SWATA Annual Conference in Houston その3。

Conferenceの話の続きというか、昨日の追記です。
また色々と違うArticleを読んでいたら幾つかの面白いFactsが見つかったので!
●Oxygen Saturation
Pulse Oximetryを使う場合、マニキュアには注意!
濃い色のマニキュアをしていると、光の吸収にかなりの影響が出てしまうため、計測には向かないんだそう。その場合は、マニキュア・ペディキュアをしていない指を探すか、耳たぶを使うか、等の選択肢があるようです。ふむ。

●OPA
この講義では、OPAを取り外すときには、逆方向にくるりとまた180°回転させて取り外す、と習ったのですが、外の文献では"口のカーブに合わせてスライドさせるように引き抜けばいい。回転させる必要はない。逆に、喉を傷つけてしまう可能性も”という記述を発見しました。んー?これはもうちょっと調べないとだわ…。

●NPA
NPAに関したLiterature Reviewを発見しました。これは素晴らしいものなので、Share。
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(↑)これ、非常によくまとめられています。
2ページほどと短いので、現場にいるATCにも学生さんにも是非読んで欲しい!

私が興味深いと思ったのは、
NPAはEpiglottisの10mm上まで入っている状態が理想的(それ以上入るとGag reflexがkick inしたり、喉を損傷する危険性が増す)、という前提のもとで、患者の身長とN-E(NaresからEpiglottisまでの距離)は比例する、という研究が紹介されていたところ。つまり、患者の身長から、正しいサイズのNPAを選べるはず、ということなのです。
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著者が紹介していたStoneham(1993)の研究によれば、
  - 平均的身長の女性(163cm, 5'4")ならばサイズ6
  - 平均的身長の男性(178cm, 5'10")ならばサイズ7
で、身長の高い低いでひとつ上下にずらせばいい、ということみたいです。
先日紹介した、鼻から耳たぶまでを測って入れる、というんじゃだめなのかな?こっち(身長)に頼ったほうが良いんだろうか?自分のAthleteから身長分かってるからいいけれど、そうでないとしたら、完全に知らない人が倒れていた(←立っているならともかく)として、その身長を推測するのはちょっと難しいことないんだろうか?とちょっと私は思いましたが…。でも、情報としてこれ(↑)はかなりValuableですね!

あと、Fascial/Basal skull fractureはContraindicationだと昨日の記事には書いたのですが、
このLiterature review曰く、“Basal skull fractureがcontraindicationだというのは、たった二つのCase Reportのみに基づくものだ"、更に“Basal skull fractureがsuspectされていたとしても、airwayをestablishするのが先なはず。” “(Basal Skull Fractureのcommon S&Sである)Battle signやRacoon eyeがあるかどうかでNPAの使用・不使用を決めるのは無理がある。なぜなら、仮に骨折があったとしてもこれらは肉眼で確認できるようになるまでにかなり時間がかかるため、Acure careの段階でpresentであるとは考えにくい。ましてやCSFのLeakは、病院とは違い、現場では照明が不十分だったり湿気があるところでは、確認がより難しい。”とargueしています。
なるほど…、一理ありますね。
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個人的な結論としては、よっほど如実にSkull fxだったら避けるべきかと思いますが、
そうでなければトライしてみてもいいのでは?それで、入れていく際に抵抗があれば、もう片方の鼻で試してみて、それでもだめなら、すぱっと諦めて、次の選択肢を選ぶ。ささっと両鼻を試してみるのに、30秒もかからないと思うんですよね。
でもこのArticleでも繰り返し強調されていたように、全体的にNPAはOPAよりも安全性は高いのではないかと思いますね。実際、マネキン相手ではあったけど器具を使ってみた感想としても、NPAのほうが速くてスムーズだった。もし読んでいる方の中に実際使われた経験のある方がいらしたら、是非感想等教えていただければ嬉しいです!職場でも新しく来るGAの子達に聞いてみようかと思います!
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  by supersy | 2011-07-16 23:30 | Athletic Training | Comments(2)

Commented by かや at 2011-07-20 09:27 x
ATCの権限ってすごいね。
日本だとOPAもNPAもトレーナーでは行えないかと・・・
そもそも日本では器具を使った気道確保は医師か資格を持った救急救命士くらいしかできなかったと思います。
アメリカは違うなぁ
Commented by さゆり at 2011-07-20 12:36 x
アメリカではATCはHealth Care Professional(医療従事者)なので、与えられている権利も多いです。日本だと、治療もマッサージも何もできないよ、とは良く聞きますね…。医療界で他の誰よりも現場にいるニンゲンが私たちなのに、こういう救急医療の技術が欠けているって、実は結構怖いことなんじゃないか、と過去の自分を反省しています。これから練習を積んで、自信持ってできるようにならなければ!

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