The Concept of “Econcentric”

さて、もしかしたら長い学生生活で最後かも知れないMid-termも終わり、
現在UF Spring Breakということで、半ば無理矢理仕事の休みも少しもらって、
例によってTampaの慶太郎氏のところへ遊びに来ています。

昨日帰ってしまわれましたが同じ時期にNCからこっちに来ていたYuya氏、
それから現在慶太郎氏と同居中のTaka氏も加わって、一緒にわいわい毎日楽しんでいます。
ああ現実逃避。

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さて、楽しいTampa小旅行記はまたの機会に書くとして、
ちょっと今学期習った中で面白いと思ったコンセプトを少しご紹介したいと思います。
Econcentricというオハナシです。

ATの皆様には基本中の基本になりますが、筋収縮にはいくつかの種類があります。
  1. concentric contraction(短縮性/求心性収縮)
  2. eccentric contraction(伸張性/遠心性収縮)
  3. isometric contraction(等尺性収縮)

筋肉が収縮を起こすことによって体にmovementが生まれ、私たちが動くことが出来る、というのは皆さん用意に想像がつくと思います。しかし、普段何気なくやっている日常の動作でも、複雑な筋収縮が同時にカラダのあちこちで起こっているからこそ実現出来るものなんですね。すごいんです、ニンゲンのカラダって。
b0112009_2205510.jpgまずは、Concentirc contraction
(←)Biceps Brachii(上腕二頭筋)とTriceps Brachii(上腕三等筋)を例に使ってみたいと思います。左の図で、二つ並んでいる筋肉のうち、左側にあるのがBiceps(所謂力こぶを作る筋肉)、右側がTriceps(所謂二の腕、と呼ばれている部分)になります。

さて、ここで、5kgのダンベルを手に持っているとしましょう。ダンベルを持ち上げる、つまり、肘を曲げていくという動きの中で、BicepsはConcentric contractionを起こします。図で言うと、②の図から①の図へ移行していく感じです。これは、日本語で短縮性という名前がついている通り、そして絵で見ても明らかな通り、Bicepsが収縮を起こしながら筋肉全体の長さが短くなっている、という特徴があるのです。
 Concentric = contraction while shortening
 筋肉が短くなりながら収縮を起こす。
これが、Concentric contractionです。
まぁ、これはいわゆる皆さんが筋収縮、と言われて思い浮かぶモノだと思うので、すんなり理解できるかと思います。少しトリッキーになってくるのはここからです。

次は、Eccentric contraction
これはconcentricとは逆に、筋肉が長くなりながら収縮を起こしている、という状態です。え、収縮って短くなるんじゃないの?どういうこと?と思うかも知れませんが(少なくとも私は初めて習ったときにそう思ったのですが)、“収縮”って、縮むという字こそ入っていますけれど、何も短くなるとは限らないんですね。これって、contraction=収縮、と理解するから混乱するんであって、contraction=筋肉が緊張している状態、という風に解釈したほうが、後の辻褄が合うんじゃないかと思います。どうでしょう。

さて、ダンベルを上げるところまで来ました。今度は頭の中でそれをゆっくり下ろしていって下さい。
図で言うと、①→②ですよね。Bicepsは元の長さに戻るので、長くなっていきます。
このとき、Bicepsはリラックスしていますか?
ゆっくり下ろしていたら、してませんよね。実際にもう片方の手で力こぶを触って頂けたら、筋肉が緊張状態にあるのが感じられると思います。これは、Bicepsが完全にリラックスしてしまったら、ダンベルの重さと重力とで、肘ががくーんとすごい勢いで伸びてしまって、怪我を起こしたりする可能性もあることから、少しずつ少しずつ長くなっていくことでカラダのその他の部分に負担がかからないよう、下ろすスピードを調節しているのです。
 Eccentric = contraction while lengthening
 筋肉が長くなりながら収縮を起こす。
これが、Eccentric contractionです。

Concentricは生み出すmovementそのものに対してぐーんと加速をつけるからaccelerator、
Eccentricは逆にmovementを減速するという役目があるからdeccelerator、
という風にも言われます。これは後でちょっと大事になってくるコンセプトです。
さて、それじゃあIsometricとは?
b0112009_32624.jpg
↑上の図を見てください。50kgの重りを持ち上げようとしているとします。50kgってば重いです。朝青龍ぐらいでもないと持ち上げられないと思います(慶太郎談)。少なくとも私では無理なので、ふぬっ、とチカラを入れてみてもびくともしません。筋肉は収縮を起こしていますが、筋肉が生み出す力よりも重りのほうが勝っているので、一切movementが生まれず、重りも動かなければ、結果、筋肉の長さも変化がありません
 Isometric = contraction with no change in length
 筋肉の長さに変化の無い収縮。
これが、Isometric contractionです。

さて、これが筋肉が起こしえる3つの異なる筋収縮のタイプです。
しかし、カラダの生み出すmovementはこれだけで説明できるほど単純なものではありません。
この3種類が、全身で同時にバラバラに、しかし絶妙な加減とタイミングで起こることで、
ニンゲンの複雑な動きを可能にしているのです。
ここからもっと突っ込んだ話になっていきますが、
とりあえず長くなってしまったので、今回はここまで!
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  by supersy | 2009-03-09 14:00 | Athletic Training | Comments(3)

Commented by かける at 2009-03-10 04:57 x
次回が楽しみです笑
Commented by カツ at 2009-03-10 05:32 x
あり?いつの間にタンパへ。。。
3月21日だと思ってたけど間違ってた?
Commented by さゆり at 2009-03-14 13:29 x
>かけるくん
ごめん、終わらなかった…。
次回ご期待下さい。

>カツさん
いや、合ってますよー。
今回は突発的に行ってきちゃいました。
来週末は一緒に行きましょう。

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