2月になりまして。

前回の更新からまた少したってしまいました。
in-seasonの水泳、相も変わらず、忙しいです。
冬休み中に2-a-daysがあった話は書いたかと思いますが、
シーズン終盤&学期中の現在も変わらず週に3日は朝・午後の二部練が続いています。
それからoff-seasonのバレーボールも春学期に入ってからindividuals(グループ別練習)をしており、一日に複数の練習をカバーする毎日に戻ってます。まるで高校勤務していた日々のよう。

正直、水泳のチームでこれだけの怪我があるとは思ってもみませんでした。
肩や腰は多いかな、と程度に予測していたけれど、膝や足首も結構多いですし、
こないだは選手が自宅で頭を打ち、脳震盪を起こして意識を失うというとんでもないことまで…。
そんなにてんてこ舞いにしてくれなくても、いいのよ。

あんまり愚痴を言いたくもないのですが、
私と同様の立場のAssistant Athletic Trainerは私を含め5人いて、
私…Volleyball, Swimming & Diving
M…Men's Soccer, Tennis
R…Women's Soccer, Softball
C…Track & Field
L…Women's Basketball
というスポーツ配分になっています。
皆がそれぞれ2人ずつ学生トレーナーを振り分けられているのに対し、
何故か私だけゼロ。45人のathletesに対して一人のATで進んできているわけで。
しかも唯一、“シーズンが重なっている”ふたつのスポーツ担当なので、
8月頭のvolleyballのpre-season 3-a-days以来ここまで、
まとまった休みが無く常にインシーズン状態です。

つまり何が言いたいかというと。
ちょっとさすがに疲れてきたぞ。

私の担当スポーツコーチは、どちらも良い人なのですが要求される仕事のレベルが高く、
ちょっと上手くいかないことがあると怒鳴られたりもするので、気が抜けないんです。
インシーズンの緊張感にずっとさらされているのも、ちょっと精神的にも限界が…。
水泳のシーズンの後、ちょっと頼んで休みをもらおうか真剣に悩んでいます。
休むならそのタイミングしかないんですよね。
バレーボールもoff-seasonとはいえ、3月からは本格的にチーム練が始まるし、
3月下旬からあっちこっちトーナメントに飛び回ったりもするらしく…。

うぅぅむむ、でもなぁぁぁぁ。こういうとき、「休みが欲しいんですけど」と言うことに
罪悪感を感じてしまう日本人気質が出てくるのは、損なのかも知れません(苦笑)

ま。いいや。
それは追々考えていくことにします。
とりあえず、あと2週間で、Swimming Conference @ Knoxville, Tennesseeです!
2/18-20という3日がかりの長い大会なので、皆が素晴らしいシーズンの締めくくりができるよう、出来る限りのことをしていきたいと思います。明るく過ごしても暗く過ごしても、2週間は2週間ですもの。自分自身も悔いの無いようにやっていかねば!

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さて、ここに書かない間に、実はCESの資格を取得していました。
CESとはCorrective Exercise Specialistの略。
つまり、どういった運動療法を用いて体を怪我が起きる前にそれを予防して修正していけるか、
みたいなところに焦点を合わせたものです。
PESと同様にNASMが認定している資格で、印象としては、そうですねー、
PESをベースのコンセプトとして踏まえて、そこから一歩踏み込んで、
じゃあ実際にどうしていけばいいのか、という現場の応用編を取り入れた感じかな?

CSCSを先に取ってから、と思っていたのですが、
CSCSは指定されたテスティングセンターに赴いて受験しなければいけないので、
色々自分のスケジュールに合うようにと調べてみたら、一番早くても受けられるのが一ヶ月先。
もう必要な勉強は終えてしまったので、何回も何回もreviewしててもつまらない、
ということで、CESをじゃあ先にやっちゃおうか、と思い立ったのが一週間ほど前。
(CESはPES同様、自宅のコンピューターで勉強から受験まで全てできるので、
こういう仕事をしている私には非常に自分のペースでやりやすいんです)
始めてみたら、PESほど濃厚でがっつり重たい内容ではなく、
混乱することも疑問を抱くこともなく、ふんふん、とすんなり頭に入ってくる感じ。
PESでは“ええ、これ聞いたこと無い、ちょっと調べなきゃ…”と脱線することも多くありましたが、
今回はそれほど目新しい情報はなく、サクサク進んでなんと3日で資格取得に至ってしまいました。適当に飛ばしたとかいうことはなく、これでも慎重に読み進めたつもりです。
いやいや、あっという間!
PESは3ヶ月で、こっちは3日!!

個人的な意見ですが、どっちか取ろう、と考えている方にはPESをお勧めします。
どっちも取ろう、と考えている方には、PESを先に取られることをお勧めします。
CESのコンセプトの多くはPESのそれを発展させたものだからです。

b0112009_1124466.jpg勉強するものがとりあえずなくなってしまってつまらないので、
最近は専ら、“以前購入したものの、読んでいなかった”本たちを読み進めています。今読んでいる本がこれ(←)。

本の内容は、Osteo/arthrokinematicsとでも言うんでしょうかね。
JuniorかSeniorのときに買ったやつなんですけど、あのときに読んでたら相当面白かっただろうなぁー。当時はとりあえずベーシックな解剖学は頭に叩き込み、一通りの筋肉や骨を勉強し終え、頭の中で少しずつそれらを動かせるようになってた頃だったので。個々の関節について細かい記述がしてあるので、今更新しい発見をして吃驚したりもしています。

例えば(↓)、Sacrumは直立しているのではなく、oblique方向に角度がついているため、上半身からかかってきた重さはここでtwo perpendicular forcesに分かれる、とか…。ひとつはSacrumと平行するように走っていき(図右の細いナナメ矢印)、もうひとつはL5を前方にスライドするチカラ(左側の細いナナメ矢印)となって各骨に影響を与えるんだそうです。つまり、L5はSacral baseに大してrest(座って休んでいる状態)しているのではなく、前方に動きそうになるところを“こらえている”という表現のほうが正しいんですね。こういったtendencyが発生している箇所は、ちょっとしたことで力の均衡状態が壊れやすく、怪我につながりやすいスポットともなり得ます。うぅむ、面白い。
b0112009_11184216.jpg

それから、DiscのAnnulus fibrosusの構造も今回多分初めて突っ込んで考えてみたのですけれど、これは幾重にもなる層構造になっていて、それぞれの層がalternating directionsにナナメにorientedされているのだそうです(↓)。なので、必然的に、axial loadだけでなく、vertebraeのrotationによってもcompression forceが生まれてしまう。こういうcompression forceがディスク全体にかかったときに、中心部のnucleusは圧迫され左右に逃げようとするので、これらもfiber部分をdistortionする原因になります。
b0112009_11451465.jpg
タテヨコのforceと前後のforce、両方がfibroususにかかることになり、
これが積み重なるとそりゃぁ、disc damageも起こっちゃうわけですよね。

知識で言ったらPES/CESの手前というべきものなんでしょうが、
知らないことはまだまだ沢山あります。実に面白い!
こういう地味な知識を拾い上げる作業は嫌いじゃありませぬ。人体ってほんとよく出来てる。
学校にもう通っていない分、新しい知識を得ることは困難になるだろうと覚悟していたのですが、
意外にも上手く、そして楽しくやれています。この調子で行きたいです!
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  by supersy | 2010-02-02 20:30 | Athletic Training | Comments(2)

Commented by かや at 2010-02-03 21:53 x
L5を前方に押し出す力がSaclumを前方に回転させようとする力になり,それを止めるのが仙棘靱帯や仙結節靱帯など。強い力がかかるので坐骨棘がでかくなる・・・なんて何年か前に授業で言ってたのを思い出しました。 でも基礎解剖でこんな話するのって,マニアックすぎたかなぁ!?

仕事もホントに大切だけど,Syの体調はもっと大切だからね!! あまり無理をしすぎないようにね。
Commented by さゆり at 2010-02-24 06:32 x
ははは、いやいや、解剖学はマニアックな先生から学ぶのが一番だと思います。うちの大学院の先生もとてもマニアックで楽しかったですもん。賀屋先生の授業受けてみたいです!

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