Anatomy of the Moving Body & 最近見たDVD。
木曜日には読み終わってしまった本がありました。これが、Anatomy of the Moving Body
(↓ 私が所有しているのは第一版なので、表紙が異なりますが)です。
ちょっと説明量の割りに絵が少ないのでは?というのと、イラストが下書きみたいなちょっと
雑なものだったので、これくらいなら自分で描いたほうがいいや、という2点が気になりました。
Visual Learnerの人にはちょっと不向きかもですね。
内容は完全にAnatomyのintroなので、初めてHuman Anatomyを学ぶ人向けです。
初心者向けと考えれば、かなり細かく、分かりやすくシンプルなtermで説明されていて、
読みやすいと思います。あと、個人的には筆者が繰り返し使う、Suspensory Systemというコンセプトが斬新で面白かったです。人間って二歩足で立つことを選んだときから、全てのものが重力に対して“吊るされている”状態になってるんですよね。言われてみれば当たり前だけど、そういう風に考えたことが無かった。Hyoid(舌骨)やLarynx(喉頭)は頭蓋骨から“吊るされている”し、Scapula(肩甲骨)も例外ではありません。頭蓋骨と頚椎から“吊るされ”て、rib(肋骨)の上にふわっと乗っかっている感じ。もちろんLower TrapもSAもくっついてるわけだから、実際はそんなにシンプルでもないんですが、とにかくその“吊るされてるんじゃー”という見方をして全身を見渡したら、ぽこぽこと見えなかったものが見えて、またちょっと面白くなりました。
何でHip boneのことをInnominate bones(↑)というのかずっと非常に不思議だったのですが、
(inominate = nameless、直訳して無名骨。無名骨という名前があるのに無名って)
実は、このinnominateというのは、多くの解剖用語がその形状から見たまんま、それぞれギリシャ語かラテン語で名前を付けられてきたのに対して(ex. pisiform = pea-shaped, lunate = crescent-shaped, trapezium = four-sided table, rectus = straight, scapula = spade, tibia = pipe etc)Hip boneの形は非常にユニークで似た形が無く、例えるのに困ったところからきているそうです。
そんなわけで内容は知っていることがほとんどでしたが、
よく読んでみると新たな発見も色々とあり、おお、と驚くことも多々ありました。
さーて、次は何を読もうかなぁー。
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この一週間、忙しいと言ってはいたものの、
なるべく家に帰ったらゆっくりしたくて、相方と映画を色々と見ていました。
ポニョはDVDの発売を今か今かと楽しみにしてたんですが、日本に遅れること8ヶ月、
アメリカでもようやく3/2に発売になりました。やったー。
以前たまたま日本に帰国していたときにちょうど公開前の時期で、
ラッキーにも試写会に行けたので見たことはあったんですが、
ジブリの映画はやっぱり2回3回見ても楽しいですもん。
半魚人のポニョ可愛い。
UP(邦題:カールおじさんと空飛ぶ家)は、2009年のPixer映画で、
アカデミー賞、アニー賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞の様々な賞を受賞。
モンスターズインクを製作したDirector・Pete Docter氏が作っているだけあって、
画面上常に非常にカラフル、うきうきなお楽しみがそこら中に散りばめられている、
でも皆それぞれ色んな過去があり、どこか物哀しい雰囲気もある、とてもいい映画でした。
主人公のカールおじさんとラッセルという少年が、ひょんなことから一緒に、カールおじさんの長年の夢であるSouth Americaの秘境に旅していく、というストーリーなのですが、
DVDのBonus Featureには、製作スタッフが実際にサウスアメリカまで飛んだ様子が収録されていたんです。サウスアメリカ奥地は、その多くがまだ未知の世界であり、そこに生きる動物や植物もまだ謎だらけ、という、文字通り“秘境”です。地球最古の地層が隆起して、テーブルマウンテンが連なっており、生き物は皆、独自の進化を遂げています。
映画館に行く機会がひょんとなくて、
最後に映画館で見に行った映画と言えばHangoverという私ですが(苦笑)、
Avatarとかも見に行きたいんですよね。もう相当時代遅れですけど、それでも。
by supersy | 2010-03-07 22:30 | Athletic Training