性が高いですよね。
まだまだこういう“知らないこと”は山ほどあるんだろうなー、わくわくですねぇ。生活は実は色々思うところはあって、最初は弱音を書いていたんですけど消しました。ひとつひとつ頑張るしかないですもんね!ポジティブにやっていきます。

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