6/24~30、NATA in Las Vegas その3。

6/27
この日はここまでほとんど回れていなかったExhibitを朝からふらふら。
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PRIのブースにお邪魔していっつも私たちの事務処理をしてくれている方と初めて顔を合わせてご挨拶できたり(ちなみに「一週間に一回は日本にHome Studyを郵送しているわ」とその方が言うくらい、日本人ATCの顧客は多いそうです。「日本への郵送ならもうバッチリよ!」だそうです 笑)、Austin Wranglersで一緒にインターンしていた友人(最後に会ったのは6年前!)にばったり出会えたり。
彼はコンベンション参加者ではなく、知り合いの会社がブースを出していたのを
手伝いに来た、というこれまた奇遇なことになっておりました。

製品はひとつひとつじっくり見ることはできませんでしたが、
唯一目を引かれたのがCatalystというProduct。つい数日前にlaunchしたというのだから驚き。
この製品はCryo-helmetというもので、コンセプトはシンプル―Ice Your Head!!
You ice every other part of your body after an injury. Why not your head?
というわけで、脳震盪後、もしくは単純に練習後の頭部の冷却を推進しています。
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「脳・脊髄重度損傷時に低温IV等をして患者の体温を下げたり(Therapeutic Hypothermia)、特殊な冷却機を頭部に当て、Selective Brain Coolingを行ったりして生命維持/被害拡大を防いだ症例は今までに存在する」→「これを応用し、脳に軽度の受傷をした時にも(i.e. Concussion)頭部を冷やすことで効果的な治療が行えるのではないか。いや、small hitでも蓄積すればCTE等起こりうる。予防の意味でも練習後等に頭部を冷やすべき」というコンセプトに基づいた医療器具で、冷凍庫で冷やしておいた同製品を頭部にかぶり、首部にストラップを巻きつけることで脳の温度を下げ(= via the arteries than through the skull)、Cryotherapyの効果を得る(= 抗炎症作用よりもdecreased metabolism)、というコンセプトのようです。
この製品のwebsiteはこちら。リンク先のビデオは一度見ておいて損はないかも知れません。
見た目の間抜けさは否めませんが(笑)、理屈は通っていると思います。脳震盪の治療(=待つ以外に出来ること)は以前サプリメントの記事で触れたように以前から興味のあるトピックでしたので担当の方と少しお話をさせてもらい、Articleを幾つか紹介していただいたので後で読んでみようっと。

さて、Exhibitを歩いた後は、
ここにも時々コメントくれる、長年の友人であるJidenのポスター発表を見に行ってきました。
彼は毎年こうしてNATAでも発表しており、博士課程も非常に順調で残す所後一年だそう。
Jidenに初めて会ったのはもう9年くらい前かなぁ。
まだ駆け出しですらなかった自分たちがこうして長くアメリカにいるのも不思議だし、
こうして仲間が逞しくそれぞれの分野で輝いているのを見ると嬉しくなります。
がんばれようー。偉くなったら雇ってくれようー。
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その後行った複数の講義を簡単にまとめると…
Breathing’s Influence on Upper Quarter Dysfunction
by Jason Masek PT, ATC, CSCS
  内容は今までのPRIコースのさらっとした復習で(議論を呼びそうな内容は敢えて外して
  いる印象でしたが)良い復習になったのですが、私と相方が思わず笑ってしまったのが、
  今回のプレゼンターのJason氏のことを、以前Michael Cantrell氏(同じくPRI所属の講師)が
  「アイツめっちゃ面白いヤツなのに人前に出るとダメなんだよ…。プレゼンとか棒読みで
  もにょもにょもにょってしゃべるだけ。面白くないことこの上無い」と仰ってたんですよね。
  で、実際の彼のパワーポイントはというと白黒でほぼ文字のみ、聴衆とのやりとりはなく
  本当に棒読み調で淡々と進めていくので、あまりにMichael氏の描写がどんぴしゃで
  可笑しくなってしまい…本当は面白い方なんだろうなと想像しながら聞いていました(笑)。

Emerging Technologies in Athletic Training
  8人の異なるプレゼンターがiPhoneのappを使ったGoniometry、脳震盪患者の
  日常生活やActivity LevelをトラックするGPSの研究など、斬新な切り口の発表を
  次々と。脳震盪患者だけでなく、アルツハイマーのような(整形怪我患者だけでない)
  一般患者にも応用が聞くかも…という考察もあったりで、とても面白かったです。
  それにしても皆、賢そうな顔しとるのう。しっかり喋るのう。おばちゃんは関心じゃよ。

Implementing the NATA Position Statement on the Management of Lateral Ankle Sprains
by Thomas Kaminski, PhD, ATC, FNATA
  ついに新しいPosition Statementが出ました!
  当日の午前中にプレスリリースがあったという、本当にタイムリーな話題。
  これについては長くなるので後で!がっつりまとめます。

さて、そんなわけでNATAも全ての日程が終了(明日もコースがほんの少しだけありますが私は対象外なので)!かなりの数の講義にも行けたし、勉強になりました。「NATAのコンベンションはレベルが低いから行かない」と言うATCを過去に多く見て来ましたが、ここ数年のコンベンションのレベルの上がり具合には目を見張るものがあります。もしもまだ「レベル低い」と考えておられるのならちょっと考えなおしたほうがいいですよ、と私は声を大にして言いたい!研究も教育も、それから一部クリニシャンによる実習のレベルも、目覚ましく成長しています。Keep upしているつもりの私でさえ、ちょっと油断したら置いて行かれるという危機感が常にあります。そういうプロフェッションに身を置けていること、幸せに感じるなぁ。

…で。
勉強疲れしたので(苦笑)、そのあとはホテルのプールでのんびり。
Half-yardのWolfberry Mojito飲んだ―!美味しかったー!
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あっ、ちなみに書いていませんでしたが、
私の泊まっていた場所はLuxor Hotel、通称ザ・ピラミッド。
その名の通り、外観がどどんとピラミッド型をしているホテル(↓)で、
至るところにピラミッドをあしらった装飾や石像が沢山あります。
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その流れか(?)ホテル内にはThe Bodies(人体の不思議展)が常時展示されており、
(ミイラみたいなことかなーと思って…ちがう?)
東京、Houstonでそれぞれ一回ずつ行ったことあるけど、ついまた足を運んでしまいました。
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*館内は写真撮影禁止なので、写真は拾い物です、念の為。

何度行ったことがあっても、その時々でハマっている筋肉が違ったりするので、
今回はIC Adductorを必死で探してみたり、Obturator Internusを見つけてみたり、
色々自分らなりに遊んでいました(笑)。途中で喫煙者と非喫煙者の肺を比べるsectionもあり、
そのすぐ脇には『タバコいつやめるの?今でしょ!』とばかりに
「アナタの持っているタバコを捨てるコーナー」が設けられていました。うまいですね。
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*写真はイメージです。

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  by supersy | 2013-06-27 23:59 | Athletic Training | Comments(0)

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