人を先導し、且つ殿を務める。三足の草鞋くらい、履きこなしてみせる。

立場が上がれば上がるほど、直接コミュニケーションをとらないといけない人数が増えてくる。
元々Athletic Trainerというのは、人と人との間に立つ仕事ではありますが、
こうなってくるとももう選手だけ相手にしていればいいわけじゃないんですよね。
色んな人がいるもんです。よくやってくれていると手放しで褒めて認めてくれる人もいれば、
もっとあーしろこーしろと仕事に細かい注文やいちゃもんをつけてくる人もいる。
第3者間のトラブルも生まれてくるし、自分はその間に立たなければいけない立場にもある。
他人の不手際にも自分が代表して頭を下げなければならない。
組織の面目を傷つけるわけにはいかないから。
自分の感情だけではますます仕事はできなくなってくる。当たり前ですが、難しいもんです。

時折振ってくるADからの要求に応え、コーチの我侭や気まぐれにも文句言いたいのをぐっとこらえ、
根気良く付き合ってきているつもりですが(我ながら)、今回は新たな類の問題がありました。
b0112009_1214985.jpg
それは生徒とGA間のごたごた。

性格の不一致というか、価値観の違いというか、教える側と教わる側の見解の相違というか…。
上司と部下の関係とはいえ、まだどちらも学生ですから、双方に未熟なところはあります。
こんなとき、ACIとATSの問題に割って入るのは、そう、Clinical Coordinatorなのです。
私が動かなければいけないのだ。わー。なんじゃ。偉くなったもんじゃ。
今まで、何かあったらいつでも言いに来るんだよ、とみんなに言ってきたけれど、
実際今回初めてのがちんこトラブルだったので、正直ちょっとどうアプローチしたらいいものか
悩みましたが、お互いの言い分を聞いて、どっちが正しいどっちが間違っているではなく、
お互いを立てつつ、普段頑張ってくれてる/努力しているところを認めつつ感謝を伝えつつ、
組織としても、個人の集団としても、ここさえもっとこうしたら建設的なことになるんだよ、
と、誘導した感じになりました。
No hard feelings(後味良く)で最後は和気藹々と終わることが出来ましたが、
こんな仕事っぷりで良かったかなと急に心配になり、終わってから思わず同席していた
Program Directorにこんなんで良かったかな?と眉を下げて聞いてしまいました(苦笑)。

いやー、ここでの仕事を取ってから、完全に仕事時の感覚というか意識が変わりました。
今までは例えばVolleyballとSwimming&Divingと、面倒を見るのが2チームと決まっていたら、
担当外スポーツの選手や、同じ組織内でもdivisionが違う人間とか、まったく興味が無かった。
自分自身の仕事に他の誰も干渉しないという一種の恐怖感があったので、
(ボスも非常にeasy-goingで、Syの好きなようにやれ、全て任せる!というタイプの人だったし)
自分の仕事の質を最大限に高めるため、集中しなければならなかった分、
ほかの事に無駄にエネルギーを使ってたまるか、と太い太い線を引いていたのかも。
しかし今回は相手にしている人数が違う。
自分のスポーツ(今回は女子バスケとゴルフ)に加えて、自分の授業を履修している生徒、そして、プログラムの学生とスタッフ合わせてざっと50人ほどをoverseeしなければいけない立場なのです。小さなぎくしゃくが大きな亀裂にならないよう、何かあったらすぐに自分の耳に入るようにするためには、いつでも誰にでもAccessibleな人でなければいけないので、感情の波は仕事場では出せません。ほんわかにこにこ、でもてきぱききびきび。がっつり頼れるけどふわっと柔らかい、そういうのが理想。Undergradの学生はもちろん、GAの皆や同僚にも、最近どう?とこまめに声をかけたりね。

そんな自分の変化が結構面白かったりします。
学生は相変わらず泣きながらこの世の終わりみたいな顔して私のオフィスに来たりするけれど、
部屋を出て行くときには笑顔で“またねSy、ありがと!”と出ていくから今のところいいのかな?
こんなことに半日費やした今日ですが、こういう努力はきっと無駄ではない、と思うのです。
でも結構このところ、こういう風に時間を取られることが多いな(苦笑)。
一日ずつ、丁寧にこなしていこう。まだまだ頑張らないといかんなー。


…なんて思っているときに、
タイミング良く、夕飯行くぞ!と声をかけてくれるDanおじいちゃんに感謝。
今日も例によって二人で食べ放題でがっつり食べてまいりました(笑)。いい息抜きになった。
私も色んな人に支えられて頑張ってます。世の中持ちつ持たれつとは良く言ったもんだ。
[PR]

  by supersy | 2011-01-28 21:00 | Athletic Training | Comments(0)

<< 十人十色。同じ怪我でも皆違う。 “死体”ではなく“献体”。 >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE

AX