人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ご報告。

お世話になった方には個人的に報告させて頂きましたが、
一応こちらでも。

●仕事について。

昨年の11月に辞表を出したことはここにも書いたのですが、
それからうちの大学で大きな変化がありまして。

過去四年間、私はハーフ&ハーフの大学職員でした。
 1. Athletic Trainer for Women's Basketball Team (所属はAthletics)
 2. Instructor & Clinical Education Coordinator of the AT Program
  (こちらの所属は教育、特にキネシオロジー学部)
全く違う二つの機関に同時に属し、
教職と専門職を同時にこなすいわゆるsplit positionだったわけですが
今年度から完全に仕事を二分割し、もう一人人を雇うことになったのです。
つまり、私が今まで一人でしていた仕事を、二人雇ってそれぞれ別のことを担当するように、
分業化が決まったのです。一人はアスレチックスの一員として女子バスケ部のATに、
もう一人はキネシオロジー学部の助教授として授業を教え、
ATプログラムの事務仕事を担当することになります。
(それだけの仕事量をここまで一人にやらせてたんかい、と思うとこれはこれでなかなかすごいんですが…)
ご報告。_b0112009_4543172.png



この分業化に伴い、私が辞職を考えた一番の理由だった「激務」という要素が無くなり、
労働環境が大きく改善されることから、今の職場に留まって臨床助教授として勤務し続けることを決めました。…イヤ、決めたと言っても、一応うちの学部が新たに助教授というポジションを造ったということになるので、きちんと手続きを踏んで仕事に応募、書類選考、一次面接、最終面接と無事に残って勝ち得たポジションなんですけども。
(頑固な私は『コネで選ばれるのはイヤなので候補者を全て見た上で公平に判断して下さい、私より良い人がいたらそちらを選んで下さって結構です』とタンカ切っちゃいました。実際かなり実力と経歴のある候補者が多かったそうだし、無事に残ったから良かったものの。。。(苦笑)

…で、正式に先日大学側からのオファーをもらい、今日契約書にサインしてきました。
この秋から、Clinical Assistant Professor (臨床助教授)として、
それからATプログラムのClinical Education Coordinator (臨床教育コーディネーター)として、
教育に特化した仕事をしていくことになります。
一般のAssistant Professor(助教授)とは違って、研究や論文・学会発表の義務は無く、
Clinical Professorなので臨床に特化した教育を提供するのが私の一番の仕事になります。コンセプトやセオリーのみでない、専門技術の継承と発展…プロとしての心を育てる…。ううむ、大きなトピックです!わくわく。

現場からは少し離れることになりますが、当の本人はちょっとお休みを頂くくらいの気分でいます。
割とすぐに何らかの形で患者さんに関わることにはなると思うんで。
(今でも学部長とか、しょっちゅう膝痛い!治療してー!って来るし)
しかし、もう毎日練習に行かなくていいんだ…と考えると変な感じ。自分が中学生でバスケをやっていた頃から、学校の間や後に練習に行くのがアタリマエの生活をしてきたから…。慣れるまでには少しかかるかな。

古い友人には「お前が助教授なんて!」と笑われそうですが、
(自分でも少し、いやだいぶ可笑しいと思う…)かなり恵まれた仕事環境を学部が用意してくれているので、
自分なりに精一杯頑張ります!学生はもちろん、うちのGAやスタッフも巻き込んで楽しく学び合い、互いを磨き合えるような学びの場を創って生きたいと思います。

●学業について。

実は、これも親しい人にしか言ってなかったのですが、
私自身、5月から学生に戻っておりました。
Rocky Mountain University of Health Professionsという大学の
Doctor of Scienceという博士課程に所属しています。
この大学自体はユタ州にあるのですが、私の受ける教育のほとんどはオンラインで、
課題をこなしたりテストを受けたり時にチャット形式でディスカッションをしたり。
で、年に数回大学のあるユタ州はプロボに飛んでface-to-faceの授業を受ける、
という感じです。

卒業までは3年ほどかかる予定ですが、それが終われば晴れてDr. Hiraishiになれるはずです。
教授陣のレベルもぞっとするほど全米トップだし、6月にProvoに行ったときに初めて顔を合わせた同級生たちも刺激のある曲者ばかり!文字通り同級生たちは全米に散らばっていて、仲良くなった同級生らも普段はカリフォルニア、オレゴン、サウスカロライナ等で仕事と両立させています(年上がほとんどだけどだけど、中にはまだ20代半ばの子らも)。彼らとはあれからずっとよく連絡を取り合い、宿題について質問しあったり面白い情報を交換しあったり楽しくやっています。

●そんなわけで。

これから臨床助教授兼学生として、気分新たに頑張っていこうと思います!
ブログも相変わらずの気まぐれペースで細々と続けるのでどうぞよろしく。

教授職はATとして働くよりもメリハリがしっかりしているので、これから12-1月と5-7月くらいの年に二回、それなりの長期で日本に帰国することが可能になるはずです。
実は日本でのワークショップやセミナー開催、もしくは大学や専門学校等での講演など、
今までやったことのなかったことにも興味があります。一般の方や親御さん向けの
スポーツ安全・脳震盪の講演なんかもいいですね。
日本在住で、是非私と面白いことをやってみたいなーという方がいたらご連絡下さい!
私が知っていることはシェアしたいし、私も皆さんから学びたいことが沢山あります。

  by supersy | 2014-08-06 14:30 | Athletic Training

<< This is my resp... プレー続行か否か。最善の選択を... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE

AX